Challenge2 ライフサイクルCO2ゼロチャレンジ

基本的な考え方

気候変動によるさまざまなリスクを緩和するために、クルマが走行しているときに排出するCO2だけではなく、材料製造、部品製造・車両組み立て、メンテナンス、廃棄・リサイクルの各段階を含めて、CO2排出量ゼロを目指すのが「ライフサイクルCO2ゼロチャレンジ」です。電動車を構成する部品の中には、材料や部品製造時のCO2を増やしてしまうものがあります。これを、製造時のCO2排出量が少ない材料への置き換えや、使用量の低減などで抑えることができます。廃棄・リサイクル段階のCO2排出量については、リサイクル材などの使用拡大やクルマの解体を容易にする設計などでも削減が可能です。

トヨタは環境に配慮した設計への取り組みを今後さらに加速し、“もっといいクルマ”を追求していきます。

また、モビリティサービスの提供やエコドライブの普及活動を通じて、モビリティの効率的利用によるCO2削減を推進します。

これらの取り組みを通じて、SDGsの12.8(持続可能なライフスタイル)、13.1(CO2削減)の達成に貢献します。

関連するSDGs

製品開発における環境マネジメントの推進(Eco-VAS)

環境目標管理の着実な推進

クルマの環境影響を低減するために、開発段階より車両開発責任者の指示のもとで、ライフサイクルCO2やリサイクル性などの環境目標を設定し、達成を図るためのマネジメントシステムEco-VAS(Eco-Vehicle Assessment System)を導入しています。

このなかで、クルマのライフサイクル(材料製造、部品製造・車両組み立て、走行、メンテナンス、廃棄・リサイクル)すべての段階での環境への影響を評価するLCAを実施しています。

LCA(Life Cycle Assessment)
資源採取から廃棄・リサイクルまでの各段階で、クルマが環境に与える要因を定量化し、総合評価する手法。
「カローラスポーツHV」のLCA評価
2018年度の主な取り組み

新型車・モデルチェンジ車5車種(「センチュリー」「カローラスポーツ」「クラウン」、レクサス「ES」「UX」)、マイナーチェンジ車1車種(「プロボックス/サクシード」)についてLCAを実施

第三者認証機関テュフ ラインランド
トヨタが乗用車を対象に実施しているLCAの手法は、ドイツの第三者認証機関テュフ ラインランドによるISO14040/14044規格に基づく審査・認証を受けました。
第三者認証機関テュフ ラインランド

次世代車のライフサイクル環境取り組み

次世代車の中には走行時のCO2は減るものの、素材や車両製造でのCO2は増えてしまうものがあります。次世代車は特に、走行中だけでなく全ライフサイクルで環境負荷の低減をすることが重要と考えています。

Scope3への対応

Scope3は、自社および連結会社の企業活動によるCO2排出量(Scope1、2)だけではなく、調達する材料や部品、輸送、従業員の出張・通勤、お客様によるクルマの走行・メンテナンス、廃棄など、さまざまな段階でのCO2排出量を把握し、今後の低減につなげるために設けられた算定基準です。

Scope3で定められた15カテゴリーの排出量及び排出量比率(2018年度グローバル)

物流活動における輸送効率の追求とCO2排出量の低減

物流活動におけるCO2排出量を低減するため、トヨタ自動車(TMC)では、生産部品や完成車、さらに補給部品の輸送効率の改善に取り組んでいます。

2018年度、物流部門のCO2排出量は、国内向け物量増加などの影響もあり、28.9万トン(前年度比1.0%増)、仕事量(輸送量)当たりのCO2排出量は104.2g-CO2/トン・km(前年度と同じ)となりました。

グローバルでは、2013年度からグローバル目標ガイドラインを明示するとともに、各国・各地域では、このガイドラインをベースに目標を設定し、低減活動に取り組んでおり、2018年度のグローバルCO2排出量は220万トンとなりました。

TMC物流CO2排出量と仕事量(輸送量)当たりの物流CO2排出量の推移(国内)
2018年度の主な取り組み
  • 関連会社と協力し、九州ルートを見直し共同輸送を推進
  • ベトナムの事業体TMVが近隣にある他社工場と協力し、共同輸送を推進

トヨタの取り組みをもっと詳しく

環境報告書(PDF : 13MB)

トヨタの環境への取り組みについて年次報告書を発行しています。