クルマをつくる工場を見てみよう

1台のクルマは、小さなネジまで数えると約3万個の部品からできています。
それらの部品はトヨタの工場だけでなく、部品をつくる会社でもつくられています。
1台のクルマをつくるために、たくさんの会社の人が関わっています。

必要なものを必要なだけつくる

トヨタでは徹底(てってい)的にムダをなくして、品質のよいクルマを短い時間で、より安い値段でお客様にお届けできるようにしています。

そのため、「必要なものを必要なときに、必要なだけつくる=ジャスト・イン・タイム」「ラインを止めてでも品質を優先する」という考えかたでクルマづくりを行なっています。

  1. プレス

    プレスは、長い鉄の板を切って、圧力をかけ、
    車体やドアなどクルマを構成する部品をつくる工程です。

    車体に使われる鉄板は、製鉄会社よりロール状にまかれて運ばれてきます。
    鉄板を切り取り、プレス機で曲げたりしてドア・ボンネット・クルマの天井などの部品をつくります。
  2. 溶接(ようせつ)

    電気を流すことで発生する熱を利用して鉄板と鉄板をくっつけていきます。
    プレス工程でつくられた、さまざまな部品をつなぎ合わせて、クルマの形にしていきます。

    プレスしてつくられた部品を、ロボットを使って、電気やレーザー光線の熱でとかしてつなぎ合わせ、クルマの形をつくります。
    工場で働くロボットは、同じ動作をくり返す作業のほかにも、とそうをしたり、大きな部品や重い部品を取り付けるために働いています。
  3. 塗装(とそう)

    ようせつされた車体を洗浄(せんじょう)し、自動でとそうを行います。
    クルマをきれいに仕上げるために、何度もとりょうをぬっていきます。

    環境にやさしい水性とりょうを使用します。
    ほこりや油などのよごれをきれいに洗ってから「下ぬり」「中ぬり」「上ぬり」、そして美しいツヤを出すための「クリア」4回ぬり重ねてとそうをします。
  4. 組み立て

    とそうした車体にさまざまな部品を取り付けていきます。
    組み立て工場では一定の速度で動くコンベアの上に車体をのせて
    多くの作業者の手によって、お客様の注文に合わせて部品を正確に取り付けていきます。

    部品工場でつくられた部品を作業者は、お客様の注文によって異なる部品の種類などが書かれた指示ビラを確認しながら、まちがいないように流れ作業で取り付けていきます。

    メーターやエアコン、オーディオ、電気の配線などクルマの中に部品を取り付けたあと、エンジンなどの大きな部品を下側から取り付けます。
    重くて大きなエンジンなどは、ロボットの助けを借りながら取り付けます。
    最後にシート、ハンドル、ドアなどの部品を取り付けます。
  5. 検査(けんさ)

    部品の取り付けが終わったら、1台のクルマで約1,500~2,000項目(こうもく)ものきびしい検査を行います。
    すべての項目に合格したクルマだけをお客様にお届けします。

    走行テストでは、ドラムとよばれるつつの上でクルマを走らせて、エンジン・メーター類・ブレーキなどの検査を行います。
    また、大量の水をクルマにかける水もれテストや、ドアの開け閉めの検査なども行います。
  6. 輸送(ゆそう)

    すべての検査に合格したクルマは、キャリアカーや専用の船を使って大切に運びます。

    完成したクルマは、工場からキャリアカーにのせて販売店や港に運びます。
    その後、ご注文いただいたお客様のもとへ届けられます。
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