2009年09月18日
トヨタ博物館 開館20周年記念企画展「マンガとクルマ」を開催
| トヨタ自動車(株)の文化施設であるトヨタ博物館(愛知県長久手町)では、開館20周年を記念して2009年10月10日(土)から2010年3月7日(日)まで、企画展「マンガとクルマ」を開催する。 戦後から現代にいたるまでのマンガやアニメに登場するクルマ9台を展示。また、自動車マンガのみならず、クルマが重要な役割を担う一般のマンガ、アニメもあわせて約70作品を紹介する。マンガやアニメを通してクルマが人々にどんなイメージで受けとめられてきたかを展示し、クルマにより親しみをもってもらうきっかけとすることを狙いとしている。 企画展概要は以下のとおり。 |
| 1.開館20周年記念 企画展「マンガとクルマ」 |
| (1) | 期 間 | : | 2009年10月10日(土)~2010年3月7日(日) |
| (2) | 場 所 | : | トヨタ博物館 本館2階特別展示室 |
| (3) | 内 容 | : | 車両、マンガ画像、アニメ映像などを展示・紹介 ※車両については、常時8台、計9車種を展示予定。一部車両の入れ替えあり。 |
| <主な展示品> |
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| *その他、マンガ・アニメあわせて約70作品 | |
| *展示車両、主な作品の詳細は別紙 |
| (4) | 関連催事 |
| ① | アニメ上映会「マッハGoGoGo」(制作:吉田竜夫とタツノコプロダクション 1967~68年) 本格的カーアクションを軸に、サスペンスやロマンスも盛り込んだ元祖レースアニメ。 天才レーサー・三船剛が7つの特殊機能を搭載したマッハ号に乗り世界の大地を駆け抜ける。 テレビ放映(フジテレビ系)されたシリーズの一部を上映。 |
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開催日時 | : |
10月31日(土) 1回目:11:00~11:30 2回目:14:00~14:30 | |
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場 所 | : |
新館1階 大ホール *先着100人(事前申し込み不要、鑑賞無料、会場受付は上映開始30分前から) |
| ② | 当館学芸員による展示説明 |
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開催日時 | : |
10月10日(土)、11月1日(日)、11月3日(火)、11月29日(日) 各日14:00~14:30 | |
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場 所 | : |
本館2階特別展示室 |
| ③ | クルマの4コママンガを描こう! |
| 会期中開催 新館3階 |
| ④ | クルママンガライブラリー |
| 会期中開催 新館3階 約700冊 |
| (5) | 後援・協力 |
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後 援 | : |
愛知県教育委員会、長久手町教育委員会 | |
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協 力 | : |
秋田書店、アニメディア・ドット・コム、イデア、岩波書店、講談社、ゴマブックス、三栄書房、サンライズ、小学館、小学館クリエイティブ、小学館集英社プロダクション、少年画報社、シンエイ動画、新潮社、竜の子プロダクション、手塚プロダクション、東映アニメーション、トムスエンタテイメント、日本テレビ音楽、日本文芸社、ネコパブリッシング、白泉社、パンローリング、扶桑社、双葉社、ムーランサール・ジャパン、メディアファクトリー、横浜開港資料館、讀賣テレビ放送、WAKUI MUSEUM (50音順) |
| (トヨタ博物館のご案内) |
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以上 |
<別紙> |
| <企画展「マンガとクルマ」 展示構成と車両概要> |
(1)自動車マンガのはじまり(19世紀末~20世紀半ば) |
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(2)多くのクルマが登場する人気マンガ |
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名探偵コナン |
◆ディーノ 206GT(1969・イタリア) 展示期間:10/10~11/6(変更する場合あり) フェラーリ創業者エンツォ・フェラーリの息子アルフレード(愛称ディーノ)のアイデアから誕生した小型スポーツカー。アルフレードはその完成を見ず24歳の若さで他界した。エンツォはその車をディーノと名付けた。フェラーリのバッジは付かない。ピニンファリーナによるスタイリングに、優れた実用性、卓越した動力性能と操縦性を備える。「名探偵コナン」テレビアニメ版の「スーパーカーの罠」で謎を解く重要なカギとなる。 |
