MIRAIのライフサイクル環境取り組み

MIRAIのライフサイクル環境取り組み

走行中だけでなく、全ライフサイクルでの環境負荷の低減をめざしています。

MIRAIは水素の製造方法によりガソリン車やハイブリッド車に比べてライフサイクル環境負荷を大きく削減することができます。
将来、再生可能エネルギーを利用して水素を効率的に製造できるようになれば、環境負荷の大幅な削減が期待できます。
トヨタの取り組み範囲において、資源採取から廃棄・リサイクルまでの各段階で、クルマが環境に与える要因を定量化し、総合評価する手法(LCA[ライフサイクルアセスメント] : Life Cycle Assessment)で評価しました。
自動車の生涯走行距離10万km(10年)をJC08モードで走行した場合の結果です。LCA評価結果は指数で示しています。燃料電池自動車の走行時に使う水素は、製造方法により環境負荷が異なります。現状の燃料電池自動車の走行(燃料製造)時の排出量は苛性ソーダ製造過程で発生する副生水素を利用した前提となっています。

CO2指数
ドイツの第三者認証機関テュフ ラインランド

MIRAIとガソリン車、ハイブリッド車を比較したライフサイクル環境影響評価は、ドイツの第三者認証機関テュフ ラインランドによるISO14040/14044規格に基づく審査・認証を受けました。

ドイツの第三者認証機関テュフ ラインランド

ものづくり・工場

ものづくり・工場

エネルギーを大切にするものづくりを進めています

MIRAIは、自然を利用し、自然と調和する工場づくりをめざした3つの観点からなる「サステイナブル・プラント」で生産されています。

【エネルギーを効率的に創る】再生可能エネルギー(太陽光など)の活用や工場での排熱利用
【エネルギーのムダをなくす】低CO2生産技術の開発・導入と日常カイゼン活動
【地域交流・生態系保護】工場の森づくり

また環境センターでは、工場から排出される廃棄物の一部を焼却して、電気・蒸気をつくり、エネルギーとしてリサイクルしています。

サステイナブルなエネルギー社会

サステイナブルなエネルギー社会

水素も活用した、サステイナブルなエネルギー社会へ

水素は様々な一次エネルギーから、各地域の事情に合った方法で製造できます。また再生可能エネルギーの普及にも大きな役割を担っています。太陽光発電や風力発電は自然条件に左右されるため、発電の安定供給の面や、長時間・大量の蓄電に課題があります。しかしこれらの電力を蓄電池より体積エネルギー密度の高い水素に変換して備蓄すれば、これらの課題の解決につながります。これからの社会は、再生可能エネルギーの利用に合わせて、電気グリッドと水素グリッドを組み合わせてエネルギーを最適化し、有効に活用していく必要があります。

廃棄・リサイクル

廃棄・リサイクル

最先端の取り組みが生みだす新しい未来

希少金属を未来に。<世界初*1

MIRAIに搭載されているFCスタックには、希少価値が高い金属が使用されています。トヨタでは、MIRAIの発売に合わせ、世界初となるFCスタックの回収・リサイクルの仕組みを立ち上げ、わたしたちの未来に向けて、資源循環の輪をさらに広げていきます。

何度も再利用、わたしたちの未来のために。<世界初*1

MIRAIのクルマ全体でのリサイクル率は99%*2。その中でも駆動用バッテリーは2010年から世界で初めて、再びバッテリー材料に再生する“バッテリーtoバッテリーリサイクル”を実施。さらに2013年からは、ビルやオフィスなどの“定置用蓄電池としての再利用”も世界で初めて開始。わたしたちの未来の為に、貴重な資源を何度も再利用します。

*1 2014年12月現在。トヨタ自動車(株)調べ。
*2 クルマ全体の重量比見込み(日本国内)。

プリウスPHVのライフサイクル環境取り組み

クルマの持つマイナス要因を限りなく“0にするチャレンジ”

走行時のCO2を21%削減。

「新車CO2ゼロチャレンジ」

次世代環境車の柱として開発されたプリウスPHVは、走行に必要な電気とガソリンによるCO2排出量を2012年モデル比で21%削減しました。再生可能エネルギー由来の電力で充電すると、77%の削減ポテンシャルがあります。

新車CO2ゼロチャレンジ

ライフサイクル全体でCO2を5%削減。

「ライフサイクルCO2ゼロチャレンジ」

走行時だけでなく、製造から廃棄・リサイクルまで考えたクルマづくりで、全ライフサイクルで排出するCO2を低減しています。

ライフサイクルCO2ゼロチャレンジ
ライフサイクルCO2ゼロチャレンジ
ドイツの第三者認証機関テュフ ラインランド

トヨタが乗用車を対象に実施しているLCA(『ライフサイクルアセスメント』 : Life Cycle Assessment)の手法は、ドイツの第三者認証機関テュフ ラインランドによるISO14040/14044規格に基づく審査・認証を受けました。

ドイツの第三者認証機関テュフ ラインランド

エコなクルマは、エコな工場・人から。

「工場CO2ゼロチャレンジ」

プリウスPHVを作る工場では、低CO2生産技術と日常改善による低減に取り組んでいます。たとえば塗装工程にはCO2排出を削減できる新工法を導入。また、戸建住宅500軒分相当の太陽光発電システムを導入し、CO2排出量を低減しています。

定格出力2,000kW
工場CO2ゼロチャレンジ

ゼロを超える“+プラスの世界も同時に目指すチャレンジ”

使った水はよりキレイに。

「水環境インパクト最小化チャレンジ」

プリウスPHVを作る工場では、厳しい水質基準で排水の水質を管理し、自然にとって良い水質で地域に還しています。地域交流と生態系保全を目指して作られたビオトープでは工場の処理水を活用しており、在来種のメダカやフナ、トンボが育っています。

水環境インパクト最小化チャレンジ

クルマから、クルマへ。資源循環の新たなカタチ。

「循環型社会・システム構築チャレンジ」

HVモーターで使用する磁石には、レアアースのネオジムとジスプロシウムが含まれています。トヨタは磁石メーカーと連携し、抽出したネオジム、ジスプロシウムを新品の磁石に循環させるCar to Carリサイクルシステムを始めています。

循環型社会・システム構築チャレンジ

工場の森づくり。

「人と自然が共生する未来づくりへのチャレンジ」

プリウスPHVを作る工場では、「森の中にある工場に!」を合言葉に、2008年から工場の森づくりをスタートしました。地域に昔から生息している樹木を調査し、種から育てた苗を、従業員と家族、地域の方々が5,000人で5万本植えた植樹会を皮切りに、手作りの森づくりが続いています。

人と自然が共生する未来づくりへのチャレンジ