1999年06月09日
トヨタ、ランドクルーザー プラドをマイナーチェンジ
-同時に特別仕様車“TX Limited”を設定-
トヨタ自動車(株)は、ランドクルーザー プラドをマイナーチェンジし、6月9日より全国のトヨタ店ならびにトヨタビスタ店を通じて一斉に発売した。
今回のマイナーチェンジでは、マルチリフレクターヘッドランプの採用、新外板色・新内装色の設定、フロントグリル、フロントバンパー、ドアトリム、コンビネーションメーターの意匠変更など、内外装をリファインしている。
また、オプティトロンメーターの新設定やフィールドモニターを一新しカラー表示とすることで、高級感を高めるとともに、イルミネーテッドエントリー機能の新設、セカンドシートの6:4分割化、運転席・助手席バニティミラーを照明付とするなど利便性の向上を図っている。
さらに、不整地やぬかるんだ路面などでの走行性能を高める新機構「アクティブTRC」や画期的な車両安定性制御システムであるVSC*を主要グレードのオートマチック車にオプション設定している。(8月より発売予定)
また今回、「TX」をベースに、木目調パネル、アームレスト付リヤコンソールボックス、オプティトロンメーターなどを特別装備した、特別仕様車“TX Limited”を同時に発売した。
このほか、キャンピング仕様の特装車(8ナンバー登録車)“アクティブバケーション”にベース車と同様の改良を行うとともに、架装メーカーオプションを含め、仕様と価格を一部変更している。
なお、月販目標台数は3,000台、店頭発表会は6月19日(土)、20日(日)を予定している。
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ランドクルーザー プラド 特別仕様車 “TX Limited”
車両概要
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外観のリファイン
- 3ドア車、5ドア車とも大型異形マルチリフレクターヘッドランプを採用するとともに、フロントおよびリヤコンビネーションランプのレンズをクリア化し、高級感を演出。
- フロントバンパーを意匠変更するとともに、マルチリフレクターフォグランプを内蔵(除く一部グレード)し、ワイド感を強調。
- 3ドア車、5ドア車とも3本横バーのグリルを採用し、ワイド感を強調。
- ワイドボディ用265/70R16タイヤに、力強いデザインの3本スポークアルミホイールを組合せるとともに、スペアタイヤにもセンターキャップを装備。
- 外板色にダークブルーマイカ、レッドマイカメタリック、ブルーメタリックアージェンタムマイカの新色3色を含む全8色を設定。
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内装・装備
- コンビネーションメーターを3眼タイプに意匠変更し、スポーティ感を向上。
- オプティトロンメーターの新設定、フィールドモニター画面表示部の意匠変更およびカラー化により高級感を強調。(主要グレードに標準装備)
- 6:4分割可倒式セカンドシートの新装備により、サードシートへの乗降性を向上させるとともにセカンドシートのシートクッションの長さを延長し、より快適な座り心地を提供。
- 室内色にオーク色を追加するとともに、ドアトリムをアームレスト一体型に変更し、室内の高品質感を演出。
- ワイヤレスドアロックリモートコントロールに、ドアロック解除時にルームランプが点灯するイルミネーテッドエントリー機能を追加。
- ヘッドランプ消し忘れ時に自動消灯するランプオートカット機能を採用。
- 運転席・助手席バニティミラーを照明付とし利便性を向上。(除く一部グレード)
- DVD(デジタル・ビデオ・ディスク)ナビゲーション・CDオーディオ・テレビ一体型のナビゲーションをオプション設定。(8月より発売予定)
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新機構
- 不整地やぬかるんだ路面など、デフロック機能が必要となるような走行状況をコンピューターが検知し、加速スリップで失われる駆動力を各輪のブレーキを独立して制御することなどにより、4輪それぞれに分配し、強力なLSD効果を発揮する新開発のアクティブTRCを3.0リットルディーゼルターボエンジン(1KZ-TE)および3.4リットルV6ガソリンエンジン(5VZ-FE)搭載のオートマチック車(除く一部グレード)にオプション設定。
さらに、3.0リットルディーゼルターボエンジン(1KZ-TE)搭載車はアクティブTRCに加え、車両安定性制御システムVSCをセットでオプション設定。(8月より発売予定)
- 不整地やぬかるんだ路面など、デフロック機能が必要となるような走行状況をコンピューターが検知し、加速スリップで失われる駆動力を各輪のブレーキを独立して制御することなどにより、4輪それぞれに分配し、強力なLSD効果を発揮する新開発のアクティブTRCを3.0リットルディーゼルターボエンジン(1KZ-TE)および3.4リットルV6ガソリンエンジン(5VZ-FE)搭載のオートマチック車(除く一部グレード)にオプション設定。
