2006年03月30日
国立大学法人名古屋大学
トヨタ自動車株式会社
トヨタ自動車株式会社
名大とトヨタ、車載マルチメディア向けOSの共同研究開発を開始
国立大学法人名古屋大学 (以下、名大/総長:平野眞一)とトヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ/取締役社長:渡辺捷昭)は、マルチメディア機能(情報系)と車両制御機能(制御系)の連携を強化し、付加価値の高いサービスを提供できる高い信頼性と高機能を備えた、車載マルチメディアシステム向けOSの共同研究開発を開始する。
今回の共同研究開発は、近年、運転支援システムやカーナビゲーションシステムなど、車載マルチメディアシステムが自動車の付加価値向上に重要な位置を占めているなか、トヨタはこのシステムを人と社会と車をつなぐ基幹システムと捉えており、システムの実用化に向けた開発力強化が不可欠であると考えている。
一方、名大は車載コンピュータシステムをはじめとする組込みシステム技術に関する国際的な研究・教育拠点を形成することを目指して、4月1日付けで大学院情報科学研究科に附属組込みシステム研究センターを設置し、今後産学連携活動を企業との共同開発プロジェクトの形で取り組むもので、今回の共同研究開発は同センターで最初のプロジェクトとなる。
この共同研究開発では、名大の持つ組込みシステム技術とトヨタの持つ車載システム技術を持ち寄り、トヨタのニーズにこたえる車載マルチメディアシステム向けOSを開発することで、情報系システムの持つ地図・道路情報を利用した最適な車両制御や車両運転状況記録を用いた遠隔故障診断サービスなど、各種のアプリケーションを高い信頼性で提供することが可能になり、この開発成果を通じて4年後の実用化を目指している。
また、名大とトヨタでは、今回のプロジェクトの開発成果をトヨタの商品のみに限定することなく、自動車向けのソフトウエア基盤等の標準化活動を行っているJasPar(Japan Automotive Software Platform and Architecture) を通じて、多くの企業に提供していく考えである。
今回の共同研究開発は、近年、運転支援システムやカーナビゲーションシステムなど、車載マルチメディアシステムが自動車の付加価値向上に重要な位置を占めているなか、トヨタはこのシステムを人と社会と車をつなぐ基幹システムと捉えており、システムの実用化に向けた開発力強化が不可欠であると考えている。
一方、名大は車載コンピュータシステムをはじめとする組込みシステム技術に関する国際的な研究・教育拠点を形成することを目指して、4月1日付けで大学院情報科学研究科に附属組込みシステム研究センターを設置し、今後産学連携活動を企業との共同開発プロジェクトの形で取り組むもので、今回の共同研究開発は同センターで最初のプロジェクトとなる。
この共同研究開発では、名大の持つ組込みシステム技術とトヨタの持つ車載システム技術を持ち寄り、トヨタのニーズにこたえる車載マルチメディアシステム向けOSを開発することで、情報系システムの持つ地図・道路情報を利用した最適な車両制御や車両運転状況記録を用いた遠隔故障診断サービスなど、各種のアプリケーションを高い信頼性で提供することが可能になり、この開発成果を通じて4年後の実用化を目指している。
また、名大とトヨタでは、今回のプロジェクトの開発成果をトヨタの商品のみに限定することなく、自動車向けのソフトウエア基盤等の標準化活動を行っているJasPar(Japan Automotive Software Platform and Architecture) を通じて、多くの企業に提供していく考えである。
| ※ | この共同研究開発では、プロジェクトに参加いただける研究者・技術者を募集しています。 詳しくはホームページ(http://www.ertl.jp/NCES/)をご覧ください。 |
| 【車載マルチメディアOS共同研究開発プロジェクト 想定システム図】 |
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| [ お問い合わせ先 ] |
| 名古屋大学 大学院情報科学研究科 附属組込みシステム研究センター開設準備室 〒464-8603 名古屋市千種区不老町 TEL : 052-789-5887 FAX : 052-789-5889 Email : nces-prep@ertl.jp |
以上




