トヨタ、環境教育施設「里山学習館　エコの森ハウス」をオープン

　トヨタでは、環境への対応を最重要課題の一つとして位置づけ、事業活動における環境対応はもとより、社会貢献活動としても、各種助成プログラムや環境保全活動、環境を軸とした人材育成・啓発活動などに幅広く取り組んでいる。

　今回オープンする施設は、社会での環境意識の高まりや学校教育での「総合的な学習の時間」の導入など、体験型環境教育のニーズが高まる中、「トヨタの森」の活動を更に充実すべく設立したものである。情報･展示コーナーと教室形式の学習スペースで構成されており、情報･展示コーナーでは、「地球にやさしく、森の恵みで造る明日」をコンセプトとし、森と人との関わり方を見直し、バイオマス利用による循環型社会づくりを通じて、地球環境問題への対応に貢献するという方向性を、わかりやすく提案している。

　また、「トヨタの森」と一体になった様々な体験型プログラム・イベントを用意し、小学生を中心とした見学者が、インタープリター(自然解説指導員)の指導･引率のもとで、ゲームや実験･工作を通じて森に親しみ、環境について学べる体制としている。

　なお、建物も地元三河杉を中心に使用した木造・分棟型配置とし、屋上緑化の導入等により空調効率を高めるとともに、自然採光、自然通風、自然エネルギーの利用や、雨水の活用など省エネ、省資源の多様なシステムを導入･紹介し、建物自体としても環境との共生の方法を紹介する施設となっている。