2010年12月03日

トヨタ、タイにおける生産累計500万台を達成

 

　トヨタ自動車(株)（以下、トヨタ）のトヨタ・モーター・タイランド(Toyota Motor Thailand Co., Ltd. 以下、TMT)は、タイにおける累計生産が500万台に達したことを記念し、現地時間12月３日10：00（日本時間同日12：00）、バンポー工場で記念式典を行なった。

　記念式典にはタイ政府のチャイウット工業大臣を来賓に迎え、トヨタの豊田章男社長、TMT棚田京一社長らが出席。豊田社長は、｢トヨタのタイでの事業は、タイの皆様に支えられ、タイと共に成長してきた。現地の方たちと共にタイのお客様に喜んでいただけるクルマづくりに取組んできた結果、生産累計500万台達成した｣と語った。また、棚田社長は「TMTがタイ経済の発展と共に歩み、社会に貢献できたことを非常に嬉しく思う」と語った。

　トヨタはブラジルに続く海外２ヶ所目の生産拠点として1962年にTMTを設立した。1964年にはサムロン工場で「ティアラ」「スタウト」の組み立てを開始。以降、48年間に渡り、一貫して地域に根付いた生産活動を行ってきた。
　なお、タイでは、エンジン生産拠点であるサイアム・トヨタ・マニュファクチュアリング(Siam Toyota Manufacturing Co., Ltd.)においても、12月中に生産累計500万基を達成する。

　トヨタは、「クルマづくりを通じて地域社会に貢献する」という創業以来の理念のもと、全世界で「地域に適した商品」を「良品廉価」で提供するとともに、新規雇用の創出や人材育成を通じて、その国の自動車産業の発展に向け努力していく。
【TMT・STM概要】
会社名 トヨタ・モーター・タイランド
(Toyota Motor Thailand Co., Ltd.)		 サイアム・トヨタ・マニュファクチュアリング
(Siam Toyota Manufacturing Co., Ltd.)
設立 1962年 1987年
代表 棚田 京一 社長 村井 茂 社長
株主構成 トヨタ自動車86.4％、
SCC(サイアムセメント)10.0％、他　3.6％		 トヨタ自動車96％、
SCC(サイアムセメント)４％
生産品目 ゲートウェイ工場：カムリ、カムリHV、プリウス、
ヴィオス、カローラ他
サムロン工場：ハイラックス
バンポー工場：ハイラックス、フォーチュナー		 ディーゼルエンジン、ガソリンエンジン、
プロペラシャフト
09年生産実績 約43.5万台 約46.8万基
従業員数 約14,800名（2010年９月現在） 約2,600名（2010年11月現在）
歩み '64 サムロン工場操業開始

'96 ゲートウェイ工場操業開始
'04 IMVプロジェクト開始

'07 バンポー工場操業開始
'89  ラカバン工場で国内・輸出向けエンジン生産開始
'92  バンパコン工場（鋳物）稼動開始
'97  ラカバン工場からバンパコン工場へ全面移設
  生産台数 '96 生産累計100万台達成
'06 生産累計300万台達成
'10 生産累計500万台達成
 '01 生産累計100万基達成
'07 生産累計300万基達成
'10 生産累計500万基達成

以上