2004年12月01日
PSAプジョー・シトロエン
トヨタ自動車株式会社
トヨタとPSA、共同生産する新型小型乗用車の概要を発表
トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)とPSAプジョー・シトロエン(以下、PSA)は、両社が共同生産を行う欧州市場向け小型乗用車3車種の概要を発表した。
2005年に販売を開始する、「プジョー 107」「トヨタ アイゴ(Aygo)」「シトロエン C1」と名付けられた4人乗り乗用車は、同年3月に開催されるジュネーブ・モーターショーにおいて、世界で初めて披露される。
3車種は、基本的な構造、組み立て部品などの大部分を共有しているが、独自のボデースタイルでプジョー、トヨタ、シトロエンの各ブランドの個性を表現している。
車両のサイズは全長3.4メートル程度、全幅1.6メートル程度、全高1.4メートル程度(詳細は下表を参照)。最新の1.0リットルガソリンおよび1.4リットルディーゼルエンジンを搭載し、先進的な安全・環境対応技術を備えた、コンパクトで燃費性能に優れた新型車である。
3車種は、都会で人を魅了する走りを実現する新型車となる。新型車は、今後このようなエントリークラスの乗用車の需要拡大が期待される、欧州市場向けに主として開発されたものである。
共通のプラットフォームで開発された3車種は、チェコ共和国コリン市に設立された「トヨタ・プジョー・シトロエン・オートモビル・チェコ(TPCA)」で、2005年から生産が開始される。車両の開発と工場の建設は、2001年7月にトヨタ、PSA両社が公表した通りのスケジュールで、順調に進展している。TPCAの生産能力は年間30万台で、20万台はプジョーおよびシトロエンブランドで、10万台はトヨタブランドで生産される。
本プロジェクトは、地元のコミュニティに対し、直接・間接的な雇用の点から、広く貢献を期待されている。既にTPCAには1500人が新規雇用されており、今後雇用を予定している1500人と合わせ、合計で3000人程度が新規雇用される。
総投資額は、研究、開発、生産準備等の費用を含め、約15億ユーロとなる予定。
| 【ご参考】新型車の車両サイズ | 単位=mm |
| ブランド | 全長 | 全幅 | 全高 |
| プジョー | 3,428 | 1,630 | 1,470 |
| トヨタ | 3,405 | 1,615 | 1,465 |
| シトロエン | 3,429 | 1,630 | 1,470 |
車両は左から「プジョー107・トヨタ アイゴ(Aygo)・シトロエン C1」
TPCA外観
以上



