2007年03月13日

トヨタ自動車、タイでバンポー工場の開所式を実施

 

 トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)のタイ現地法人であるトヨタ・モーター・タイランド社(Toyota Motor Thailand Co., Ltd. 以下タイトヨタ)は、タイ国内で3番目の生産拠点となるバンポー工場の開所式を、3月13日14時30分(日本時間 同日16時30分)より、同工場敷地内にて実施した。式典は、マハー チャクリー シリントーン王女をご来賓に迎え、トヨタの豊田章男副社長、タイトヨタの園田光宏社長らの出席の下、とり行われた。

 バンポー工場は、IMVシリーズのピックアップトラック(ハイラックス)の世界的な販売好調を受け、タイトヨタの3番目の生産拠点として、今年1月より既に稼働を開始している。同工場の立上げに伴う投資額は約150億タイバーツ。バンポー工場は、年間10万台の生産能力を有し、タイ国内のみならず、世界90カ国以上の市場向けにピックアップトラックを生産・供給していく。
 また、同工場はトヨタの最新鋭工場として、特に環境対応において最先端の取組みを施しており、アジアにおけるトヨタの環境モデル工場として位置付けられている。

 式典では、マハー チャクリー シリントーン王女による、工場の開所を記念する除幕セレモニーと記念植樹がとり行われると共に、豊田副社長が「バンポー工場の生産稼動開始を機に、更に今後もタイの地域社会と自動車産業の発展に貢献していきたい」と挨拶した。

IMVプロジェクトは、世界規模でより最適な生産・供給態勢を構築するプロジェクトで、現在タイを含め、9カ国でピックアップトラック3車型、ミニバン、スポーツ・ユーティリティ・ビークルが生産されている。

<ご参考>タイトヨタ生産体制
  サムロン工場
(含TAW)
ゲートウェイ工場 バンポー工場
所在地 サムットプラカーン県
(バンコクから南に15km)
チャチェンサオ県
(バンコクから東南に110km)
チャチェンサオ県
(バンコクから東南に65km)
生産開始 1964年 1996年 2007年
生産能力(定時) 年産25万台 年産20万台 年産10万台
生産車種 ハイラックス
フォーチュナー
カムリ、カローラ
ソルーナヴィオス
ウイッシュ、ヤリス
ハイラックス
以上