2016年05月16日

New Cities Foundationロゴ、 TMFロゴ

トヨタ・モビリティ基金、New Cities Foundationに
グローバル・ストラテジック・メンバーとして加入

 

 一般財団法人トヨタ・モビリティ基金(Toyota Mobility Foundation。以下、「TMF」)は、スイスのジュネーブに本拠地を置く非営利団体“New Cities Foundation”(以下、「NCF」)におけるグローバル・ストラテジック・メンバーの一員として加入した。TMF並びにNCFは、当パートナーシップを通じ、大都市における次世代モビリティ・ソリューション構築を促進していく。

 モビリティはイノベーションにより、その形を変えている。現在、特に大都市においては、交通システムは、より迅速、クリーンで配慮が行き届き、また、相互連結が進んでおり、TMFとNCFはこれまでに、このような大都市モビリティの分野における調査や取組に関して協議を行ってきた。

 加えて、TMFのチーフ・プログラム・オフィサーであるラタンドラ・ニュートン(※)がNCFの評議員に就任し、NCFが実施するプロジェクトに関する戦略的なアドバイスや支援を行っていく。モビリティ・ソリューションを通じて社会が直面している課題に対処することはトヨタの重要なミッションの一つであり、実用的なビジネスや社会へのインパクトを創り出すために様々なアイデアや人を組み合わせながら、このミッションを果たして行く。トヨタは、世界中の公共・民間組織と協働しながら、トヨタが持つ様々な専門知識やリソースを有効活用することで、世界のあらゆる地域に住む人に対して、より多くの移動の自由を提供することで、より豊かな生活を実現することを目指している。

 TMFとNCFは、2015年6月から、NCF上級研究員グレッグ・リンゼイ氏により推進される“Connected Mobility Initiative”を通じ、協力関係を開始した。当イニシアチブは、モビリティ・イノベーションにつき、特に政府が主導する取組について調査するものであり、調査結果は本年後半に発表される予定である。

 NCFのジョン・ロサント会長は、「より住みやすい都市作りを目指すNCFにとって、大都市モビリティのイノベーションと創造性の実現は、我々の活動の中核となるものだ。今般、革新的なモビリティ・ソリューションの先駆者であるTMFをグローバル・ストラテジック・メンバーとして迎えることが出来、大変喜ばしく思う。当パートナーシップには、将来、都市での移動に影響を与える大きな可能性が存在する」と述べた。

 また、TMFのラタンドラ・ニュートン氏は、「我々は、モビリティ、すなわち、移動の自由により、世界中の人々の可能性が広がり、それぞれが保有する能力を発揮することができるようになる、という信念のもと、TMFを設立した。今回のNCFとの新たなパートナーシップを通じ、緊急を要する都市問題の解決に尽力する世界中のリーダーたちのネットワークに参加することで、TMFの取り組みを推進することができる」と述べた。

トヨタ・モーター・ノース・アメリカ株式会社、グループ・ヴァイス・プレジデント並びにチーフソーシャルイノベーションオフィサーを兼任

以上