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性能向上
- 3.0リットルディーゼルターボエンジン(1KZ-TE)の排出ガス低減を行うとともに、最高出力を145PS/3,600rpm[従来型比 +5PS]、最大トルクを35.0kg・m/2,000rpm[従来型比 +1.0kg・m]にアップ。
- 3.4リットルV6ガソリンエンジン(5VZ-FE)搭載車の燃費を改善し、実用性を向上。<5ドア オートマチック車(等価慣性重量 2.0トン車)の場合 : 10・15モード走行 8.3km/リットル[従来型比 +0.7km/リットル]>
- 3.0リットルディーゼルターボエンジン(1KZ-TE)搭載のマニュアル車および3.4リットルV6ガソリンエンジン(5VZ-FE)搭載のオートマチック車(オプション装着の等価慣性重量 2.25トン車)は新燃費基準を達成。(自動車取得税軽減対象車)
特別仕様車
- 5ドア8人乗りの「TX」をベースに、ルーフレール、リヤアンダーミラー、木目調パネル、アームレスト付リヤコンソールボックス、オプティトロンメーター、寒冷地仕様(含むリヤヒーター)などを特別装備した、特別仕様車“TX Limited”を設定。
TECS(メーカー完成特装車)
- キャンピング仕様の特装車(8ナンバー登録車)“アクティブバケーション”にもベース車と同様の改良を行うとともに、架装メーカーオプションの専用バケットシート表皮柄を変更したほか、リヤ側のベッドボードを一体式に変更するなど、使用性を向上するとともに、手軽にアウトドアライフが楽しめるようお求めやすい価格を設定。
メーカー希望小売価格
(北海道、沖縄のみ価格が異なる。消費税は含まず、単位 : 千円)
ボディ | グレード | エンジン | 定員 | トランスミッション | 価格 | |
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3ドア | 標準 | RS | 1KZ-TE | 5人 | ECT | 2,770 |
ワイド | RX | 3RZ-FE | 2,640 | |||
1KZ-TE | 5速マニュアル | 2,788 | ||||
ECT | 2,875 | |||||
RZ | 5VZ-FE | 5速マニュアル | 3,088 | |||
ECT-E | 3,175 | |||||
1KZ-TE | 5速マニュアル | 3,163 | ||||
ECT | 3,250 | |||||
5ドア | 標準 | TS | 1KZ-TE | 8人 | 2,970 | |
ワイド | TX | 3RZ-FE | 5人 | 2,790 | ||
8人 | 2,845 | |||||
5VZ-FE | ECT-E | 3,000 | ||||
1KZ-TE | 5人 | ECT | 3,025 | |||
8人 | 5速マニュアル | 2,993 | ||||
ECT | 3,080 | |||||
TZ | 5VZ-FE | ECT-E | 3,440 | |||
1KZ-TE | 5速マニュアル | 3,437 | ||||
ECT | 3,520 |
特別仕様車
(沖縄のみ価格が異なる。消費税は含まず、単位 : 千円)
ボディ | 車名 | エンジン | 定員 | トランスミッション | 価格 | |
---|---|---|---|---|---|---|
5ドア | ワイド | ランドクルーザー プラド 特別仕様車 “TX Limited” |
3RZ-FE | 8人 | ECT | 2,900 |
1KZ-TE | 3,150 |
TECS(メーカー完成特装車)
(北海道、沖縄のみ価格が異なる。消費税は含まず、単位 : 千円)
ボディ | 車名 | グレード | エンジン | 定員 | トランスミッション | 価格 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
5ドア | ワイド | ランドクルーザー プラド 特装車(TECS) “アクティブバケーション” (8ナンバー登録車) |
TX | 3RZ-FE | 5人 | ECT | 2,973 |
5VZ-FE | ECT-E | 3,128 | |||||
1KZ-TE | 5速マニュアル | 3,121 | |||||
ECT | 3,208 | ||||||
TZ | 5VZ-FE | ECT-E | 3,568 | ||||
1KZ-TE | 5速マニュアル | 3,565 | |||||
ECT | 3,648 |
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- ECT
- 電子制御式4速オートマチック
-
- ECT-E
- 電子制御フレックスロックアップ付4速オートマチック
以上