1999年05月28日

トヨタ、カメルーンのサービストレーニングセンターを完成

 

 トヨタ自動車(株)(以下トヨタ)は、かねてより、世界各地にそれぞれの地域のニーズに応じたトレーニングセンターの設立を進めてきた。この度、東西アフリカ地域(仏語圏)におけるアフターサービス体制の強化を目的として、カメルーン共和国にサービストレーニングセンターを設立。5月27日開所式を実施した。

 式典はカメルーン国商工担当大臣、在カメルーン日本国大使、UNICEFなど国連機関の代表者をはじめ、カメルーン国政府関係者、東西アフリカ地域(仏語圏)のディストリビューター代表者他のご来賓を迎え、盛大に行なわれた。

 同センターは東西アフリカ地域(仏語圏)のトヨタディストリビューターの整備技術者に対し、トヨタ車両の最新ハイテク技術や故障診断技術の教育を行なうとともに、国連や大口ユーザーを対象とした教育の強化を行なっていくために、同国ディストリビューター所有地に教育施設を設立したものである。

 センター内には実習場、講義室のほか、高度な故障診断教育が可能な各種最新整備・診断機器、教材などを配備。2000年には国連・大口ユーザー・トヨタ代理店を対象とした新型車・一般技術など、年間10コース、のべ120名の研修を予定している。

 近年、自動車においては、安全性、省資源、地球環境保護など様々な観点から、カーエレクトロニクスをはじめ新技術、新装備が積極的に採用されており、整備故障診断にもより一層の高度な知識と技術が必要とされている。

 トヨタはこうした状況を踏まえ、東西アフリカ地域におけるサービス技術教育の強化に努めるとともに、最新技術の移転を通じ、現地地域社会への貢献を目指していく。

トレーニングセンターの概要は以下のとおり。

  1. 名称
    トヨタトレーニングセンター カメルーン
  2. 場所
    カメルーン国 ドゥアラ市
  3. 設立時期
    1999年4月 完成
  4. 延床面積
    約660m2
  5. 主要施設
    実車実習場1(約160m2
    講義室/事務室(約500m2単体部品実習スペースを併設)

以上