2007年08月30日
TOYOTA、新型車「ヴァンガード」を発売
TOYOTAは、新型車ヴァンガード“VANGUARD*1”を開発し、全国のトヨペット店ならびにトヨタカローラ店を通じて、8月30日より発売した。
ヴァンガードは、「Active & Luxury」をテーマに、ゆとりの動力性能や優れた操縦性・走行安定性が生み出す卓越した走行性能と、アーバンシーンに映える上質な内外装スタイルを兼ね備えた、乗る人々のライフスタイルをより豊かに演出する高級ミディアムSUV*2である。
具体的には、V6 3.5Lエンジンや、S-VSC*3+アクティブトルクコントロール4WD協調制御などの採用により、ゆとりの動力性能と優れた操縦性・走行安定性を実現するとともに、クラス*4トップレベルの環境性能と安全性能を実現している。さらに、力強さと上質さを融合した内外装デザイン、7人乗車が可能な3列シートなどにより、使い勝手の良い広々とした快適な室内空間も備えている。
プレスインフォメーションにつきましてはこちらをご覧ください。 |
【主な特長】 |
1.力強さと上質さを融合した内外装デザイン |
・ | トヨタブランドのデザインフィロソフィ「VIBRANT CLARITY(活き活き・明快)」に基づき、アクティブでアーバンなライフスタイルに応える内外装デザインとし、SUVらしいたくましさに加え、都会的で洗練された個性を表現 | |
・ | 本革と「アルカンターラⓇ*5」を組み合わせたシート表皮を設定し、さりげない上質さを演出 |
2.使い勝手の良い広々とした快適な室内空間 |
・ | 7人乗車の3列シート車と、5人乗車の2列シート車を設定 | |
・ | 多彩なシートアレンジにより様々なシーンに対応できる広く快適な室内空間 | |
・ | 7人乗車の3列シート車は、座り心地の良いサードシートを採用するとともに、床下に格納可能とすることで、広いラゲージスペースを創出 | |
・ | スマートエントリー&スタートシステム、視認性に優れた大径オプティトロンメーター、左右独立温度コントロールフルオートエアコン(花粉除去モード付)など、使い勝手が良く快適な装備を採用 |
3.操る歓びを体感できる卓越した走行性能 |
・ | 動力性能に優れたV6 3.5Lエンジンと2.4Lエンジン、新設計のサスペンション、高剛性ボディなどにより、力強い走りとともに優れた操縦性・走行安定性を実現 | |
・ | 車速や路面状態など、走行状況に応じて最適なトルクを前後輪に配分するとともに、パワー(駆動力)・ステアリング・ブレーキを協調制御する「S-VSC+アクティブトルクコントロール4WD協調制御」を全車に標準装備。路面状態を選ばない安定した走りを追求 |
4.クラストップレベルの環境・安全性能 |
・ | CO2の削減を念頭に優れた燃費性能を追求し、2.4L車は12.6km/L*6(CO2排出量:184g/km*7)を実現したうえで、「平成22年度燃費基準*8+20%」を達成。 さらに、NOx(窒素酸化物)、NMHC(非メタン炭化水素)を低減し、全車、「平成17年基準排出ガス75%低減レベル*9」の認定を取得 |
|
・ | 独自の環境評価システム「Eco-VAS*10」を活用し、CO2排出量をはじめ、環境負荷を低減 | |
・ | コンパティビリティの概念を取り入れて、より厳しい条件に対応し、さらに進化したGOA*11を採用 | |
・ | SRS*12サイドエアバッグ&SRSカーテンシールドエアバッグを全車に標準装備 | |
・ | 頭部傷害軽減においてクラストップレベルの保護性能を追求し、歩行者傷害軽減に配慮したボディ構造を採用 |
*1 | VANGUARD(ヴァンガード):英語で「先駆者」の意 | |
*2 | SUV:Sport Utility Vehicle | |
*3 | S-VSC:Steering-assisted Vehicle Stability Control | |
*4 | 同排気量クラスでの比較 | |
*5 | アルカンターラⓇ:アルカンターラ社の登録商標 | |
