1999年04月06日
トヨタ、350kg積 重量野菜運搬作業車『プチフォー』を新発売
-農業機器分野に進出-
トヨタ自動車(株)(以下トヨタ)は、重量野菜運搬作業車を新たに開発し、名称を『プチフォー』として4月6日(火)より全国44社のL&F(Logistics & Folk Lift)取扱店を通じて発売した。
最近の農作業事情は、農業人口の減少、高齢化、女性比率の増加等により、農作業の機械化が進行しているにもかかわらず、畑内での収穫物を持ち上げる作業等は、いまだに人手に頼っているのが現状である。
今回新発売した「プチフォー」は、農作業環境改善の一助となるべく、収穫場所での荷役作業の負荷軽減と畑内での走破性向上を重点に、誰でも簡単に運転ができるコンパクトな重量野菜運搬作業車として、主に玉ねぎ生産農家を対象に開発したもの。
なお、この車種は、普通自動車免許、もしくは小型特殊免許があれば、作業場までの公道走行も可能となる。
さらに、価格についても、よりお求めやすい価格設定とし、メーカー希望小売価格を998千円としている。
主な特長と価格は、以下のとおり。
主な特長
- 高い走破性
- HST*による4輪駆動、セルフデフロック回路の採用により、不整地での安定した走行を実現
- 畝(うね)を乗り越え可能な地上高の実現(フレーム中央250mm)
ハイドロスタティック トランスミッション(油圧駆動装置)の略
- 簡単な操作
- 荷役操作はスイッチ式の採用によりワンタッチ操作が可能。
- 坂道発進や停止が簡単に操作できる前後進アクセルペダルを採用。
- 小型特殊自動車認定により、普通自動車免許さえあれば、公道走行が可能
- コンパクト設計
- 同じ運搬重量(350kg)の軽トラックより全長×車幅が小さく、旋回半径で1m以上の差を実現(最小旋回半径2.6m)
カラーについても、プチランナーシリーズで好評を得ているコーラルピンクとアクアブルーを採用し、今までの農業機器のイメージを一新した。
プチフォーのメーカー希望小売価格
(価格は工場渡し。消費税含まず)
| 型式 | 荷重 | 希望小売価格 |
|---|---|---|
| FGTL4 | 350kg | 998千円 |
以上
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