2004年08月18日
(財)2005年日本国際博覧会協会
トヨタ自動車株式会社
トヨタ自動車株式会社
愛・地球博会場でIMTSの試験走行を開始
(財)2005年日本国際博覧会協会(以下、博覧会協会)とトヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、2005年日本国際博覧会(以下、愛・地球博)における、長久手会場内の新交通システムとして導入するIMTS(Intelligent Multimode Transit System)の会場内での試験走行を、本日より開始した。
このIMTSは、トヨタが技術協力参加として車両とシステムを開発・出展し、博覧会協会主体で会場内専用道(IMTS愛・地球博線)の整備と運行管理を行うもの。今後、実走行に向けて国の検査等の諸手続きを経ていくこととなるが、この程、車両および専用道の準備が整ったため、博覧会協会への車両納入を前に、トヨタは、車両を長久手会場に搬入して試験走行を開始した。なお、試験走行では「隊列自動走行と単独マニュアル走行の間の分岐・合流」などのテストを行う。
このシステムは、最新のITS(Intelligent Transport Systems)技術を用いて、専用道は無人で自動運転・隊列走行、一般道は通常のバス同様にマニュアルで単独走行を行う新交通システムとして、鉄道などの軌道系交通システムの定時性・高速性・輸送力と、路線バスの経済性・柔軟性を併せ持っている。また、乗客にとっては乗り換え不要という利便性がある。
(1)主な特徴
| 1.車両デザイン | : | 発芽からイメージした、乗客を優しく包み込む先進フォルムと、曲面的なグラスキャビンによるパノラミックな視界。 |
| 2.走 行 | : | 専用道では無人自動運転隊列走行し(先頭車両には添乗員が乗車)、一般道(会場内管理用道路)へは最後尾の車両が自動分岐した後、有人マニュアル運転を実施。 |
| 3.環境対応 | : | クリーンなCNG(圧縮天然ガス)エンジンを採用。 |
(2)運行計画
| 1.走行区間 | : | <自動運転区間> | IMTS専用道走行 | |
| 北ゲート駅~西ゲート駅~EXPOドーム駅 | 片道約1.6km | |||
| <マニュアル運転区間> | 会場内管理用道路走行 | |||
| 西ゲート駅~(モリゾー・キッコロ)メッセ前バス停 | 片道約0.8km | |||
| 2.導入台数 | : | 全13両 (全4編成、2~3両/編成で運行) | ||
| 3.運行速度 | : | 最高速度 約30km/h、平均速度 約20km/h | ||
| 4.所要時間 | : | 約10分(自動運転区間の片道最短) | ||
| 5.運転間隔 | : | <自動運転区間> | 10分間隔(6本運行/時間) | |
| <マニュアル運転区間> | 40分間隔(1~2本運行/時間) | |||
| 6.輸送能力 | : | <自動運転区間(往復)> | 18,400人/日 | |
| (概算) | <マニュアル運転区間(往復)> | 1,500人/日 | ||
【添付資料 1】
●次世代交通システムIMTSの概要
1.IMTSのメリット| ・輸送力の柔軟性 | : | 非連結の隊列走行により需要変動に応じた柔軟な運行が可能 |
| ・高速性・定時性 | : | 専用道を走行することにより、新交通並の高速性、定時性を実現 |
| ・優れたマルチモーダル性 | : | デュアルモード走行により、乗りかえの少ない移動を実現 |
| ・路線設定の柔軟性 | : | 専用道・一般道の組み合わせがフレキシブルに出来、鉄道と比較して優れた最小回転半径・登坂能力等により、柔軟な路線設定が可能 |
| ・優れた経済性 | : | レール・変電設備が不要、コンパクトな管制システム・車両基地等により、建設費用、保守費用の経済性に優れる。また専用道は無人走行のため、労務費等の経済性にも優れる |
2.IMTSのシステム概要
| ▽ | 車両は、走行路中央に埋設された磁気マーカに沿い操舵制御され、車々間通信および地上信号装置等による自動速度制御・ブレーキ制御機能を持つことにより、高い安全性と信頼性を実現している。 |
| ・車線保持機能 | : | 走行路面中央に埋設された磁気マーカに沿い自動操舵制御 |
| ・隊列走行機能 | : | 非連結な(電子連結による)隊列編成 |
| ・速度維持機能 | : | 運行ダイヤに基づき、駅停止・発車も含む自動速度制御 |
| ・定点停止機能 | : | 設定されたプラットホーム位置に各車両を正確に停車 |
| ・衝突防止機能 | : | 車々間通信及び地上信号装置等による自動ブレーキ制御 |
愛・地球博用IMTS隊列走行イメージイラスト
以上



