アーバンリサーチ・豊島・トヨタ自動車の3社が新たなモノづくりへの挑戦を開始
~環境・人・地域にやさしいエシカルな変容を社会に生み出すことを目指して~
自動車もファッションも社会を豊かにするために不可欠な産業です。一方、商品の製造工程や使用中に生じる二酸化炭素排出やマイクロファイバー汚染など、環境にマイナスな影響を与えていることも事実です。
「マイナスをマイナスのまま次の世代に引き継ぐわけにはいかない。」そんな3社の想いが重なり、「アップサイクル」という手法を通して、世の中にエシカルな変容を起こす挑戦を開始しました。今回のPOP UP STOREはそのスタートにあたります。
アップサイクルで廃棄物に新しい価値を与える
「アップサイクル」とは、本来捨てられるはずの廃棄物に、デザインやアイデアといった新たな付加価値を持たせることで、別の新しい製品にアップグレードして生まれ変わらせることです。環境に配慮した新しい循環の手法として注目を集める一方、不安定・不規則な素材供給の課題を乗り越える工夫や、廃棄物を魅力的な商品に生まれ変わらせる高いデザイン力が求められる難しい挑戦です。
今回のPOP UP STOREでは、自動車シート用本革、シートベルト、エアバック用ナイロン基布の3つの廃棄物(端材)をアップサイクルした「Stationery」・「Gear」の2シリーズの商品を手に取ってご覧いただくことができます。
「Stationery」
「Gear」
また、自動車の製造工程で発生したリユース・リサイクルが難しい廃棄物も展示中です。
もし何もしなければ、焼却廃棄され二酸化炭素を出してしまったり、埋立てられたり、地球環境に負荷をかけてしまう廃棄物ですが、一つひとつを丁寧に見てみると、高い機能を有する魅力的な素材で、もう一度生まれ変わるかもしれない未来への可能性を感じていただけるのではないかと思います。
廃棄物が魅力的な商品に生まれ変わる、その「before/after」を店頭で感じていただき、ご自身の暮らしの中でアップサイクルを実践されるきっかけとしていただけることを強く願っています。
決意に溢れるバナーがお出迎え
今回のPOP UP STOREでもうひとつ注目していただきたいのが、店頭を彩る大きなバナーです。自動車を構成する約3万点の部品の一部を、一つひとつ丁寧に並べました。
「製造工程で発生する廃棄物に向き合い、価値あるものに変えていく」という私たちのスタートラインを表現しています。
廃棄物は「ゴミ」ではなく新しい価値を生み出す「宝の山」です。可能性に満ちた原石の一つひとつを丁寧に、想いを込めて扱うという決意も込めています。
並んでいる部品が将来どのような商品に生まれ変わるのかを想像しながら、ぜひお近くでご覧ください。
3社連携 今後の展開
24年11月「NEWベーシック」を新コンセプトにリニューアルする、アーバンリサーチ京都店にて、TOYOTA UPCYCLE商品の販売が決定しています。
その後、自動車とアパレルの廃棄物を融合させたバッグ、雑貨、衣料品などの新商品や、ワークショップなどアップサイクル体験コンテンツの提供についても、連携検討して参ります。
今後の3社の取り組みにぜひご注目ください。
TOYOTA UPCYCLEが目指すのは「モッタイナイ」が「もっといい」へ変わり続ける未来
「アップサイクル」の輪を広げていくため、今後もさまざまな企業・地域の皆さまとパートナーシップを結び、廃棄物から新しい価値を生み出す挑戦を続けて参ります。
「モッタイナイ」が「もっといい」へ変わり続ける未来を『みんなで』創りたい。
今後も応援よろしくお願いいたします!
【開催概要】
- 期間
- 2024年9月20日(金)〜10月11日(金)
- 営業時間
- 11時〜20時
- 場所
- アーバン・ファミマ!!虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー店 アーバンリサーチエリア
https://www.urban-research.co.jp/shop/store50/50_1/