2002年05月08日
トヨタ、新型車イスト"ｉｓｔ"を発売
トヨタ自動車(株)は､新感覚のスタイリッシュ２ＢＯＸイスト "ｉｓｔ" ＊１を開発し、本日より全国のトヨペット店（大阪地区は大阪トヨタ）、ならびに全国のネッツトヨタ店を通じて発売した。
イスト"ｉｓｔ"は、「ｆｏｒ ｙｏｕｒ １ｓｔ（ファースト）」、すなわち「若者のモビリティライフに応える最上のコンパクト車」の提供を念頭に開発。その特長は、アクティブ感と洗練された上質感を融合させたスタイルと優れた走行性能、安全・環境性能にあり、これらを高次元で両立させることで１クラス上の新世紀コンパクト車を創造している。
イスト"ｉｓｔ"は、「ｆｏｒ ｙｏｕｒ １ｓｔ（ファースト）」、すなわち「若者のモビリティライフに応える最上のコンパクト車」の提供を念頭に開発。その特長は、アクティブ感と洗練された上質感を融合させたスタイルと優れた走行性能、安全・環境性能にあり、これらを高次元で両立させることで１クラス上の新世紀コンパクト車を創造している。
| 車両の特長 |
| ●上質で新感覚の内外装デザイン |
| ・ | ワイドなフロントグリルや四隅に張り出したホイールアーチによるＳＵＶテイストとモノフォルムを融合させ、サイドウインドウを連続的にリヤに回し込むことにより、スタイリッシュな新感覚エクステリアを創出 |
| ・ | 水平・垂直の基本構成と前後方向へ大胆にラウンドさせ、質感の高い幾何学パターン表面処理を施したインストルメントパネル、収納物を見せる楽しさを演出する小物入れなどにより、洗練さの中にも遊び心のある新感覚インテリアを創出 |
| ●コンパクト車最上を追求した基本性能 |
| ・ | 軽量ボディに、1.5リットル、1.3リットルエンジンを搭載、高性能Super ECTを組み合わせるとともに15インチタイヤや前後スタビライザーの採用により、爽快な走りを追求 |
| ・ | コンパクトな車両サイズに、大人４人が快適に過ごせる室内と十分な荷室を実現したパッケージ。 また、６：４分割シートや用途に応じた使い方ができるデッキ下の収納スペースなど、ユーティリティを追求 |
| ・ | 全方位コンパティビリティの概念を追求し、衝突安全ボディＧＯＡ＊２をさらに進化 |
| ・ | 全車「平成12年基準排出ガス75％低減レベル」を達成。ＦＦ車は「平成22年燃費基準」をクリア |
| ＊１ | イスト"ｉｓｔ"：
stylist、artistなど、～の演出家、創作家といった「～をする人」を表す接尾辞 |
| ＊２ | GOA ：
Global Outstanding Assessment （クラス世界トップレベルを追求している安全性評価） |
イスト １．３Ｆ
［ＵＡ－ＮＣＰ６０－ＨＨＰＮＫ］＜オプション装着車＞
| 【車両概要】 １．新感覚の内外装デザイン |
| （１）外形デザイン |
| ・ | 力強く塊感のあるボディの四隅に張り出したホイールアーチと大径タイヤにより、ＳＵＶテイストのアクティブ感を表現。シンプルで上質な仕上がりのディテールを追求することで新感覚のスタイルを創出 |
| ・ | フロントはワイドで立体感のあるグリル、バンパーからホイールアーチにかけた一体感ある造形、対角線上に３つのランプを並べたヘッドランプ等が特徴。リヤはバックドアの平面のラウンドを大きくとり、サイドからリヤへ回り込んだウィンドウとヘッドランプと相似形のリヤコンビネーションランプにより、アイデンティティある造形としている |
| ・ | 「1.5Ｓ」はリヤスポイラー、プライバシーガラス、マフラーカッター、ディスチャージヘッドランプなどを装着し、スポーティさを向上 |
| （２）室内デザイン |
| ・ | 室内は、プレーンな面質で前後に凸ラウンドさせたインストルメントパネルのセンター部にメタル調のアクセントを施し、シンプルで力強いデザインとした |
| ・ | インストルメントパネルやドアトリムには円形ディンプルの幾何学パターン表面処理を施したほか、センタークラスターには、楽しみながら収納できるアンバー照明のイルミネーテッドマルチボックスを設定し、上質さの中にも遊び心のある空間を創出 |
