2006年08月22日

「トヨタ・子どもとアーティストの出会い in 札幌」をアートNPOと協働で開催

 

 トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、社会貢献活動の一環として、NPO法人「芸術家と子どもたち」 (※1) ならびに地元実行委員会と連携し、2006年9月から2007年2月にかけて、「トヨタ・子どもとアーティストの出会い in 札幌」を開催する。

 「トヨタ・子どもとアーティストの出会い」は、“子どもがアーティストとの出会いを通じて豊かな感性や価値観を育むこと”を目的に、トヨタが2004年1月に創設した社会貢献プログラム。アーティストが学校や児童館、病院を訪れ、各施設の先生と協力しながら音楽や体育・総合的な学習の時間等を活用して、子ども対象のワークショップ (※2) を展開している。

 この度開催する札幌では、アーティストの加賀城 匡貴氏、野上 裕之氏、石川 直樹氏が市内の3つの小学校にそれぞれ滞在し、地域性を生かしたワークショップを実施する。また、各最終日に、地域の方々に向けた発表会を行う。

 なお、小学校でのワークショップ及び発表会は見学可能。見学の申込み方法は、別紙ご参照。
 
  ※1) NPO法人「芸術家と子どもたち」 :
  エイジアス活動(ASIAS=Artist’s Studio In A School : 小学校の授業の中で、プロのコンテンポラリーアーティストと学校の先生が協力しながら実施するワークショップ型授業)を2000年から開始。http://www.children-art.net/
 
  ※2) ワークショップ : 参加者が自ら参加・体験して行う創作活動

以上

<別紙>

実施概要 (公開ワークショップ詳細)
 
実施校
札幌市立清田小学校
札幌市清田区清田1条4丁目
札幌市立山の手南小学校
札幌市西区山の手1条9丁目6番1号
札幌市立有明小学校
札幌市清田区有明141-2
日時
<ワークショップ:10日間>
9月26日(火)~10月6日(金)
滞在型プログラム
<発表>
10月14日(土)
PTA主催 おやこふれあい祭
<ワークショップ:10日間>
1月22日(月)~2月2日(金)
滞在型プログラム
<発表予定日>
2月3日(土)・4日(日)
<ワークショップ:10日間>
2007年2月5(月)~16日(金)
滞在型プログラム
<発表予定日>
2月16日(金)
アーティスト
加賀城 匡貴氏
(パフォーミング・アーツ)
野上 裕之氏
(彫刻)
石川 直樹氏
(写真・映像)
対象
全校生徒(380名)
全校生徒(520名)
全校生徒(105名)
内容
校内に「キャンペーン詰所」を設置。アーティストと子どもが学校ならではの面白い規則等を題材に、給食放送ジャックやフィルム制作を通じてキャンペーンを展開する。
子どもや地域の人が一緒になって、雪を楽しむための新発想を編み出すワークショップ。
校庭で雪を使って「雪のまち=新しいコミュニティ」をつくる。
アーティストと子どもが「冒険」をキーワードに交流するワークショップ。
アーティストが学校内のログハウスに常駐し、子どもたちと「未来の冒険」について計画、実施を目指す。
開催の
枠組み
主催 : 「トヨタ・子どもとアーティストの出会い in 札幌」実行委員会、トヨタ自動車株式会社
企画 : 特定非営利活動法人 芸術家と子どもたち
制作 : 子どもとアーティストの出会い
協力 : 札幌地区トヨタ販売会社グループ
取材
申込
方法
学校内での開催になりますので、
事前に事務局までご連絡いただきますようお願い申し上げます。
  <申込み・問い合わせ先>
  「トヨタ・子どもとアーティストの出会い in 札幌」実行委員会事務局(NPO法人S-AIR 内)
  〒062-0901札幌市豊平区豊平1条12丁目1-12
札幌市デジタル創造プラザ インタークロス・クリエイティブ・センター(ICC)4階 401
電話 : 011-820-6056   FAX : 011-820-6057   メール : inschool@s-air.org
担当 : 小田井真美(おだいまみ)   漆 崇博 (うるしたかひろ)
【アーティストプロフィール】
 
賀城匡貴(かがじょう・まさき)
  1975年札幌市生まれ。98年ビクター東京ビデオフェスティバル「ビデオケーション賞」受賞。98年にステージ・パフォーマンス・グループ「scherzo(スケルツォ)」を結成。見慣れた日常をとらえた映像に、ナレーションと音楽を交えながら、そこに潜むユーモアを引き出していくステージ・パフォーマンスを展開している。札幌市時計台公演を振り出しに、京都、東京など全国で公演を開催。
 
野上 裕之(のがみ・ひろゆき)
  1980年札幌市生まれ。札幌市在住。彫刻家。作品を作る上で「触る」という経験を重視している。札幌を中心に、個展・グループ展の開催多数。又,地域を巻き込んだコミュニケーション・プロジェクトを「LOPPACO展」(01年函館・元町地区)、「DRIVE HOME展」(06年広島県尾道市)をはじめ、全国で展開。
 
石川直樹(いしかわ・なおき)
  1977年東京都生まれ。多摩美術大学芸術人類学研究所研究員。98年、南太平洋最後の航海師といわれるマウ・ピアイルグに弟子入りし伝統航海術を学ぶ。2000年に北極から南極までを人力で踏破、2001年にはチョモランマ登頂、世界七大陸最高峰登頂の最年少記録を塗りかえた。2004年、熱気球による太平洋横断に挑戦。移動、旅などをテーマに、『いま生きているという冒険』(理論社)をはじめとする著書や写真作品を多数発表している。 http://www.straightree.com/