2008年09月30日

トヨタ自動車、世界初 「リヤウインドウカーテンシールドエアバッグ」を開発

 

 トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、後方から衝突された際の後席乗員頭部への衝撃を緩和する「SRS*1リヤウインドウカーテンシールドエアバッグ」を世界で初めて*2開発した。近々発売予定の新型車「iQ」に採用する。

 今回開発したエアバッグは、リヤウインドウ上部に内蔵されている。車両後方からの衝突時、後席乗員の頭上から背面にかけてカーテン状に展開することで、ヘッドレストとともに、追突してきた車両や破損したキャビン後部・リヤガラスなどによる頭部への衝撃を緩和し、衝突被害の軽減に寄与する。
なお、iQでは、このエアバッグの採用により、社内指標である頭部傷害値を約1/2に低減する効果を見込んでいる。

 トヨタは、SRSカーテンシールドエアバッグ、SRSニーエアバッグをいち早く実用化するなど、衝突安全において、より多様な事故に対応すべく、実安全性能の向上を追求した技術開発を進めてきた。今後も「サステイナブル・モビリティ」実現に向けた取り組みの一環として、モビリティ社会の究極の願いである「交通事故死傷者ゼロの実現」に貢献するため、「安全な車両・技術開発」はもとより、「交通環境整備への参画」「人に対する交通安全啓発活動」を通じ、交通安全への幅広い取り組みを強化していく。


*1  SRS : Supplemental Restraint System(乗員保護補助装置)
*2   2008年9月時点。トヨタ調べ

SRSリヤウインドウカーテンシールドエアバッグ展開図
<SRSリヤウインドウカーテンシールドエアバッグ展開図>

以上

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  • <SRSリヤウインドウカーテンシールドエアバッグ展開図>
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