| ・ | 「1.5Ｓ」は本革巻きステアリングホイール、専用シート色を採用し、スポーティ感をアップ |
| ２．優れた基本性能 | |
| （１） | 1.5リットルＢＥＡＭＳ＊１ １ＮＺ－ＦＥおよび1.3リットルＢＥＡＭＳ ２ＮＺ－ＦＥエンジン |
| ・ | ＶＶＴ－ｉ＊２の採用や斜めスキッシュ燃焼室の形状改善により、燃焼効率や吸気効率を向上し、低中速での扱いやすさと俊敏な加速性能を両立 |
| ・ | アルミブロックや吸排気系にそれぞれ樹脂やステンレスを採用することで、両エンジンとも低燃費に寄与する軽量化を実現 |
| ＊１ | ＢＥＡＭＳ：
Breakthrough Engine with Advanced Mechanism System (先進機構を備えた画期的エンジン) |
| ＊２ | ＶＶＴ－ｉ：
Variable Valve Timing-intelligent (連続可変バルブタイミング機構) |
| [エンジン主要諸元] |
| 駆動 |
トランス
ミッション |
排気量
(cc) |
最高出力
(kW/rpm) |
最大トルク
(N･m/rpm) |
10･15モード
走行燃費＊１ (km/リットル) |
|
| １ＮＺ－ＦＥ |
２ＷＤ
（ＦＦ） |
Super
ECT |
1,496 |
80〔109PS〕
/6,000 |
141〔14.4kg･m〕
/4,200 |
16.4 |
| ４ＷＤ | 1,496 |
77〔105PS〕
/6,000 |
138〔14.1kg･m〕
/4,200 |
15.0 | ||
| ２ＮＺ－ＦＥ |
２ＷＤ
（ＦＦ） |
1,298 |
64〔87PS〕
/6,000 |
121〔12.3kg･m〕
/4,400 |
18.0＊２ |
| ＊１ | 国土交通省審査値 |
| ＊２ | 車両重量1020ｋｇ以上の場合16.8km/リットル |
| （２）サスペンション・タイヤ |
| ・ | フロントには、ステアリングギヤをサブフレーム付としたマクファーソンストラット式を、 ＦＦ車のリヤにはトーコレクト機能を備えたイータビームを、４ＷＤ車のリヤにはラテラルロッド付４リンク式のサスペンションを採用。全車１５インチタイヤ(185/65R15)を採用するとともに前後スタビライザーを設定することで、上質な乗り心地とともに、特に優れた操縦性・走行安定性を実現 |
| （３） | オートマチックトランスミッション＜Ｓｕｐｅｒ ＥＣＴ＞ |
| ・ | 1.3リットルおよび1.5リットルエンジン専用に設計した小型軽量なSuper ECTは、高効率トルクコンバーターや低フリクション機構の採用によって高い伝達効率にするとともに、フレックスロックアップシステムを採用し、低燃費に寄与 |
| （４）４ＷＤシステム |
| ・ | 通常の直進走行ではＦＦに近いトルク配分を行い、滑りやすい路面やコーナーリング時などでは後輪にも最適なトルク配分を行うフレックスフルタイム方式を採用 |
| （５）ボディ |
| ・ | ボディ骨格間の結合やパネル構成、溶接位置などはスーパーコンピューターによる構造解析を活用したほか、バックドア下部へのブレースの採用により、軽量で高剛性のボディを実現。また、フロントフロアへの曲面化パネルの採用や吸音材、遮音材の効果的な配置により、１クラス上の優れた静粛性も確保 |
| （６） | パッケージ、ユーティリティ |
| ・ | 全長3,855mmのコンパクトな外形サイズに大人4人が快適に過ごせる室内と十分な荷室を確保 |
| ・ | リヤシートを６：４分割とし、シートバックを前倒しにするとフラットなデッキスペースが実現。乗車人数や積載荷物に合わせたフレキシブルな空間づくりが可能 |
| ・ | リヤデッキには車内外からの荷物の出し入れが可能なリヤ２ウェイデッキアンダートレイ（ＦＦ車）を設定。トレイには仕切りを設けて使いやすさも追求 |
