トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)のコネクティッド分野の戦略事業体である「トヨタコネクティッド(株)」は、欧州市場でのモビリティサービスニーズの高まりを受け、「TOYOTA Connected Europe, Limited」(以下、TCEU)を設立しました。ITの人材が豊富な英国ロンドンを拠点として、欧州のお客様にカーシェアなどのモビリティサービスに必要なプラットフォームの提供、ビッグデータの解析・活用を行っていきます。

新会社は、2016年に米国に設立された「TOYOTA Connected North America(以下、TCNA)」と協力し、車両管理やリースプログラムなど、モビリティサービスのための様々な機能を包括的に備えるトヨタのモビリティサービスプラットフォーム(MSPF)*1の開発強化を図ります。また、車両から上がってくる大量のデータを安全に収集、解析するトヨタ・ビッグ・データ・センター(TBDC)の欧州での運営を管理するとともに、欧州一般データ保護規則(GDPR)*2を含む、情報セキュリティの対策に取り組んでまいります。

新会社の設立にあたり、トヨタの副社長で「コネクティッドカンパニー」プレジデントの友山茂樹は、「TCEUはトヨタが進めるMSPFを用いたコネクティッド戦略を推進していく上で、欧州地域における重要な戦略的ビジネスユニットです。トヨタが持つ最先端のデータ解析技術も活用して、欧州のお客様に多様でより豊かなモビリティライフを提供していきます」と語りました。

会社名 TOYOTA Connected Europe, Limited(トヨタコネクティッドヨーロッパ)
事業内容 モビリティサービス事業、ビッグデータセンターの運用、ビッグデータ事業、データセキュリティ領域の研究開発
設立時期 2018年3月
所在地 英国 ロンドン
会長 Zack Hicks(ザック・ヒックス)
代表者 Agustin Martin(アグスティン・マーチン)社長兼CEO
社員数 約35~50名規模(2018年度の計画)
資本金 約7.0億円(4.5百万ポンド)
大株主及び持株比率 トヨタコネクティッド(株) 100%
*1 MSPFの詳細はこちら
*2
欧州一般データ保護規則(General Data Protection Regulation : GDPR)
欧州域内の個人データ取扱いを統一的に規定する法として、2018年5月より施行予定。現在適用されている「欧州データ保護指令(Directive 95/46/EC)」に基づく各国法と比較し、個人データの保護、データ主体の権利、監督機関の権限等を一層強化。

以上

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