Feb. 19, 2002

トヨタ、トルコTMMT社製カローラの輸出を開始

 

 トヨタ自動車(株)(以下トヨタ)は、トルコにおける車両生産会社であるトヨタ・モーター・マニュファクチャリング・ターキー(株)(Toyota Motor Manufacturing Turkey Inc. 以下TMMT)で生産している「新型カローラ」の欧州向け輸出開始にともない、現地時間2月19日10:00(日本時間同日17:00)より、サカリヤ県アダパザリ市にあるTMMT工場において記念式典を実施した。

 式典には、トルコ政府関係者、竹中繁雄 駐トルコ日本大使ほかの来賓を迎え、トヨタの石坂芳男副社長、TMMTの小幡紀会長、及び小林浩治社長ら約200名が出席、会場内には輸出港となるゲムリック港での輸出1号車船積みの状況が中継され、同社初の輸出開始を祝った。

 TMMTでは、当初はカローラセダンを輸出、今年8月からはカローラステーションワゴンも加わる予定。輸出先は欧州20カ国を含む合計22カ国。輸出台数は、両車種合わせて年間4万台以上を予定している。TMMTの2002年生産台数は、トルコ国内向け生産を含め4万7千台にまで引き上げられる予定。石坂副社長は「新型カローラの輸出は、単にトヨタのみならず、トルコ経済・産業界にも必ずや貢献し得るものと確信する」と述べた。
 カローラの輸出開始により、TMMTは英国(TMUK)、フランス(TMMF)に続く第3の欧州向け車両生産拠点として重要な役割を担うことになる。
TMMTの概要は以下の通り
名称 * トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・ターキー(株)(TMMT)
所在地 トルコ共和国サカリヤ県
設立 * 1990年7月
資本構成 トヨタ 90%、三井物産 10%
役員構成 取締役会長 小幡紀/取締役社長 小林浩治
面積 
建物:131,000m2/敷地:824,000m2
生産能力 10万台/年間
生産車種 カローラセダン及びステーションワゴン
生産開始 1994年9月
累計投資額 4億2500万US$(2001年末現在)
輸出開始 2002年2月
従業員数 1,050人
*(注) 当初トヨタサ(トヨタ・サバンヂ・モーター・マニュファクチャリング・ターキー(株))として設立。2000年10月、 資本構成の変更に伴い、現在のTMMTに名称変更

以上