| ・ | センタークラスター部には小物入れを豊富に設置。デッキサイドやフロントシートバック裏には複数のフックを設定し、使用性に配慮 |
| 【車両寸法：イスト １．３Ｆ】 | （単位：ｍｍ） |
|
||||||||||||||
| （７） | ＩＴＳ装備・オーディオ |
| ・ | ステアリングセンサーからの信号を用いて後退時の予想進路を計算し、モニター画面上に表示するとともに、縦列駐車時には音声ガイドにより後退運転を支援する音声ガイダンス機能付バックガイドモニター（カラータイプ）をオプション設定 |
| ・ | 複数目的地の設定やリアル市街図表示などの多彩なナビゲーション機能を装備し、ＶＩＣＳ＊１、ＦＭ多重機能を内蔵したＤＶＤボイスナビゲーションを採用 |
| ・ | 臨場感のある音質を実現する６スピーカ－システムを採用（ "Ｌエディション"またはメーカーオプションのナビゲーションシステム装着車） |
| ・ | "Ｅエディション"を除く全車にＣＤ・ＭＤ一体ＡＭ／ＦＭマルチ電子チューナー付ラジオを標準装備。ＭＤは最長320分の再生が可能なＭＤＬＰ対応モデル。ＤＳＰ＊２のデジタル音響処理技術とアンプの高出力化により、クリアでパワフルなサウンドを実現 |
| ＊１ | ＶＩＣＳ：
Vehicle Information and Communication System |
| ＊２ | ＤＳＰ：
Digital Signal Processor |
| ３．高い安全性 | |
| （１） | アクティブセーフティ |
| ・ | インストルメントパネル上面中央に、運転中の視線移動が少ないセンターメーターを採用 |
| ・ | ＥＢＤ＊付ＡＢＳとブレーキアシストを全車に標準装備 |
| ・ | ハロゲンランプの約２倍の光量と伸びと広がりのある配光により視認性を高めるディスチャージヘッドランプ（ロービーム）を「1.5Ｓ」に採用 |
| ＊ | ＥＢＤ：
Electronic Brake force Distribution（電子制動力配分制御） |
| （２） | パッシブセーフティ |
| ・ | 重量の異なる乗用車同士の衝突時の共存を追求するコンパティビリティの概念を取り入れて、ＧＯＡを進化。２トンクラスまでの相手車両との衝突における、自車および相手車相互の衝突安全性を追求。具体的には、イストに比べて重量車との衝突を念頭に、セルシオとの50％ラップオフセット前面衝突試験(50km/h)、側面衝突試験 (50km/h)、50％ラップオフセット後面衝突試験(50km/h)という、全方位のカーツーカー衝突試験を実施し、生存空間やダミーの傷害値において、トヨタ独自の目標を設定し、クリア。また、軽量車との衝突においては加害性を低減するため、フロントに大型のバンパーリインホースメントを採用 |
| ・ | 万一の歩行者衝突の時に、歩行者の頭部および脚部への傷害軽減に配慮した、歩行者傷害軽減ボディを採用 |
| ・ | ピラーやルーフサイドレールの内装材に衝撃を吸収するリブなどを内蔵することにより、米国の頭部衝撃緩和基準レベルの性能を追求した構造のインテリアを採用 |
| ・ | 運転席・助手席のＳＲＳサイドエアバッグを全車にオプション設定 |
| ・ | 追突された時に乗員の首への衝撃を緩和するＷＩＬ＊１コンセプトを取り入れたシート構造を前席に採用 |
| ・ | 後席の左右２席にはＩＳＯＦＩＸ＊２に対応したチャイルドシート固定専用バーを装備 |
| ＊１ | ＷＩＬ：
Whiplash Injury Lessening(頸部傷害低減) |
| ＊２ | ＩＳＯＦＩＸ：
誤使用防止、車両適合性向上、取り付け方法の国際的な統一を目的としたISO(国際標準化機構)規格のチャイルドシート固定方式 |
| ４．先進の環境性能 | |
| （１） | ＣＯ２削減と排出ガスのクリーン化 |
| ・ | ＣＯ２削減を念頭に、高効率エンジン、トランスミッションの搭載や徹底した軽量化により、低燃費を追求。ＦＦ車は平成22年燃費基準も達成 |
