トヨタ×道セレクション
沖縄県本部町
北は北海道、南は沖縄まで、全国の道で行われるモータースポーツ、トヨタのラリーチャレンジ。
それぞれの開催地には独自の風土と文化が息づきまだ知られていない魅力がたくさん眠っている。
その舞台のひとつである沖縄県本部町は美ら海を望む豊かな自然に抱かれた地であり琉球の歴史と海人の文化が、
古くから連綿と続いている。潮風がやさしく吹き抜ける海辺の町で過ごす、忘れられない時間を。
那覇市から車で約2時間、沖縄本島北部に位置する本部町。水族館を有する海洋博公園を中心に、観光文化の町として発展を続けており、沖縄本島で唯一のカツオ漁の町としても知られている。人口約1万2900人(2025年4月現在)、面積54.3㎢。
フクギの緑道を抜けた先に広がる、
熱帯魚が彩る透明な海。
備瀬崎海岸
本部町の北にある備瀬の集落。そこを貫く並木道には、温暖な場所にのみ生息する植物・フクギが約1kmにわたって連なり、「備瀬のフクギ並木」として町の一大観光スポットになっている。そんな緑のトンネルをくぐり抜けた先に広がるのが、備瀬崎海岸。遠浅の海はどこまでも透明で、青く、熱帯魚やサンゴがすぐそこに見える。潮の匂いと葉が擦れる音、ふたつが混ざり合う場所で、沖縄らしい時間の流れを味わってほしい。
木漏れ日が気持ちいい1kmの並木は、
レンタサイクルで散策する人も多い。
透き通る遠浅の海は、カヌーやスキューバーダイビングの
スポットとしても知られる。
備瀬崎海岸
住所:沖縄県国頭郡本部町備瀬639-21
世界の名店を渡り歩いたシェフが、
備瀬の集落で描く一皿。
PAUL
沖縄広しといえど、世界の名だたる厨房で修行したシェフの店は多くない。「PAUL」は、その数少ない一軒だ。シェフの松岡寿行さんは、フランスやスペインをはじめとした、世界中の食通が集まるレストランで研鑽を重ねたのち、2023年に同店をオープン。沖縄の郷土食材を、ヨーロッパで培った技法で丁寧な一皿へと昇華していく。小さな空間で、この土地でしか出会えない一皿と向き合う…。その時間は、一際輝く旅のハイライトになってくれるはず。完全予約制。
沖縄の食材を使用したイノベーティブな料理たちは、
口に入れる度に驚きを与えてくれる。
那覇市から車で2時間かかる場所でありながら、
ここを目指して多くの食通がやってくる。
PAUL
住所:沖縄県国頭郡本部町備瀬372
電話:090-7198-7931
時間:18:30–21:30(火曜定休)
https://8131paul.com
実際に見て、触れた生き物を、
鮮やかに染め上げる。
紅型工房べにきち
本部半島から瀬底大橋を渡った先に浮かぶ、周囲約8kmの瀬底島。真っ白なビーチで知られる小さな島の集落に工房を構えるのが「紅型工房べにきち」だ。紅型とは、染料ではなく顔料を主に使って手作業で染める、沖縄伝統の技法。作家の吉田誠子さんは、沖縄で紅型を学びながら素潜りにものめり込み、その眼で見た海の世界をそのまま作品に落とし込んでいる。彼女が描く動植物はなんとも愛らしく、今にも動き出しそうな躍動感をまとう。
店舗横に構える工房で、何度も色を重ねていく吉田さん。
週に一度オープンする店舗には、
原画をはじめ、ポスターやバッグなどのグッズが並ぶ。
昔ながらの工法で建てられた木造赤瓦の店舗。
紅型工房べにきち
住所:沖縄県国頭郡本部町瀬底94
電話:0980-47-4451
時間:11:00–17:00(金曜日のみ営業)
benikichi.com
沖縄の多様な海の生態系を見学。
国営沖縄記念公園(海洋博公園) 沖縄美ら海水族館
巨大な水槽の向こうを、ジンベエザメがゆっくりと横切っていく。その大きさに息を呑む間もなく、脇をナンヨウマンタが滑るように泳ぎ抜けていく。その隙間を埋めるように、大小さまざまな回遊魚が群れをなす。海洋博公園の中核をなす「沖縄美ら海水族館」の目玉は、そんな世界最大級の大きさを誇る水槽「黒潮の海」だ。ほかにも、サンゴの海や水深200m以深の世界を再現した水槽など、ここは沖縄の海が持つ本当の豊かさを、改めて感じさせてくれる。
巨大水槽は横からだけでなく、下からも上からも
見られるよう設計されている。
沖縄美ら海水族館
住所:沖縄県国頭郡本部町石川424
電話:0980-48-3748
時間:8:30 – 18:30(入館締切17:30)
churaumi.okinawa
「そばの町」の至極の一杯を、
やんばるの森の中で味わう。
伊豆味そば
本部町を東西に貫く県道84号線は、そば屋の多さから「そば街道」と呼ばれるようになり、町は2010年、正式に「そばの町もとぶ」を宣言。現在、本部町では、沖縄そばを出す店が60軒以上あるという。その中心地区の名を店名に掲げるのが「伊豆味そば」。赤い瓦屋根の古民家で提供される沖縄そばは、鰹の香気が立ちのぼる澄んだスープに、コシの強い自家製麺をあわせ、見事な一杯に仕上がっている。わざわざ訪れる価値がある一軒だ。
三枚肉や、沖縄そばのお供である
ジューシー(炊き込みご飯)も抜かりなし。
伊豆味そば
住所:沖縄県国頭郡本部町伊豆味1480
電話:0980-47-7847
時間:11:00–(完売次第終了)
立ち寄りたい
MORIZO桜
本部町は桜の名所としても知られ、日本いち早い桜まつりが開催される場所。2026年3月には、ラリーチャレンジに出場したMORIZO選手(トヨタ自動車会長・豊田章男)が、この地にリュウキュウカンヒザクラを1本植樹しました。ラリーを通じて地域とつながるMORIZO選手の想いが込められた桜は、八重岳の麓にあります。ぜひやんばるの大自然とともに、その姿を眺めに、訪れてみてください。
八重岳桜の森公園
住所:沖縄県国頭郡本部町並里921
電話:0980-47-6688