2007年05月10日

トヨタ博物館 第18回クラシックカー・フェスティバルを開催

 

 トヨタ自動車(株)の文化施設であるトヨタ博物館(愛知県長久手町)では、クラシックカーファンの醸成や交流促進を目的に、恒例の「クラシックカー・フェスティバル」5月27日(日)に開催する。

 今回は、初めてトヨタ博物館を主会場として開催し、個人所有のオールドカー(30年以上前に生産された国産車・輸入車)90台による公道パレードも実施する。

 なお、開催概要は、以下のとおり。

  (1) 日  時 5月27日(日) 10:00~16:00 <雨天決行>
 
  (2) 場  所
主会場 ・・・ トヨタ博物館
副会場 ・・・ 愛・地球博記念公園(モリコロパーク)北駐車場
    * 公道パレード出発地
 
  (3) 参加車両 約110台
       
<内訳> 一般参加車両 約90台  
  当館所蔵車両 20台   (別紙参照)
  (4) 内  容  
  ①公道パレード
 
一般参加車両 約90台が順次走行
  コースは、愛・地球博記念公園北駐車場から「長久手温泉ござらっせ」、「長久手町役場」の前を経由し、トヨタ博物館までの約7km
出発時間
10:15~11:45頃
到着時間
10:30~12:00頃
  ②当館所蔵車両の走行披露(13:30~14:15)
 
トヨタ博物館P2駐車場「走行コース」にて走行・・・6台(雨天時は2台)
  ③同乗試乗会(14:30~15:30)
 
当館所蔵車両に同乗走行《運転不可》(フォード モデルA〈1929・アメリカ〉他)・・・3台
 
乗車券は13時から本館1Fにて先着順で抽選・配布(入館者対象)
  ④写真撮影会(10:00~16:00)
 
当館所蔵車両をバックに記念撮影(ブガッティ タイプ57C〈1938・フランス〉他)・・・3台
  ⑤バックヤード車両展示(10:00~16:00)
 
常設展示していないバックヤード車両の展示(ベンツ300SL〈1955・ドイツ〉他)・・・6台
 
含むトヨタのモータースポーツ参戦第1号車となった豪州ラリー参加のクラウンRSD〈1956・日本〉の再現車
  ⑥その他(10:00~16:00)
 
交通安全イベント(シートベルト効果体験、飲酒疑似体験など)
 
子供遊戯コーナーなど

  (5) 交通案内    
  当日は、トヨタ博物館には駐車場がないため、一般交通機関もしくは臨時駐車場からリニモまたはシャトルバスでお越し下さい。詳細は当館ホームページ参照
 
リニモ利用者への特典
 
「芸大通」駅改札口で配布する「乗車証明書」の提示で入館料半額(当日のみ有効)

  (6) 協 賛 等    
  後 援 愛知県、長久手町、愛知警察署、愛知県教育委員会、長久手町教育委員会
  協 賛 財団法人 愛知県都市整備協会、愛知高速交通株式会社
  協 力 日本クラシックカー協会
以上
<別紙>
トヨタ博物館の所蔵車両  <雨天の場合は、車両が変更になることがあります>
◆構内走行車両
車両名(年式・国名) 特       徴
モーリス オックスフォード
(1913・イギリス)
イギリス人のための車づくりをめざしたウィリアム・モーリスによってつくられた小型大衆車。ラジエーターが牛の鼻に似ていたため「ブルノーズ」と呼ばれて親しまれた。
デューセンバーグ モデルJ
(1929・アメリカ)
アメリカの夢と富のシンボルとされた車で、世界一の高性能を誇り、値段は飛び抜けて高かった。映画スターではクラーク・ゲーブル、ゲイリー・クーパーなどが愛用した。
MG-TC
(1947・イギリス)
割安ながら本格的な性能で人気を博した小型スポーツカー。1949年までに約1万台生産され、その多くはアメリカに輸出され、小型スポーツカーブームを巻き起こした。
シボレー コルベット
(1953・アメリカ)
戦後アメリカでの欧州製スポーツカーの人気に刺激されて誕生。FRP製ボディを特徴とし、3,523ドルという低価格で発売されたが、走りを楽しめる性能ではなかった。
トヨペットコロナ PT10
(1960・日本)
初代コロナは当時人気の小型車ダットサンに対抗して1957年に誕生。丸いスタイルから「ダルマコロナ」とも呼ばれた。展示車はエンジンを変更して性能アップしたモデル。
トヨタ2000GT ボンドカー
(1967・日本)
当時世界水準の性能を誇ったスポーツカー・トヨタ2000GTを、ジェームス・ボンド主演映画「007は二度死ぬ」のためにオープンカーに改造したモデル。
メルセデス ベンツ 300d
(1961・ドイツ)<雨天時用>
戦後初のベンツの最高級モデル。同クラスのアメリカ車をはるかに凌ぐ性能を誇った。サイドガラスをすべて下ろすとピラーのないフルオープンになる。
トヨペットクラウン RS21
(1960・日本)<雨天時用>
初代クラウンの改良型でエンジンの性能向上ほか、内外デザインも細部が変更され、とくにボディパネルの品質が向上した。オーバードライブ付き3速T/Mを国産で初採用。
◆試乗会車両
フォード モデルA
(1929・アメリカ)
19年間基本部分不変の「モデルT」の後継車として登場。すべてが近代化され、とくにスタイルは上級車「リンカーン」にならった魅力的なものとなり、一気に商品力を挽回した。
エドセル サイテーション
(1958・アメリカ)
フォードがラインアップ拡大のために投入した中型高級車。市場予測の外れや、好き嫌いの分かれるフロントデザインなどが原因で販売は振るわず僅か2年で姿を消した。
ジープニー
(1990・フィリピン)
フィリピンのシンボルとも言える小型乗合バスで、第二次大戦後米軍が残したジープを改造してつくられたのがスタート。人目を引く派手なカラーリングが特徴。
◆撮影会車両
SS90
(1935・イギリス)
SS社(後のジャガー社)が1935年に少数製作したモデル。翌年、エンジンを高性能化したSSジャガー100に発展し、その後のスポーツカーに大きな影響を与えた。
ブガッティ タイプ57C
(1938・フランス)
ブガッティの最も優れたツーリングカーといわれる。完成度の高い洗練されたアルミ製DOHCエンジンによる俊足に加え、実用性、優雅さ、上品さも他に類を見ない。
ポルシェ 356 クーペ
(1951・ドイツ)
リアエンジンスポーツカー、ポルシェ911のルーツ。フォルクスワーゲンを設計したフェルディナント・ポルシェ博士の息子、フェリー・ポルシェが設計。
◆バックヤード展示車両
サンビーム グランプリ(1922・イギリス)、メルセデス ベンツ 300SL(1955・ドイツ)、メッサーシュミット(1955・ドイツ)トヨペットクラウンRSD(1956・日本)、BMWイセッタ(1959・ドイツ)、三菱コルト1000F(1968・日本)
以上