| ・ | 排出ガスのクリーン化を図るため、ＶＶＴ－ｉ、高微粒化フューエルインジェクター、各気筒独立燃料噴射制御を採用するとともに、後方排気レイアウトにより触媒の暖機性を高め、特に冷間始動からの浄化能力を高めることで、国土交通省の低排出ガス車認定制度における最高水準の平成12年基準排出ガス75％低減レベルを全車で達成。ＦＦ車は優れた燃費とあいまって低公害車＊としている |
| ＊ | 低公害車：
天然ガス自動車、ハイブリット自動車、電気自動車及びメタノール車及び平成12年基準排出ガス75％低減レベル＋平成22年燃費基準の達成車 |
| （２） | リサイクルへの配慮 |
| ・ | リサイクル性に優れた熱可塑性樹脂トヨタスーパーオレフィンポリマー(ＴＳＯＰ)を前後バンパー、インストルメントパネル、センタークラスター、ピラーガーニッシュなどの内外装部品に積極的に採用 |
| ・ | 塩化ビニル樹脂に比べてリサイクルしやすい材料をダッシュサイレンサー表皮、ルーフモールなどで積極的に採用 |
| （３） | 環境負荷物質の低減 |
| ・ | ラジエーター、ヒーターコア、ワイヤーハーネス被覆材などを鉛フリーとし、鉛使用量'05年末までに１／３以下（'96年比）に低減するという業界目標を早期に達成 |
| 【ウェルキャブ（メーカー完成特装車）】 |
| １． | ウェルキャブ 助手席回転スライドシート車 |
| ・ | 高齢者や身体の不自由な方のために、従来の助手席回転シート仕様と比べて乗降性、使用性をさらに向上させた助手席回転スライドシート車（"Ａタイプ"、"Ｂタイプ"）を設定。助手席シートは約70度回転し、車外へ約90mmスライドするとともに、室内でも前後スライドが可能。"Ｂタイプ"にはラゲージスペースへの車いすの積み下ろしが容易にできる電動式の車いす収納装置を標準装備 |
| ２． | ウェルキャブ助手席リフトアップシート車 |
| ・ | 高齢者や身体の不自由な方の乗降を容易にする助手席リフトアップシート車（"Ａタイプ"、"Ｂタイプ"）を設定。"Ａタイプ"は、スイッチ操作で助手席シートが回転し、車外にスライドダウンすることにより、座ったままでの乗降を実現。"Ｂタイプ"は"Ａタイプ"の装備に加え、車いすの積みおろしが容易にできる手動車いす用収納装置(電動式)を標準装備 |
| ３． | ウェルキャブ フレンドマチック取付用専用車 |
| ・ | 足の不自由な方が、手だけで運転できるように、操舵力を約50％軽減した専用パワーステアリングなどを標準装備したほか運転補助装置の取付けが可能な特装用車両を一部グレードに設定（運転補助装置は専門メーカーにて取付け） |
| 【生産工場】 |
| トヨタ自動車(株) 高岡工場 |
| 【販売概要】 |
| １． | 販 売 店 | 全国のトヨペット店（大阪は大阪トヨタ） 全国のネッツトヨタ店 |
| ２． | 月販目標台数 | 7，000台 |
| ３． | 店頭発表会 | ５月18日(土)、19日(日) |
| 【メーカー希望小売価格】 | （消費税は含まず、単位：千円） |
|
|
Super ECT：スーパーインテリジェント４速オートマチック
＊北海道は９千円高、沖縄は22千円高。 |
| 【ウェルキャブメーカー希望小売価格】 | （消費税は含まず、単位：千円） |
|
|
＊ 北海道は９千円高、沖縄は22千円高。
＊１ "Ｂタイプ"は101千円高で消費税は非課税。 ＊２ "Ａタイプ"、"Ｂタイプ"とも消費税は非課税。"Ｂタイプ"は101千円高。 ＊３ フレンドマチック取付用専用車は車両購入時に指定装置を取付けた場合、消費税は非課税。 |
以上
ダウンロード
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- イスト １．３Ｆ［ＵＡ－ＮＣＰ６０－ＨＨＰＮＫ］＜オプション装着車＞
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