2004年09月27日

<ご参考>

トヨタ、アラバマ工場のエンジン生産能力を増強

~2006年末よりV8エンジンの生産能力を拡張~

 

 トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、米国のエンジン工場Toyota Motor Manufacturing, Alabama, Inc.(以下、TMMAL)において、2006年末より、V8エンジンの生産能力を現在の年間12万基から年間27万基に引き上げる。約2億5000万ドル(約270億円)を投資して生産ラインを新設するとともに、300名を新規雇用することで、同工場の生産能力を年間40万基に増強する。この能力増強によって、トヨタの北米におけるエンジン生産能力は、合計で年間144万基になる。

 このV8エンジンは、2006年に稼動を開始するToyota Motor Manufacturing, Texas, Inc.(TMMTX)製ピックアップトラック「タンドラ」、およびToyota Motor Manufacturing, Indiana, Inc.(TMMI)製ピックアップトラック「タンドラ」、SUV「セコイア」に搭載される。

 TMMALは、海外におけるトヨタ初のV8エンジン生産工場として2001年に設立され、2003年にはTMMI製「タンドラ」に搭載するV8エンジンの生産を開始した。2005年年央には、「タンドラ」とNew United Motor Manufacturing, Inc.(NUMMI)およびToyota Motor Manufacturing de Baja California(TMMBC)製ピックアップトラック「タコマ」用V6エンジンの生産を開始する。現在の従業員数は約350名で、2006年末には約800名となる予定。

[TMMALの概要]
現在 2005年年央 2006年末
所在地 米国アラバマ州マディソン郡ハンツビル
社長 星野 晴秋(ほしの はるあき)
設立 2001年6月
総投資額 2.2億USドル 2.4億USドル 4.9億USドル
資本金 1.1億USドル
株主構成 Toyota Motor Manufacturing North America, Inc.(TMMNA) 100%
敷地面積 約200エーカー(約80万m2
総従業員数 約350名 約500名 約800名
生産機種
( )は生産能力
タンドラ用V8エンジン
(12万基/年)
タンドラ用V8エンジン
(12万基/年)
タンドラ・セコイア用
V8エンジン (27万基/年)
タンドラ・タコマ用V6エンジン (13万基/年)
総生産能力 年間12万基 年間25万基 年間40万基

以上