2005年05月02日

米ウェストバージニア工場でオートマチックトランスミッション生産能力を増強

 

 トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、米国のウェストバージニア工場、Toyota Motor Manufacturing, West Virginia, Inc.(以下、TMMWV)でオートマチックトランスミッションの生産能力を、現在の年産36万基から、2007年央には年産60万基に増強する。追加される生産能力は年産24万基で、約1億2000万ドル(約120億円)を投資して生産ラインを新設する。なお、TMMWVでは、今回の能力増強にあたり、新規に約150名を雇用する。

 現地時間の4月29日11時30分(日本時間0時30分)から行われた記者会見には、ジェイ・ロックフェラー上院議員、シェリー・カピト下院議員、ジョー・マンチン州知事、トヨタの北米持株会社Toyota Motor North America, Inc. 大高英昭社長、北米生産統括会社Toyota Motor Manufacturing North America, Inc. 新美篤志社長、TMMWVの水野豊社長ほか、トヨタの現地事業体関係者らが出席した。

 TMMWVは、1998年11月にエンジン工場として立ち上がり、2001年5月にはカムリ、カムリ・ソラーラ、シエナ及びRX330に搭載するオートマチックトランスミッションの生産を開始した。また2004年4月には、オートマチックトランスミッション用ギアの生産を2006年初頭より開始することを発表している。

 なお、TMMWVで生産しているエンジンは、直4エンジンがカローラ、マトリックスに、V6エンジンがシエナ、RX330などに搭載されている。同工場のエンジンの生産能力は年間54万基。
<TMMWVの概要>
会 社 名
Toyota Motor Manufacturing, West Virginia, Inc
所 在 地
ウェストバージニア州パットナム郡バッファロー地区
社   長
水野 豊(みずの ゆたか)
設   立
1996年5月
生産開始
1998年11月
累計投資額
約9億2000万ドル (※今回の投資分を含む)
生産能力
直4エンジン 年産34万基
V6エンジン 年産20万基
オートマチックトランスミッション 年産60万基 (※今回の投資分を含む)
敷地面積
93万m2
従業員数
約1150名 (※今回の投資分を含む)
以上