トヨタ、プリウスにウェルキャブを新設定

　トヨタ自動車(株)は、プリウスに福祉車両『ウェルキャブ助手席回転シート仕様』を新設定し、本日より全国のトヨタ店（大阪地区は大阪トヨペット）を通じて発売した。

　トヨタは、すべての方に快適な移動の自由を提供することを目指し、お年寄りや体の不自由な方の乗降を助けるTECS（メーカー完成特装車）“ウェルキャブシリーズ”を幅広い車種で開発し発売している。また昨年、ウェルキャブシリーズの総合展示場「トヨタ ハートフルプラザ」をオープンする（7月 東京都杉並区、10月 神戸市）など、その普及にも積極的に取り組んでいる。

　今回ウェルキャブのベースとなったプリウスは、「トヨタ ハイブリッドシステム（THS）」の搭載による画期的な低燃費とクリーンな排気の実現、ならびに新世代パッケージ、先進的デザインにより、イノベーティブなセダンとして好評を博している。

　そして今回新設定の『ウェルキャブ助手席回転シート仕様』は、このプリウスの新世代パッケージによる乗降性・居住性の良さを活かしつつ、助手席シートをワンモーションで約80度回転かつ車外へ約135mmスライドすることができるようにすることで、乗降性を高めると同時に、介護する方の負担を軽減させている。
　あわせて、プリウスのトランク内に収納でき、シートへの乗り移りのしやすい専用の折りたたみ式車いすなどを架装メーカーオプションとして設定している。

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