*6 | 10・15モード走行、国土交通省審査値 | |
*7 | 1km走行当たりのCO2排出量換算値 | |
*8 | 省エネ法に基づき定められている燃費目標基準 | |
*9 | 国土交通省の低排出ガス車認定制度 | |
*10 | Eco-VAS(エコバス):Eco-Vehicle Assessment System(トヨタ自動車独自の総合的環境評価システム) | |
*11 | GOA:Global Outstanding Assessment(クラス世界トップレベルを追求している安全性評価) | |
*12 | SRS:Supplemental Restraint System(乗員保護補助装置) |
ヴァンガード350S“Gパッケージ”(7人乗り)
<オプション装着車>
【販売概要】
1. | 販売店 | : | 全国のトヨペット店ならびにトヨタカローラ店 |
2. | 月販目標台数 | : | 2,500台 |
3. | 店頭発表会 | : | 9月8日(土)、9日(日) |
【生産工場】
トヨタ自動車(株)
田原工場
【メーカー希望小売価格】 | (北海道、沖縄のみ価格が異なる。単位:円) |
定員 (人) |
エンジン | 駆 動 | トランスミッション | 価 格* (消費税込み) |
||
240S | 5 | 2AZ-FE (2.4L) |
4WD | Super CVT-i [7速スポーツシーケンシャル シフトマチック] |
2,646,000 | |
7 | 2,688,000 | |||||
“Gパッケージ” | 5 | 2,887,500 | ||||
7 | 2,940,000 | |||||
350S | 5 | 2GR-FE (3.5L) |
5 Super ECT | 3,055,500 | ||
7 | 3,097,500 | |||||
“Gパッケージ” | 5 | 3,297,000 | ||||
7 | 3,349,500 |
Super CVT-i : 自動無段変速機 |
5 Super ECT : スーパーインテリジェント5速オートマチック |
* 価格にはリサイクル料金は含まれない |
【車両概要】
1.力強さと上質さを融合した内外装デザイン |
<エクステリア>
▽ | フロントは、スリムで精悍なヘッドランプを外側に配置し、フェンダーと一体化した大型バンパーで踏ん張り感を表現。エンジンフード上に盛り上がった2本のラインとメリハリあるフォグランプ周りのデザインと合わせて、力強さと上質さを表現 | |
▽ | サイドは、エンジンフードからルーフ、リヤスポイラ-へとスムースに続く伸びやかなシルエットを実現 | |
▽ | リヤは、サイドまで回り込んだバンパーで安定感を表現するとともに、コンビネーションランプにクリアレンズとLEDランプを採用し上質さも演出 |
<インテリア>
▽ | 横への広がりを強調する上下二枚翼構成のインストルメントパネルにより、開放的でゆとりのある室内空間を演出 | |
▽ | センタークラスターやドアトリムなどに採用したブロンズ調加飾が、気品あふれる高級感を表現 | |
▽ | 本革と「アルカンターラ®」を組み合わせたシート表皮を設定。表皮の質感と座り心地にもこだわり、さりげない上質さを演出 |
2.使い勝手の良い広々とした快適な室内空間 |
▽ | 7人乗車の3列シート車と、5人乗車の2列シート車を設定 | |
▽ | スーパーチルトダウン機構の採用により、段差の少ない荷室を実現する6:4分割可倒式セカンドシート(リクライニング機構付)。2列シート車には、バックドア側からの可倒操作を可能にする遠隔操作レバーを設定 | |
▽ | 7人乗車の3列シート車は、座り心地の良いサードシートを採用するとともに、床下に格納可能とすることで、広いラゲージスペースを創出 | |
▽ | 床下部品の薄型化とリヤショックアブソーバーの斜め配置により、開口部の地上高を低く、荷室幅を拡大し、荷物の積み降ろしのしやすさに配慮したラゲージスペースを実現 | |
