2000年09月08日

ECO. あしたのために、いまやろう。

「1999年グローバル500賞」受賞記念
トヨタ環境活動助成プログラムの初年度助成対象を決定

 

 トヨタ自動車(株)(以下トヨタ)および(財)トヨタ財団は、このほど、国連環境計画「1999年グローバル500賞」**をトヨタが受賞したことを記念して設けた「持続可能な発展」に貢献する環境改善、保全に関する国内外の活動への助成プログラムに基づく初年度助成対象を決定した。

 この助成プログラムは、年間助成額平均2億円の規模で(本年より当面3年間)、地球規模の視野を保ちつつ地域に根差した実践型のプロジェクトを助成するもの。具体的には以下の分野での活動を対象として、本年5月より6月末まで応募を受付けた。

  1. 環境と経済発展の両立を目指した技術の事業化やそのために不可欠なシステムを構築するための、いわゆるインキュベーター(孵卵(ふらん)器)としての支援助成
  2. 持続可能な発展の実現に向けて重要な役割を担う次世代を中心とした人材の環境意識高揚、および環境へ配慮した取り組みや活動の提唱・実践のための、教育・啓発関連活動への助成

 国内外の大学・各種研究機関、市民・環境NGO等より様々な視点での積極的な活動の申請があり、国内外の有識者等8名で構成する選考委員会(委員長 : 中村 桂子JT生命誌研究館副館長)において審議を行った。その結果、テーマに合致した内容で、かつ地域特性への考慮、事業化の実現性、将来の発展性、民間支援の必要性等を考量し、最終的に9の対象団体を決定した。(助成先は別紙のとおり)

 なお、次年度の助成については、来年春より応募を受付ける予定。助成プログラムの詳細についての問い合わせは、(財)トヨタ財団(03-3344-1701~3)まで。

財団法人トヨタ財団
1974年、トヨタが自動車を作りはじめてから40年を機に設立した多目的型の財団であり、国内および海外諸国、主として発展途上国における生活・自然環境、社会福祉、教育文化等の領域にわたり、時代のニーズに対応した研究や市民活動への助成を行なっている。
**「グローバル500賞」
国連環境計画(UNEP)が「持続可能な発展」に資する環境保護および改善に功績のあった個人または団体を表彰する制度。トヨタは、世界初の量産型ハイブリッド車の発売やISO14001への対応、環境情報の積極的な開示など、総合的な環境マネジメントの構築が評価され、1999年の世界環境デー(6月5日)に国連環境計画から受賞。
トヨタ環境活動助成プログラム 初年度助成対象プロジェクト
分野 No プロジェクトテーマ 団体名 団体所在地
  1. 技術
1 ミャンマーのワにおける高品質高収量稲作とバイオガス統合利用促進プロジェクト 持続可能な発展のための南北研究所 中国
2 持続可能な自然資源利用に向けた地域住民の資源管理能力向上プロジェクト プレット・ナイ・コミュニティ・サポート・グループ タイ
3 ベトナム農村地域再生エネルギーの生産及び環境保護を目的としたバイオダイジェスターの開発プロジェクト 農村地域研究開発センター ベトナム
  1. 教育
1 東欧の中学生及び教師を対象とする環境啓蒙プログラム 地域環境センター ハンガリー
2 米国の小学生対象の植樹活動を通じた環境プログラム 国民「植樹の日」財団 アメリカ
3 ベトナム政府環境関係者を対象とした環境啓発プログラム 環境調査、教育、開発センター ベトナム
4 環境と開発のためのリーダーシップ・プログラム LEADジャパンプログラム 日本
5 岩手・風と森の学校; 廃校再利用ネットワークづくりのための実践プロジェクト 岩手県こども環境研究所 日本
6 自然体験活動における指導者養成プロジェクト (社)日本環境教育フォーラム 日本
トヨタ環境活動助成プログラム選考委員(敬称略)
名前 所属
委員長
中村 桂子(なかむら けいこ)
JT生命誌研究館副館長
小倉 紀雄(おぐら のりお) 東京農工大学大学院農学研究科教授
細田 衛士(ほそだ えいじ) 慶應義塾大学経済学部教授
Peterson Myers(ピーターソン・マイヤーズ) アルトン・ジョーンズ財団 代表(米国)
Göran A. Persson(ゲラン A.ピアソン) 持続可能な発展のためのベラージオ・フォーラム理事(ドイツ)
Somsak Sukwong(ソムサック・スクウォン) アジア地域コミュニティフォレストリー研修センター センター長
木村 尚三郎(きむら しょうさぶろう) (財)トヨタ財団 理事長
張 富士夫(ちょう ふじお) トヨタ自動車(株) 取締役社長

以上

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