2007年05月23日

トヨタ、ブラジルでFFVを販売

 

 トヨタ自動車(株)(以下トヨタ)は、ブラジルにおける製造・販売子会社であるブラジルトヨタ(Toyota do Brasil Ltda (以下TDB))を通じ、バイオエタノール混合率100%燃料にも対応する、カローラFlexおよびカローラフィールダーFlexを製造し、5月25日(金)から販売する。

 現地時間5月22日(火)午後4時(日本時間23日(水)午前4時)に、ブラジル、サンパウロ州グァルージャ市内で発表会を実施した。

 カローラFlexおよびカローラフィールダーFlexは、現在販売されている1.8Lガソリンエンジンのカローラ及びカローラフィールダーをベースに、燃料系及びエンジン本体の仕様を変更したもので、動力性能は1.8Lガソリンエンジン車と同等以上のものとなっている。

 トヨタは、各国・各地域毎のインフラ状況やお客様のニーズに沿った、「適時・適地・適車」の考え方のもとで、環境対応技術の開発とエコカーの展開を推進している。
 今回、ブラジルにカローラFlexおよびカローラフィールダーFlexを導入するのは、バイオエタノール燃料が広く普及しているとともにブラジルでは、FFVが市場の主流をしめてきており、トヨタとしてもお客様のご要望にお応えするために導入するものである。

 なお、現在、トヨタは、世界各地で生産している全てのガソリンエンジン車において、バイオエタノール混合率10%燃料を使用することを可能としているが、混合率100%にも対応する車両を市場投入するのは、ブラジルのカローラFlexおよびカローラフィールダーFlexが初めてである。

* FFV : Flex Fuel Vehicle(ガソリンとエタノールなどを任意の比率で混合した燃料が使用可能な自動車)
【販売概要】
  月販目標台数 カローラFlex
2,500台
 
      カローラフィールダーFlex
750台
 
  販売価格 R$56,565(Corolla XL-i M/T)~ R$83,712 (Corolla Fielder SE-G A/T)
 
【生産工場】
  TDBインダイアツーバ工場
以上