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◆ポルシェ 356(1951・ドイツ) 展示期間:11/7~2010/3/7(変更する場合あり) フェリー・ポルシェが開発した実用性の高い小型スポーツカー。ベースは父親のフェルディナント・ポルシェ博士設計のフォルクスワーゲン(ビートル)。従って空冷エンジンによるリアエンジン車でポルシェの代名詞でもある“911”のルーツである。1950年から1100ccモデルが量産開始、翌年1300ccモデルを追加(展示車)した。「名探偵コナン」41巻「迫る包囲網」に登場する。 |
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タンタンの冒険旅行 |
◆シトロエン 2CV(1953・フランス) 1930年代半ば、フランスの農民たちのための車として企画されたクルマ。独創的かつ合理的な設計で1948年に誕生し1990年まで生産された。1929年にベルギーのエルジェが生み出し、世界中で愛されている「タンタンの冒険旅行」に登場する車の1台。 |
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(3)自動車マンガ |
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頭文字(イニシャル)D |
◆トヨタ スプリンタートレノ(1983・日本) FR方式軽量車の走行特性を楽しむファンに支持され、生産終了後さらに人気が高まった車で、通称“ハチロク”。展示車両は、2005年に実写版映画「頭文字(イニシャル)D」(マンガ作:しげの秀一/講談社)が公開された際、PR用に使われた中の1台。マンガに登場する主人公の愛車“ハチロク”を模した「藤原とうふ店」のレタリングがほどこされている。 |
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サーキットの狼 |
◆ロータス ヨーロッパ(1972・イギリス) 庶民にも手の届く本格的なスポーツカーとして開発された。F1同様エンジンを座席背後に置くミッドシップレイアウトを採用。すぐれたハンドリングを身上とする。最終型(展示車)にはツインカムビッグバルブエンジンが搭載された。「サーキットの狼」(作:池沢さとし/集英社 1975~1979年)の主人公 風吹裕矢のヨーロッパもこれだ。 |
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(4)架空のクルマが登場するマンガ |
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マッハGoGoGo |
◆マッハ号(レプリカ) (1997・日本) 展示車両は、1997年にアニメ「マッハGoGoGo」(制作:タツノコプロ 原作:吉田竜夫 オリジナルは1967~68年に同プロダクションが制作)のリメイク版が制作されたとき、PR用につくられた。シャシーはニッサンのレーシングカー“ザウルス”用で、ボディはFRP製。マンガの中では全長5560mm、全幅2916mm、全高1166mmと一般の乗用車よりかなり長く、幅は大型バスよりも更に広い。 |
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(5)登場人物の愛車やあこがれのクルマ |
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ルパン三世 カリオストロの城 |
◆フィアット 500 (1965・イタリア) 1957年に登場し、スクーターやキャビンスクーターに取って代わりイタリアの国民車的存在となったクルマ。3mに満たないコンパクトなボディながら大人4人が乗れる。映画「ルパン三世 カリオストロの城」(製作:東京ムービー新社 監督:宮崎駿 1979年)では、スーパーチャージャーが付けられた*。ルパンのフィアット500はがけを駆け上るパフォーマンスを演じる。*実車にはない |
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ! オトナ帝国の逆襲 |
◆トヨタ 2000GT(1968・日本) メカニズム・性能・スタイリングのすべてが国際レベルから見ても決してひけをとらないスポーツカー。ヤマハの協力を得て開発・生産された。映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」(制作:シンエイ動画、テレビ朝日、ASATSU-DK 2001年)の中では、昭和の象徴的なクルマとして、スバル360の大群とともに登場する。 |
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ちびまる子ちゃん |
◆トライアンフ TR2(1954・イギリス) 「ちびまる子ちゃん」(作:さくらももこ 1986年~)の主要キャラクター、花輪くんの送り迎えにロールスロイスファンタムを運転するヒデじいの好きなクルマはトライアンフTR2。ロールスロイスは最もフォーマルな乗用車のリムジンであるのに対し、トライアンフはその対極にある最もプライベートな乗用車のスポーツカーである。 |
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