世界各地で展開する助成プロジェクト。多彩な取り組みの一例をご紹介します。

活動の様子を動画で紹介

浜辺の決して消えないごみ

瀬戸内海の船でしか行くことができない浜辺や無人島には、大量のプラスチックごみが蓄積しています。このごみを、未来の子どもたちに残せない!これらのごみがマイクロプラスチックやマイクロビーズになって魚が食べてしまう前に、船で拾い集めています。この活動では、海のプラスチック問題の啓発活動を行い、海洋生物の環境負荷軽減をめざしています。

プロジェクト名
海の環境保全活動を行い、海のプラスチックの自然生態系環境負荷を軽減する
実施団体
(一社)E.Cオーシャンズ

海外での活動

  • 極東ロシア 沿海地方における伐採許可審査の強化による違法伐採の防止
    (公財)世界自然保護基金ジャパン
    「極東ロシア 沿海地方における伐採許可審査の強化による違法伐採の防止」(3分15秒)
  • ケーンクラチャン森林群 ローカル知・伝統知による未来創造PJT
    (一社)あきた地球環境会議
    持続的環境イノベーション「ケーンクラチャン森林群 ローカル知・伝統知による未来創造PJT」(2分59秒)

国内での活動

  • 宮城県名取市の強靭な海岸防災林再生に向けた長期保育活動の実践と人材育成
    (公財)オイスカ
    「宮城県名取市の強靭な海岸防災林再生に向けた長期保育活動の実践と人材育成」(4分08秒)
  • 都市型グリーンインフラによる地域問題解決プロジェクト
    としまグリーンインフラ研究会
    「都市型グリーンインフラによる地域問題解決プロジェクト」(3分00秒)
  • 昆虫の棲める故郷づくり
    (特非)自然とオオムラサキに親しむ会
    「昆虫の棲める故郷づくり」(2分59秒)
  • 孟子不動谷生物多様性活性化プロジェクト
    (特非)自然回復を試みる会・ビオトープ孟子
    「孟子不動谷生物多様性活性化プロジェクト」(2分36秒)
  • ミツバチと森をつくる活動
    ビーフォレスト・クラブ
    「ミツバチと森をつくる活動」(2分58秒)
  • 八王子・森育の里づくりプロジェクト~暗い森(照葉樹林)を明るい森へ~
    (特非)森のライフスタイル研究所
    「八王子・森育の里づくりプロジェクト~暗い森(照葉樹林)を明るい森へ~」(2分54秒)
  • どんぐりウォーカーによる水源地、モリコロパーク、東北被災地での森づくり
    (特非)どんぐりモンゴリ
    「どんぐりウォーカーによる水源地、モリコロパーク、東北被災地での森づくり」(2分23秒)
  • 奄美群島での象徴種をテーマにした環境学習拡充と住民のペット飼育及び観光業の適正化
    (公財)世界自然保護基金ジャパン
    「奄美群島での象徴種をテーマにした環境学習拡充と住民のペット飼育及び観光業の適正化」(2分31秒)
  • 西表島での外来植物駆除と在来海浜植物の植栽
    西表在来植物の植栽で地域振興を進める会
    「西表島での外来植物駆除と在来海浜植物の植栽」(2分46秒)

海外での活動事例

タイ

カレン族のローカル知・伝統知による未来創造プロジェクト

一般社団法人あきた地球環境会議は、生物多様性が豊かなタイ・ケーンクラチャン森林群(KKFC)における生態系サービスの保全と効果的かつ衡平な資源管理構築に取り組んでいます。

このプロジェクトは、KKFCで生活するカレン族に継承される自然・文化資源の持続的活用に資するローカル知・伝統を活用しながら、生業と自然保全が両立する集落づくりを目指しています。具体的な取り組みとして、持続可能な有機農業の導入支援、小・中学生向けの「持続可能な地域づくり教材」の開発などに当たりました。また、アジアでは類似課題が多く存在することから、活動継続の核となる人財育成と合意形成のための広域エリアをカバーしたワークショップ展開などにより、他地域への波及を目指す活動も進めています。

プロジェクトを通して、自然資源価値への理解が深まり、構築したシステムの自立的な継続運営の手応えが見られています。

カレン族の伝統文化である手織り
カレン族の伝統文化である手織り

国内での活動事例

都市型グリーンインフラによる地域問題解決プロジェクト

としまグリーンインフラ研究会は、豊島区を拠点に、地域社会の課題に応える都市型グリーンインフラの在り方を考え、実践し、普及啓発活動を行っています。実施に当たっては、地元商店会や地域住民、行政、NPO、大正大学学生と連携しながら進めています。

具体的な取り組みとして、拠点としている大正大学西巣鴨キャンパスに屋上農園や雨庭を造り、ヒートアイランド、ゲリラ豪雨、首都直下地震、自然や生物多様性の減少といった諸課題に対して、グリーンインフラのアプローチによって解決策の社会実装を模索しています。

また、都市型のグリーンインフラの姿を社会に発信し、国内外の他の地域の取り組みとの連携や相互学習によって、活動のスケールアップを図っています。

都市型グリーンインフラ
大正大学の屋上農園(座ガモールファーム)で、さまざまな農作物を育て、近隣の子どもたちに収穫体験や農園見学を行うなど、都市内で自然が有する機能を賢く利用して持続可能な地域づくりを推進する取り組み
座ガモールファームで近隣の子どもたちと一緒にサツマイモを収穫
座ガモールファームで近隣の子どもたちと一緒にサツマイモを収穫