2012年05月31日

トヨタ、台湾で累計生産200万台を達成

 

 トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)の台湾における生産事業体である国瑞汽車股份有限公司(以下、国瑞)は、台湾での車両の累計生産が200万台を達成するのを記念し、5月30日同社の中壢工場において記念式典を行った。

 累計生産200万台達成にあたり、国瑞の星野晴秋総経理は、「台湾の皆様と共にお客様に喜んでいただけるクルマづくりに取り組んできた結果、累計生産200万台を達成した。本年2月には、台湾で初めてハイブリッドカー、カムリハイブリッドの生産も開始しており、今後もクルマづくりを通じてお客様に笑顔をお届けしていきたい」と語った。

 トヨタは台湾初の車両生産拠点として、1984年に国瑞を設立した。1986年には中壢工場でダイナの生産を開始、1995年には、2ヶ所目の生産拠点である観音工場を立ち上げた。2009年からは中近東向けのカローラも生産、輸出している。

 トヨタでは、「クルマづくりを通じて地域社会に貢献する」という創業以来の理念のもと、台湾の自動車産業や経済、社会の発展に寄与していくと共に、今後もお客様や社会を豊かにする“もっといいクルマ”づくりに努めていく方針である。
【国瑞概要】(2012年4月現在)
会社名 国瑞汽車股份有限公司(KUOZUI MOTORS LTD.)
設立 1984年4月
代表 董事長:蘇 燕輝、総経理:星野 晴秋
株主構成 トヨタ:65%、和泰汽車股份有限公司30%、日野:5%
資本金 34.6億元
従業員数 約4,000人
所在地 中壢(チュウレキ)工場 観音工場
桃園県中壢市 桃園県観音郷
生産車種 カローラ ヴィオス、ヤリス、ウィッシュ、
イノーバ、カムリ、カムリHV、
日野大型車 他
敷地面積 22.7万平方メートル 33.6万平方メートル
生産能力 年間10万台 年間6.5万台
歩み 1984年 会社設立
1986年 中壢工場でダイナ生産開始
1995年 観音工場完成
2009年 中近東向けカローラ生産開始
2012年 カムリHV生産開始
生産台数 1997年 生産累計50万台達成
2003年 生産累計100万台達成
2008年 生産累計150万台達成
200万台には、グループ会社である日野の車両を含む。

以上