トヨタ自動車は創業者の豊田喜一郎が周囲の反対を押しきり、1937年に当時の豊田自動織機から独立したベンチャービジネスでした。その後、総合産業である自動車の『材料』、『工作機械』、『部品』などの各分野がそれぞれ独立し、現在のトヨタグループを構成することになりました。まさにトヨタ自身がコーポレートベンチャーの歴史を歩んでいるのです。
さらにこれまで、住宅、金融、IT、マリン、バイオ・緑化といったクルマ以外の分野にも進出してきました。また、ベンチャーファンドの設立を通して、創造性と起業家精神にあふれる企業風土の醸成に努めるとともに、社外にも広く事業の芽を求め、これらの事業に続く新たな事業の開発をすすめています。