「自操式車両」は主に3タイプあり、困難が生じる運転操作を他の部位でも行えるよう、運転補助装置が装備されています。

  • 上半身で操作できる車両
    上半身で操作できる車両
    ブレーキ、アクセル、ウインカーなどが手だけで操作できます。
    足での操作が困難な方に。
  • 上半身と左足で操作できる車両
    上半身と左足で操作できる車両
    運転姿勢を正しく保ったまま、左足でアクセルの操作ができます。
    右足での操作が困難な方に。
  • 下半身で操作できる車両
    下半身で操作できる車両
    アクセル、ブレーキからハンドル操作まで、足だけで操作できます。
    両腕での操作が困難な方に。


運転補助装置やそれを取り付けるベースとなる車両は、お身体の状態に合わせた選定・改造が必要です。
運転免許の条件により取り付ける装置が異なるため、それに適応した車両を選ぶ必要があります。条件がついていなくても車両の改造が可能です。
装置の取り付けについては、各自動車メーカーの販売店または専門の架装メーカーでご相談ください。

上半身で操作できる車両

上半身での運転を可能にする運転補助装置をご紹介します。

こんな方に

  • 足でアクセルとブレーキを直接操作することが困難な方
  • アクセル・ブレーキのペダルの踏みかえ操作が困難な方

両腕の操作で完結する「手動装置」

ハンドルに旋回装置を付けることで、右手だけでの操作が容易にできます。左手はアクセルとブレーキを担う操作レバーを操縦します。前に倒すとブレーキ、手前に引くとアクセルが作動。ウインカーやホーンスイッチも操作レバーについています。


その他にも、お身体の状態に応じて適切な運転補助装置がたくさんあります。
運転補助装置を専門に販売している架装メーカーもありますので、一例をご紹介します。

上半身と左足で操作できる車両

上半身と左足での運転を可能にする運転補助装置をご紹介します。

こんな方に

  • 右足でアクセルとブレーキを直接操作することが困難な方
  • 右足でアクセル・ブレーキのペダルの踏み替え操作が困難な方

左足でアクセル操作ができる「左アクセル」

運転姿勢を正しく保ったまま、左足でアクセル・ブレーキの操作ができます。
右のアクセルペダルは操作時は操作できないようにします。(左に増設したペダルとリンクしており、右アクセルの前にガードするペダルが設置した状態になります。)


その他にも、お身体の状態に応じて適切な運転補助装置がたくさんあります。
運転補助装置を専門に販売している架装メーカーもありますので、一例をご紹介します。

下半身で操作できる車両

足のみでの運転を可能にする運転補助装置をご紹介します。

こんな方に

  • 両腕が不自由な方

両脚の操作で完結する「足動装置」

運転席の足元左側に増設されたハンドルペダルに左足を固定し、自転車のペダルのように回すことで、ハンドル操作ができます。