2013年07月03日

トヨタ自動車、プリウスの累計販売台数が300万台を突破

-ハイブリッドを中心に、「もっといいクルマづくり」に向けた単独研究開発費は7,900億円に-

 

 トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、全世界でのプリウスの累計販売台数が、本年6月末までに300万台を突破したことを発表した(トヨタ調べ)。

 トヨタは、1997年に世界初の量産ハイブリッド乗用車プリウスを発売し、2003年には2代目を、2009年には3代目となるプリウスを発売。初代から3代目に至るまでに、ハイブリッドシステムのコストを1/3に低減する一方、燃費は28km/Lから38km/L(10・15モード走行/国土交通省審査値)へと向上。また、3代目プリウスでは1,261件の新規特許を出願するなど、時代をリードするプリウス(ラテン語で“先駆け”)の名にふさわしい進化を遂げてきている。


<ハイブリッド関連の投資について>
 トヨタは、初代プリウスの開発当時から、ハイブリッド技術を各種のエコカー開発に必要な要素技術を含むコアテクノロジーと位置付け、モーター、インバーター、バッテリーやECU*1統合制御といった主要技術について、社内での開発・生産にこだわり、日本で投資を行ってきた。
 今後もハイブリッド技術を含む先端技術開発については、日本での研究開発・設備への投資を継続し、世界に展開することで持続的成長を目指す。

  2014年3月期の連結研究開発費の見通しは8,900億円(前年同期比 +10%)、単独では7,900億円(同 +11%)に達し、環境技術開発に加え、新プラットフォームやユニット開発を強化。
2014年3月期の連結設備投資額の見通しは9,100億円(前年同期比 +7%)、日本における設備投資額は4,400億円(同 +9%)。

 具体的な研究開発インフラへの投資としては、愛知県豊田市の新研究開発施設(651ha)、次世代パワートレーンユニット開発拠点であるパワートレーン共同開発棟(地上12階、延べ床面積約10万m2)、本社テクニカルセンター内の風洞実験棟(時速250km風環境)などがあげられる。
 また、今後の連結での生産設備投資としては、プライムアースEVエナジー(株)において、さらなる需要増を見据え大森工場(静岡県湖西市)における電池の生産能力増強の準備を進めている。

【プリウス販売台数】 トヨタ調べ 単位:万台
  初代
(1997.12~2003.8)
2代目
(2003.9~2011.12*2)
3代目*3
(2009.5~)
累計
(1997.12~2013.5)
  合  計 12.3 119.2 168.8 300.2*4
  日本 6.5 36.0 89.9 132.5
  海外 5.7 83.1 78.8 167.7*4
    北米 5.2 68.3 60.0 133.5*4
    欧州 0.4 12.3 13.4 26.2
    その他 0.05 2.4 5.3 7.9
*1 Electronic Control Unit
*2 日本では2009年5月の3代目発売時から、2代目プリウスを「プリウスEX」として併売。2011年12月生産終了
*3 プリウスのみ(プリウスα/プリウス/プリウス+、アクア/プリウス、プリウスPHV含まず)
*4 2013年5月末までの累計販売台数に、2013年6月の米国における販売台数を合算

以上

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  • 初代プリウス
    初代プリウス
  • 2代目プリウス
    2代目プリウス
  • 2代目プリウス
    2代目プリウス
  • 3代目プリウス(マイナーチェンジ)
    3代目プリウス(マイナーチェンジ)
  • 3代目プリウス(マイナーチェンジ)
    3代目プリウス(マイナーチェンジ)