2010年03月29日
トヨタ自動車株式会社
トヨタメディアサービス株式会社
トヨタメディアサービス株式会社
トヨタ自動車、トヨタメディアサービス、
法人向けテレマティクスサービス「G-BOOK BIZ」を開発
―全国のトヨタレンタリース店を通じて提供を開始―
トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)とトヨタメディアサービス株式会社は、カーリースを利用する法人のお客様に向けた運行管理業務を支援するテレマティクス*1サービスとして、「G-BOOK BIZ(ジーブック ビズ)」を開発し、3月30日より全国のトヨタレンタリース店を通じてサービスの提供を開始する。 G-BOOK BIZは、専用の車載機で収集した車両の走行情報や位置情報を、テレマティクスサービス「G-BOOK*2」のセンターに送信し、センターから専用のWEBサイトを通じてお客様に提供するサービスである。 走行距離・走行時間・駐車位置などの情報が、運転履歴として自動で登録されるようになっており、運行管理業務の精度向上と大幅な工数削減が期待できる。 この基本機能に加えて、アイドリング状態で一定時間停止していた回数や運行時の最高速度、シートベルトの非装着、長時間の連続運転などの履歴を記録した運転診断レポートを作成することができ、ドライバーへのエコ運転や安全運転の効果的な指導を可能にした。 さらにG-BOOK BIZの特徴として、ドライバーが極端にスピードを上げたり減速させたりすると、車載機本体から警告音を発して注意を促す機能を備えており、また、万一の車両盗難時の位置追跡・警備員派遣サービスも用意した。 これらにより、リース車を使用する際のコンプライアンスリスクの回避、ならびにエコ運転啓発による燃費の向上、環境負荷の低減が期待できる。 また、G-BOOK BIZは、カーナビゲーションシステムが不要で、一方、情報を集約するデータセンターやネットワークは、既存のG-BOOKセンターと共用することで、充実したサービスの提供を求めやすい価格で実現している。 トヨタおよびトヨタレンタリース店は、お客様の経営に役立つよう、今後「トヨタレンタリース運転カイゼンサポート」として様々な提案活動を行い、G-BOOK BIZの導入だけでなく、導入以降の成果に至るまで継続的に支援するコンサルティングサービスを実践していく。 |
*1 | テレマティクス | : | テレコミュニケーション(通信)とインフォマティクス(情報工学)から生まれた造語。 クルマなどの移動体に情報通信端末を搭載し、無線ネットワークとデータセンターを通じたサービス |
*2 | G-BOOK | : | トヨタが提供するテレマティクスサービス。 一般向けG-BOOKサービスの利用登録台数は、2010年1月末現在で約150万台 |
【G-BOOK BIZの概要】 |
(1)サービス内容 |
|
①極端な加速・減速操作時のブザー警告 |
ドライバーが極端にスピードを上げたり減速させたりすると、車載機本体から警告音を発して注意を促す機能 |
②安全運転診断 |
最高速度、連続運転時間など、7項目の運転診断レポートを日次および月次で自動作成し、安全運転をサポートする機能 |
③エコ運転診断 |
時間あたりのアイドリング回数・空吹かし回数など、6項目の運転診断レポートを日次および月次で自動作成し、エコ運転をサポートする機能 |
④運転日報の自動作成 |
いつ、どのくらいの距離を走ったかなどの運転履歴を、日報として自動作成し、運行管理の工数を大幅に削減する機能 |
⑤車両位置の把握 |
車両の現在位置を調べる機能 |
⑥車両盗難時の位置追跡・警備員派遣 |
車両が盗難にあった場合、依頼により盗難車両の位置情報を確認し、追跡を行う機能。 警備員の現地への派遣も可能 |
(2) | サービス対象車両:次の車種の新車を対象に提供 | |
プロボックスバン、サクシードバン、カローラアクシオ、カローラフィールダー、ハイエースバン、レジアスエースバン、ヴィッツ、プリウス、プリウス「EX」 |
(3) | 利用方法 | |
|
||
|
(4) | 参考価格:カーリース料金に含まれるため、目安として記載 | |
月額2,500円程度(税抜き、車載機価格を含めた60カ月リース契約の場合) |
【運転診断レポート画面】 |
【車載機からお客様パソコンまでの情報の流れ】
【車載機】
車載機本体の主要諸元
・ |
外形寸法 | : |
W70×L90×H35(mm) | |
[突起物を除く] |
||||
・ |
質 量 | : |
約270g | |
・ |
動作電圧 | : |
DC12V |
以上