トヨタ、Ｆ１チーム・ドライバーにアラン・マクニッシュを起用

　トヨタ自動車（株）とトヨタモータースポーツ（有）（ＴＭＧ：Toyota Motorsport GmbH）は、来シーズンよりフルコンストラクターとして参戦するＦ１チーム"パナソニック・トヨタ・レーシング"のドライバーとして、すでに決定しているミカ・サロ（フィンランド出身、３４才）に加え、現テストドライバーのアラン・マクニッシュ（イギリス出身、３１才）を起用することを発表した。
　これにより、初参戦となる２００２年シーズンのスターティング・グリッドは、ミカ・サロとアラン・マクニッシュの２名のドライバーが占めることになる。

　トヨタ自動車（株）常務取締役であり、ＴＭＧの最高責任者である冨田務会長は、「我々はまだ、Ｆ１に参戦したことがないチームであり、これから多くの困難に立ち向かわなければならない。
アラン・マクニッシュは優れた開発能力とスピードを兼ね備えたドライバーであり、我々は初参戦の年を、ミカとアランのコンビでスタートすることが最善な選択であると判断した」と語った。

　また、アラン・マクニッシュは、「プロジェクトのスタートからこれまで、チームと一体となってＦ１カーの開発を進めてきたが、その中で実力が認められ、正式に来シーズンのドライバーに選ばれたことは大変嬉しい。私にはこれからの困難な仕事をやりとげる自信がある。
今はまだ、来年の初戦までにやらなければならないことが山積しているが、さらにベストを尽くすつもりだ」と語った。