2005年09月15日

株式会社豊田自動織機
トヨタ自動車株式会社

トヨタと豊田織機、ポーランドでのディーゼルエンジン工場開所式を実施

 

 トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)と(株)豊田自動織機(以下、豊田織機)の合弁会社で、ポーランド共和国にあるディーゼル・エンジン製造工場、トヨタ・モーター・インダストリーズ・ポーランド有限会社(Toyota Motor Industries Poland Sp.zo.o. 以下TMIP)は、9月15日11:00(日本時間18:00)より、ポーランド共和国の第4の都市ドルノシロンスケ県ブロツワフ市から約25km南東に位置するイェルチ・ラスコビツェ市にある同工場敷地内で、開所式を実施した。

 TMIPは2002年10月に設立され、新型の2.2リッターディーゼル・エンジンの生産を、すでに3月21日に開始しているが、今回は関係者を中心に正式に工場の披露を行ったものである。開所式にはポーランド共和国のピエホタ経済労働大臣ほか、地元関係者、日本の駐ポーランド大使小野大使、及びトヨタの浦西副社長、豊田織機の豊田社長はじめ、関係者約300名が参加した。

 またトヨタと豊田織機は、イェルチ・ラスコビツェ市に対して近年企業進出等により発展している同市に見合う救急体制に貢献すべく、ハイエース救急車1台約20万ポーランドズロチ(約600万円)相当を提供した。

 TMIPは年間18万基のディーゼルエンジンを生産する能力を持ち、英国のトヨタ・モーター・マニュファクチャリング・UK(Toyota Motor Manufacturing UK Ltd.以下、TMUK)で生産されているアベンシス、及びトルコのトヨタ・モーター・マニュファクチャリング・Turkey(Toyota Motor Manufacturing Turkey Inc.以下、TMMT)で生産されるカローラバーソに搭載される。今後は、欧州で生産されるカローラにもディーゼルエンジンを供給していく予定。総投資額は2億ユーロに上る。従業員数は現在670名だが、2006年には900名に増員の予定。

 なおTMIPの概要は次の通り。
所    在    地
ポーランド共和国 イェルチ・ラスコビツェ市
会    社    名
Toyota Motor Industries Poland Sp.zo.o.(TMIP)
社    長    名
加勢田 聡(かせだ さとし)
出  資  比  率
TMEM注1 60%、豊田織機 40%
生  産  品  目
2.2リッター ディーゼル・エンジン
生  産  能  力
年間18万基
搭  載  車  種
アベンシス(TMUK製)、カローラバーソ(TMMT製)
敷  地  面  積
約30万m2
建  屋  面  積
約4万2千m2
総  投  資  額
2億ユーロ(約270億円
設  立  時  期
2002年10月
生  産  開  始
2005年3月
従  業  員  数
670名<9月初時点>(2006年には900名まで増員の予定)
* 1ユーロ=135円で換算
注1) Toyota Motor Engineering & Manufacturing Europe S.A./N.V. (TMEM)は欧州の製造統括会社で、Toyota Motor Europeの100%子会社。Toyota Motor Europe S.A./N.V. (TME)はトヨタ100%出資の欧州持株会社。

以上