2014年01月14日

LEXUS、高性能クーペRC Fをワールドプレミア

 

 LEXUSは、米国・デトロイトで1月13日(月)~26日(日)に開催される2014年北米国際自動車ショー*1(デトロイトモーターショー)において新型高性能クーペ「RC F」を発表した。

 RC Fは、2013年11月に東京モーターショーで発表したスポーツクーペRCをベースに、LEXUSスポーツ“F”の中核モデルとして、2007年発売のIS F以降受け継がれてきた“F”ブランドのイメージを強くけん引すべく開発。具体的には、高出力エンジンやトランスミッション、サスペンション、空力パーツなど、数多くの専用装備を採用。非日常的なドライビングプレジャーを提供し、LEXUSのエモーショナルな走りを象徴するモデルとした。

 なお、RC Fの発売は、2014年後半を予定している。
LEXUS RC F(北米仕様)
LEXUS RC F(北米仕様)
<主な特長>
▽“F”を継承し、徹底的に磨き上げた走行性能
  コーナリング時に後輪の駆動力を最適に制御し、理想的な車両挙動を実現する新開発の車両制御機構「TVD*2」をFR車として世界初採用*3。「STANDARD」、「SLALOM」、「CIRCUIT」の3モードを設定し、一般道からサーキットまで、幅広い走行シーンで意のままにクルマを操ることが可能
車両挙動の統合制御システムVDIM*4は、IS F以降、“F”に採用されている「Sport」モードの制御を改良。LFA開発の経験を生かし、サーキット走行を想定した運転の楽しさを追求するとともに、一般道を想定した「Normal」モードでは、高い車両安定性と予防安全性能を確保
パワートレーンには、直噴機構D-4S*5を搭載した新型V型8気筒5.0Lエンジンを採用。IS Fに搭載されている2UR-GSEをベースに、チタンバルブ、鍛造コンロッドのほか、シリンダーヘッドなどの新設計部品を採用。また、排気系も改良し、出力を大幅に向上。圧倒的な動力性能を確保しながら、自然吸気エンジンならではのリニア感やレスポンスの良さを実現するとともに、定常走行域ではアトキンソン化により燃費・環境性能も向上
【RC F エンジン主要諸元】
  排気量 最高出力 最大トルク
2UR-GSE 4,969cc 330kW[450PS]以上 520N・m[53kgf・m]以上
  トランスミッションには8-Speed SPDS*6を採用し、多段オートマチックトランスミッションならではの滑らかな加速と、任意のギヤを選択できるMポジションでのダイレクトな操作感を両立
ドライバーの嗜好や走行シーンに応じてモードを選択できるドライブモードセレクトは、「SPORT+」選択時の制御プログラムを改良。アクセル操作への応答性を高め、Dレンジでもサーキット走行を楽しむことが可能
「レーザースクリューウェルディング」や「構造用接着剤」など、LEXUS最新の生産技術や、スポット溶接打点の追加により実現した軽量・高剛性ボディにより、高い操縦安定性を実現
スポーティイメージをさらに際立たせた「カーボンパッケージ」を設定。エンジンフード、ルーフ、リヤウイングなどにカーボンパーツを採用し、約10kgの軽量化を実現。部品の一部はLFA工房*7で製造
▽「究極の機能美」を表現したエクステリアデザイン
  クーペならではの低く構えたワイドスタンスを生かし、アグレッシブな走りを予感させるスタイリングを実現するとともに、エンジンフード上のエアアウトレットや、速度に応じて制御されるアクティブリヤウイングを採用するなど、空力性能にも配慮した外形デザイン
LEXUSのデザインアイコン「スピンドルグリル」は、グリル内部のメッシュパターンが下部に向かうにつれ、 “F”字型を形成する独自のデザインとし、個性を強調
ボディカラーには“F”を象徴するカラーとして、新規開発のブルー・オレンジの2色を含む全8色を設定
▽スポーティさと高い操作性を実現したインテリアデザイン
  表皮一体発泡工法により、アスリートのボディスーツをモチーフとしたスポーティなデザインと、高いホールド性を実現した専用シートや、踏み込み時の足の動きを考慮して滑り止めのスリットを配した新意匠のペダルなど、スポーツ走行時の運転操作をサポートする機能部品を採用
航空機のグラスコックピット*8をモチーフとし、水温、油温、走行中のG、後輪トルク配分など、スポーツ走行をサポートする情報をインストルメントパネル内に表示する専用メーターを新たに採用
インテリアは運転席まわりを操作のしやすさに配慮したレイアウトとしたほか、専用グリップ断面のステアリングホイールやシフトノブといった運転操作に関わる部位にアクセントステッチを加えるなど、“F”ならではの個性を際立たせるデザインを実現
新開発のカーボン加飾を採用し、スポーティさと質感の高さを表現
【主要諸元 (北米仕様)】
  RC F
全長 (mm) 4,705
全幅 (mm) 1,850
全高 (mm) 1,390
ホイールベース (mm) 2,730
乗車定員 (人)
駆動方式 2WD(FR)
エンジンタイプ 5.0L V型8気筒
トランスミッション 8-Speed SPDS*6
タイヤサイズ フロント 255/35R19
リヤ 275/35R19
*1 正式名称は、「North American International Auto Show 2014」
1月13日(月)・14日(火):プレスデー、15日(水)、16日(木):関係者招待日、17日(金):チャリティプレビュー、
18日(土)~26日(日):一般公開日
*2 TVD: Torque Vectoring Differential
*3 2014年1月現在。LEXUS調べ
*4 VDIM:Vehicle Dynamics Integrated Management
*5 D-4S:Direct injection 4stroke gasoline engine Superior version
*6 8-Speed SPDS:8-Speed Sport Direct Shift (8速スポーツダイレクトシフト)
*7 カーボンモノコックを採用した2シータースポーツ「LEXUS LFA」の生産工場(愛知県豊田市)。
LFA生産終了後は各種カーボン部品を生産
*8 従来のアナログ計器盤に替え、液晶画面に必要な情報を表示するコックピット

以上

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  • LEXUS RC F
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