▽ | ナビゲーションの地図を最新の状態に更新する「マップオンデマンド」などの先進のナビゲーション機能や多彩なマルチメディア機能を搭載したHDDナビゲーションシステム(G-BOOK mx/mx Pro対応)を設定 | |
▽ | 携帯したキーを取り出すことなく、ドアの施錠・解錠ができ、ワンプッシュでエンジンがスタートするスマートエントリー&スタートシステムを標準装備 | |
▽ | 視認性に優れた独立3眼式の大径オプティトロンメーター、顔まわりの花粉を素早く減少させることができる花粉除去モード付き左右独立温度コントロールフルオートエアコン(湿度センサー付)を採用 |
3.操る歓びを体感できる卓越した走行性能 |
▽ | ゆとりのV6 3.5L 2GR-FEエンジンを搭載。5 Super ECTとの組み合わせで、滑らかで力強い加速と余裕ある走りを実現 | |
▽ | 扱いやすい2.4L 2AZ-FEエンジンには、マニュアル感覚の操作も楽しめる7速スポーツシーケンシャルシフトマチック付Super CVT-iを組み合わせ、低燃費とスムースな走りを実現 | |
▽ | 車速や路面状態など、走行状況に応じて最適なトルクを前後輪に配分するアクティブトルクコントロール4WDとパワー(駆動力)・ステアリング・ブレーキを協調制御する「S-VSC+アクティブトルクコントロール4WD協調制御」を全車に標準装備。路面状態を選ばない安定した走りを追求 | |
▽ | 新設計のサスペンションと高剛性ボディが、優れた操縦性・走行安定性と上質な乗り心地を実現 | |
▽ | 3.5L車には4WD LOCKモードの採用により、後輪への駆動力配分を最大化し、ぬかるみからの脱出や悪路や不整地での高い走破性を追求 |
4.クラストップレベルの環境・安全性能 |
▽ | CO2の削減を念頭に優れた燃費性能を追及し、2.4L車は12.6km/L(CO2排出量:184g/km)を実現したうえで、「平成22年度燃費基準+20%」を達成。さらに、Nox、NMHCを低減し、全車、「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」の認定を取得 |
▽ | 「Eco-VAS」を活用し、効率的に環境負荷を低減 |
・ | 開発初期段階から環境目標を設定し、環境影響をバランスよく減少 | |
・ | LCA(ライフサイクルアセスメント)を実施し、走行段階だけでなく、生産から廃棄するまでの全段階で排出するCO2や大気汚染物質の総量を低減 |
▽ | 内装部品の素材、加工法、接着剤の見直しにより、揮発性有機化合物(VOC*1)の発生量を抑制し、車室内の臭いや刺激臭を軽減するなど、業界自主目標を達成 |
▽ | エコドライブインジケーターを全車に標準装備 |
・ | 燃費効率の良い走行状態の場合に点灯することで、ドライバーに対しエコドライブへの意識啓発を図り、燃費向上に寄与 |
▽ | より進化した衝突安全ボディGOAを採用 |
・ | コンパティビリティの概念を取り入れて、全方位からのさまざまな衝突試験に対応。 衝突時の衝撃を骨格部材に効果的に荷重分散し吸収するボディ構造を採用し、生存空間やダミーの傷害値においてトヨタ自動車独自の目標をクリア |
▽ | 頭部傷害軽減においてクラストップレベルの保護性能を追求し、歩行者傷害軽減に配慮したボディ構造 |
▽ | SRSサイドエアバッグ&SRSカーテンシールドエアバッグを全車に標準装備 |
▽ | WIL*2コンセプトに基づくシート構造をフロントシートに採用 |
・ | THUMS*3を用いた解析により、シート骨格の強度を高めるとともに、さらにシートバックへ沈みやすくすることによって、追突された場合の首への衝撃を緩和 |
*1 | VOC : Volatile Organic Compounds | |
*2 | WIL : Whiplash Injury Lessening (頸部傷害低減) | |
*3 | THUMS(サムス) : Total HUman Model for Safety |
以上