プリウスPHVのライフサイクル環境取り組み
クルマの持つマイナス要因を限りなく“0にするチャレンジ”
走行時のCO2を21%削減。
「新車CO2ゼロチャレンジ」
次世代環境車の柱として開発されたプリウスPHVは、走行に必要な電気とガソリンによるCO2排出量を2012年モデル比で21%削減しました。再生可能エネルギー由来の電力で充電すると、77%の削減ポテンシャルがあります。
ライフサイクル全体でCO2を5%削減。
「ライフサイクルCO2ゼロチャレンジ」
走行時だけでなく、製造から廃棄・リサイクルまで考えたクルマづくりで、全ライフサイクルで排出するCO2を低減しています。
トヨタが乗用車を対象に実施しているLCA(『ライフサイクルアセスメント』 : Life Cycle Assessment)の手法は、ドイツの第三者認証機関テュフ ラインランドによるISO14040/14044規格に基づく審査・認証を受けました。
エコなクルマは、エコな工場・人から。
「工場CO2ゼロチャレンジ」
プリウスPHVを作る工場では、低CO2生産技術と日常改善による低減に取り組んでいます。たとえば塗装工程にはCO2排出を削減できる新工法を導入。また、戸建住宅500軒分相当※の太陽光発電システムを導入し、CO2排出量を低減しています。
※ | 定格出力2,000kW |
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ゼロを超える“+プラスの世界も同時に目指すチャレンジ”
使った水はよりキレイに。
「水環境インパクト最小化チャレンジ」
プリウスPHVを作る工場では、厳しい水質基準で排水の水質を管理し、自然にとって良い水質で地域に還しています。地域交流と生態系保全を目指して作られたビオトープでは工場の処理水を活用しており、在来種のメダカやフナ、トンボが育っています。
クルマから、クルマへ。資源循環の新たなカタチ。
「循環型社会・システム構築チャレンジ」
HVモーターで使用する磁石には、レアアースのネオジムとジスプロシウムが含まれています。トヨタは磁石メーカーと連携し、抽出したネオジム、ジスプロシウムを新品の磁石に循環させるCar to Carリサイクルシステムを始めています。
工場の森づくり。
「人と自然が共生する未来づくりへのチャレンジ」
プリウスPHVを作る工場では、「森の中にある工場に!」を合言葉に、2008年から工場の森づくりをスタートしました。地域に昔から生息している樹木を調査し、種から育てた苗を、従業員と家族、地域の方々が5,000人で5万本植えた植樹会を皮切りに、手作りの森づくりが続いています。