2007年12月20日

トヨタ自動車、自動的に情報を構成するホームページ、『etoyota.net』を開発

 

 トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)は、トヨタが運営する複数のWebサイトに点在する30万以上のコンテンツを使い、お客様の個別ニーズに合わせて自動的に専用ページを構成する統合ホームページ『etoyota.net』を開発し、2008年3月の本格稼動に向け、本日よりトヨタの一部サイトを対象にサービスを開始した。

 現在、トヨタは多様化するお客様ニーズに応え、「toyota.jp」、「toyota.co.jp」、「lexus.jp」、「gazoo.com」など、事業やブランドごとに構成された合計16のWebサイトを運営している。
 しかし、約70%のお客様が、外部の検索サイトから好みのキーワードを用いて、直接該当するコンテンツに到達するようになってきており、従来のWebサイトの構成では、お客様はその都度必要な情報が掲載されているサイト間を行き来することになり、必ずしもお客様が必要とする全てのコンテンツを、洩れなく、判りやすい形式で提供できているとは言えなくなってきている。

 『etoyota.net』は、トヨタが開発した「情報推奨エンジン」を有し、検索サイトからの検索ワードや、個々のお客様の閲覧履歴を学習することにより、同社の複数のWebサイト内に点在するコンテンツ中から瞬時に情報を選択・構成、個々のお客様ニーズに最適なページを構成。
 また、お客様に利用していただくほど学習機能の精度がアップし、より最適化されたページを提供することが可能となり、検索エンジンから訪問する新規のお客様はもちろん、リピーターにとっても、必要な情報に早く到達でき、かつ、常に使いやすくカスタマイズされることとなり、既存の「企業サイト」の概念を大きく変えるサービスとなっている。
 トヨタでは、『etoyota.net』による効果検証を重ねると共に、同サービスを通じて、より幅広いお客様のニーズに合わせたタイムリーな情報提供を実現していく方針である。

 なお、『etoyota.net』は、本日13時30分より、機能を限定した「β版」として企業広報サイト「toyota.co.jp」と、マーケティングサイト「toyota.jp」を対象にサービスを開始。
 以後は、順次お客様のフィードバックを受けながら、2008年3月の本格稼動に向けて改良を重ね、「lexus.jp」や「gazoo.com」などへ対象を拡大していく計画である。

※ 同一ドメインで運営する個別サイトも含む

■ etoyota.netの概念

etoyota.netの概念
 
■ etoyota.netの公開に伴う新機能・新サービス
名  称 β版(12月21日時点)での機能 本格稼動までに追加される機能
情報推奨エンジン
「かっこいい」「かわいい」といった抽象的な語句でクルマの検索が可能
関連する情報を検索し推奨
お客様が利用するに従い精度が向上
車両スペックなどによるクルマ専用の検索が可能
お客様の利用履歴を学習し、推奨情報に反映
マイページ
(お客様専用ページ)
会員登録有無に関わらず利用可能
情報の構成、デザイン、メイン画像の変更が可能
検索ワードにあわせた情報を提供
クルマ選びサポートなどの機能パーツを提供
ページの追加(タブで切り替え)や、ページをまたがったパーツの移動が可能
ブログユーザー向け「ブログDECO」を提供
ブックマーク共有機能
所有車情報に合わせた情報提供
設定したキーワードに応じたデザイン・レイアウト、表示情報変更
属性や行動履歴にあわせたニュースの提供
利用中の「ブログDECO」の閲覧者数、クリック数の確認
ブログDECO
(ブログパーツ)
トヨタのニュース、ニュースランキング、クルマ選びサポート、人気車ランキング、試乗車ランキング、関連キーワード、関連車情報、その他
エンタテイメント性の高い「ブログDECO」の提供
「ブログDECO」登録者向けキャンペーン
LPO機能
toyota.co.jp/toyota.jpなど既存サイトでの対応
特定の広告に対応する部分的なLPOページ
検索ワードに連動した自動生成のLPOページ
RSS配信
お客様のキーワードに特化したRSSを配信
 
APIの公開
一部関係者に向けたトライアル
「他車比較シミュレーション」「クルマ選びサポート」APIの一般公開
効果検証機能
満足度、利用頻度、ゴール到達度を把握
Webサイト、コンテンツ・機能、ニュース、キーワード別の検証
検証結果を「情報推奨エンジン」へ反映
ページ閲覧履歴等と連動した効果検証
 
※ブログパーツ
  個人がもつブログにその機能を呼び出す命令を貼り付けることにより、パーツのデータを呼び出してページの中に表示することができるようになる。簡単にブログの機能拡張ができる
※LPO (Landing Page Optimization)
  インターネット広告などをクリックして来訪したお客様のニーズにあわせ、コンテンツの内容を最適化すること
※RSS (Rich Site Summary)
  Webサイトのニュースを広く配信するための規格。複数種あるが、トヨタではRSS2.0形式を採用
※API (Application Programming Interface)
  アプリケーションの構築に便利な機能を容易に利用できるよう公開されるインターフェース。
トヨタのAPIは、08年3月から一般向けに提供予定。
以上

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  • etoyota.netの概念
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