トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、ヴィッツをフルモデルチェンジし、全国のネッツ店を通じて、2月1日より発売した。
- ヴィッツ F(1.0L・2WD)<オプション装着車>
1999年に誕生し、コンパクト市場拡大のきっかけとなった初代ヴィッツは、扱いやすいサイズの中に、大人4人が快適に過ごせる室内空間と優れた基本性能を兼ね備え、コンパクトクラスのスタンダードを提案したクルマとして好評を博してきた。
2代目となる新型ヴィッツは、選んだことに誇りを持てるコンパクトカーを目指し、「MY PROUD COMPACT」を開発テーマに、走行・安全性能といった基本性能はもとより、居住性・機能性・品質に至るまで、あらゆる面で徹底的に向上を図り、これまでのコンパクトカーより一段階上の水準を追求した。
新開発のプラットフォームと優れたパッケージによる広い室内空間、軽快で安定感のある走り、先進的で上質なインテリア、クラス*1トップレベルの高い安全・環境性能などを実現した新型ヴィッツは、使うたびに高いクオリティを感じることができるコンパクトカーとして、次世代のスタンダードを提案している。
なお、昨年5月にスタートした新しいネッツ店は、「21世紀チャネル」をテーマに新たなチャネル作りにチャレンジしており、この新型ヴィッツを皮切りに、主要な取り扱い車種には、ネッツ(Netz)の「N」をモチーフにしたオリジナルのシンボルマークを設定し、個性的な流通ブランドとしての独自性を打ち出していく。
主な特長
- スポーティで存在感のあるエクステリアと先進的で上質なインテリア
- トヨタデザインのフィロソフィ「VIBRANT CLARITY(活き活き・明快)」に基づき、エクステリアは力強い塊感とはつらつとした躍動感、インテリアはドアを開けた瞬間に感じる先進性とシンプルな上質さを演出
- コンパクトな外形ながらも優れたパッケージによる、ゆとりの室内空間
- 新開発プラットフォームによって可能となった優れたパッケージにより、広い室内空間と高い積載性を両立
- 多彩なシートアレンジと様々な収納スペースにより、ユーティリティを向上
- 軽快で安定感のある走りを実現する、優れた走行性能
- 新開発のサスペンションとブレーキ、高いボディ剛性により、安定感のあるキビキビした走りとフラットな乗り心地を両立
- 新Super CVT-i*2を採用し、リニアな加速と滑らかな走行フィーリングを実現
- より厳しい衝突条件に対応した、高い安全性能
- トヨタで初めて、55km/hに速度を上げた、2トンクラスの車両との全方位カーツーカー衝突試験を行い、より厳しい衝突条件に対応したGOA*3を採用
- さらに、WIL*4コンセプトに基づき、従来より条件の厳しい50km/hで追突された場合でも、首への衝撃を緩和する、新しいシート構造を前席に採用するなど、クラストップレベルの安全性能を実現
- クラストップレベルの環境性能
- トヨタ独自の環境評価システム「Eco-VAS*5」を初めて活用し、生産からリサイクルまでのあらゆる面で環境負荷を低減
- 「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」ならびに「平成22年度燃費基準+5%」を2WD全車で達成
*1 | 同排気量クラスでの比較 |
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*2 |
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*3 |
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*4 |
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*5 |
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販売概要
-
- 販売店
- 全国のネッツ店
-
- 月販目標台数
- 10,000台
-
- 店頭発表会
- 2月5日(土)、2月5日(日)
生産工場
- トヨタ自動車(株)
- 高岡工場
- (株)豊田自動織機
- 長草工場
メーカー希望小売価格
(北海道、沖縄のみ価格が異なる。単位 : 円)
エンジン | 駆動 | トランスミッション | 価格* (消費税込み) |
|
---|---|---|---|---|
B | 1KR-FE (1.0L) |
2WD (FF) |
Super CVT-i | 1,050,000 |
F | 1,155,000 | |||
2SZ-FE (1.3L) |
1,218,000 | |||
U | 1,386,000 | |||
X | 1NZ-FE (1.5L) |
2WD (FF) |
1,407,000 | |
RS | 1,596,000 | |||
5速マニュアル | 1,596,000 | |||
F | 2NZ-FE (1.3L) |
4WD | Super ECT | 1,386,000 |
U | 1,554,000 |
- Super ECT
- スーパーインテリジェント4速オートマチック
* | 価格にはリサイクル料金は含まれない |
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車両概要
- スポーティで存在感のあるエクステリアと先進的で上質なインテリア
- 「POWERFUL SIMPLICITY」をテーマとしたエクステリア
- バンパー形状を一体化した構成を採用、フードからバンパーへと続く縦の大きなラインによる力強いフロントビュー
- フロントウインドウを傾斜させたモノフォルムシルエットと、サイドウインドウ下部の弓なりのラインによる、コンパクトボディでありながら躍動感あるサイドビュー
- 前傾したリヤ形状とワイドトレッドによる安定感のあるリヤビュー
- 「VIVID SIMPLICITY」をテーマとしたインテリア
- 縦型のセンタークラスターを採用し、インストルメントパネルの新しい形を創出。先進的な印象を与えるとともに、広い足元スペースの確保に寄与
- 天井からピラー、ドアアームレストへと流れるようにつながる明るい室内色のループ状の造形により、広い室内空間を強調
- 携帯したリモートコントロールキーを取り出すことなく、ドアの施錠・解錠ができ、ワンプッシュでエンジンがスタートするスマートエントリー&スタートシステム
