2000年05月23日

トヨタ、米国ウェストバージニアのエンジン工場の開所式を実施

 

 トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、5月22日9:00(日本時間、同22:00)より、米国におけるエンジン工場であるトヨタ・モーター・マニュファクチャリング・ウェストバージニア社(以下、TMMWV)の開所式を実施した。

 開所式は、セシル・アンダーウッドウェストバージニア州知事、ジェイ・ロックフェラー上院議員、トヨタの張富士夫社長らが出席した。

 式典の挨拶で、トヨタの張社長は、「わずか4年の間に、かつて野原であった土地が、力強く成長する工場に姿を変え、約650名のウェストバージニアの人々が世界で最も優れたエンジンを生産している。さらに、TMMWVは、1年以内にトヨタ初の日本以外でのオートマチック・トランスミッション工場にもなる」と述べた。

 TMMWVでは、98年末より、カローラ用のL4エンジン(1800cc)の生産を開始しており、99年夏からはアバロン用のV6エンジン(3000cc)を生産している。これらに加え、2001年初めからは、北米向けカムリに搭載するオートマチックトランスミッションを生産する予定である。

 TMMWVの概要は以下のとおり。

会社名 TOYOTA MOTOR MANUFACTURING, WEST VIRGINIA, INC.
所在地 米国ウェストバージニア州パットナム郡バッファロー地区
会社設立 1996年5月
生産品目
生産能力
生産開始
エンジン工場
総生産能力は年産50万基
  • カローラ用エンジン(L4 1800cc)
    →生産能力 : 年産30万基、98年末生産開始
  • アバロン用エンジン(V6 3000cc)
    →生産能力 : 年産20万基、99年夏生産開始

(カムリ等他の車種にも今後展開予定)

オートマチックトランスミッション工場
  • 北米向けカムリ用オートマチックトランスミッション
    →生産能力 : 年産36万基、2001年初から生産開始予定
敷地面積 約93万m2
投資額 約9億USドル
従業員数 650名(トランスミッション生産開始後にはトータル約800人になる見込み)

以上