- スイッチ操作によって、顔まわりの花粉を素早く減少させることができる、花粉除去モードつきオートエアコン(世界初*)
* | 2005年1月現在。トヨタ調べ |
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- コンパクトな外形ながらも優れたパッケージによる、ゆとりの室内空間
- 新開発プラットフォームによって可能となった、クラストップレベルの880mmの前後席間距離
- 6 : 4分割可倒式チルトダウン格納リヤシート[1.3F(2WD)・X・U(2WD)]、6 : 4分割可倒式ダブルフォールディングリヤシート[1.3F(4WD)・U(4WD)]、一体可倒式リヤシート[B・1.0F・RS]の採用により、使用シーンに合わせた様々なシートアレンジを実現
- 軽快で安定感のある走りを実現する、優れた走行性能
- 優れた操縦性・走行安定性とフラットな乗り心地を両立する新開発サスペンション
- コントロール性の良いブレーキフィーリングと優れた制動力を発揮する新開発ブレーキ
- ステアリング応答性と静粛性を両立する高剛性ボディ
- 高性能と低燃費を両立する1.0L・1.3L・1.5L VVT-i*エンジン
- 低燃費と静かで意のままの走りを実現するSuper CVT-i(2WD車)
- より滑らかな走りと低燃費を実現する新開発超小型トルクコンバーター[1.0L・1.3L]
- 停車時(Dレンジ)にクラッチを半開放して燃費を向上させるニュートラル制御
- “インテリジェントパッケージ”(2005年4月発売予定)には、新しい「トヨタ インテリジェント アイドリングストップシステム」を採用し、クラストップレベルの低燃費を実現
* |
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- より厳しい衝突条件に対応した、高い安全性能
- より進化した衝突安全ボディGOAと、衝撃を効果的に吸収するボディ構造
- 衝突安全性能の向上を目指し、トヨタで初めて、衝突試験速度を50km/hから5km/hアップした55km/hとし、衝突エネルギー量が約2割増加する厳しい条件で、全方位カーツーカー衝突試験を実施。フロントサイドメンバーやフロアクロスメンバーを効果的に配置して衝突時の衝撃を効果的に吸収するボディ構造を採用し、生存空間やダミーの傷害値においてトヨタ独自の目標をクリア
- 歩行者傷害軽減に配慮したボディ構造
- 2005年9月より適用される「歩行者頭部保護基準」をクリアするとともに頭部傷害軽減においてクラストップレベルの保護性能を追求
- WILコンセプトに基づく新しいシート
- THUMS*を用いた解析により、シート骨格の強度を高めるとともに、さらにシートバックへ沈みやすくすることによって、追突された場合の首への衝撃を緩和
* |
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- クラストップレベルの環境性能
- トヨタ独自の環境評価システム「Eco-VAS」を初めて活用し、効率的に環境負荷を低減
- 開発初期段階からリサイクルまでのあらゆる面で環境負荷物質の低減目標を設定し、各段階での環境影響をバランスよく減少
- LCA(ライフサイクルアセスメント)を実施し、走行段階だけでなく、生産から廃棄するまでの全段階で排出するCO2や大気汚染物質の総量を低減
- 2WD全車で国土交通省の低排出ガス車認定制度における「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」および「平成22年度燃費基準*+5%」を達成(グリーン税制による減税措置対象車)
* | 省エネ法に基づき定められている燃費目標基準 |
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ウェルキャブ(メーカー完成特装車)
- 高齢者や身体の不自由な方などが助手席に乗り降りしやすいように配慮した「助手席リフトアップシート車」と「助手席回転スライドシート車」を設定
- 足の不自由な方が手だけで運転できる手動運転補助装置の後付けに対応した「フレンドマチック取付用専用車」を設定
設定仕様
- 助手席リフトアップシート車“Aタイプ”/“Bタイプ”
- 助手席回転スライドシート車“Aタイプ”/“Bタイプ”
- フレンドマチック取付用専用車“タイプI”/“タイプII”
ウェルキャブメーカー希望小売価格
(北海道、沖縄のみ価格が異なる。単位 : 円)
ベースグレード | エンジン | 駆動 | トランスミッション | 価格*1 (消費税込み) |
|
---|---|---|---|---|---|
助手席リフト アップシート車 “Aタイプ”*2 |
F | 1KR-FE (1.0L) |
2WD (FF) |
Super CVT-i | 1,350,000 |
2SZ-FE (1.3L) |
2WD (FF) |
1,410,000 | |||
2NZ-FE (1.3L) |
4WD | Super ECT | 1,570,000 | ||
助手席回転 スライドシート車 “Aタイプ”*3 |
F | 1KR-FE (1.0L) |
2WD (FF) |
Super CVT-i | 1,228,500 |
2SZ-FE (1.3L) |
2WD (FF) |
1,291,500 | |||
2NZ-FE (1.3L) |
4WD | Super ECT | 1,459,500 | ||
フレンドマチック 取付用専用車 “タイプI”*4 |
F | 1KR-FE (1.0L) |
2WD (FF) |
Super CVT-i | 1,237,950 |
*1 | 価格にはリサイクル料金は含まれない |
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*2 | 消費税は“Aタイプ”“Bタイプ”とも非課税。“Bタイプ”は価格が異なる |
*3 | 消費税は“Aタイプ”は課税、“Bタイプ”は非課税。“Bタイプ”は価格が異なる |
*4 | “タイプI”は車両購入時に指定の運転補助装置を取り付けた場合のみ非課税 “タイプII”は非課税で価格が異なる |
以上
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