2004年04月02日

<ご参考>
中国科学院中日科技与経済交流協会
河北省林業局
特定非営利活動法人地球緑化センター
トヨタ自動車株式会社

中国科学院中日科技与経済交流協会、河北省林業局、
NPO地球緑化センターおよびトヨタ自動車(株)は、
砂漠化防止の植林プロジェクトを3年間延長することで合意

 

 中国科学院中日科技与経済交流協会、河北省林業局、NPO地球緑化センターおよびトヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、中国河北省豊寧満族自治県で、社会貢献として、2001年4月から3年計画で実施していた砂漠化防止の植林を、さらに3年間延長することで合意し、2004年4月2日、北京にて、第2期の調印式を行った。また、それに先立ち、同日、第1期植林の成果報告を行った。
 第1期において、植林実務を担当する河北省豊寧満族自治県林業局は、地元住民とともに、ポプラ、油松や山杏等の樹木や草本を計画どおり、3年間で、1500ヘクタール植栽した。トヨタは、植林資金を提供するとともに、中国科学院と共同で、緑化による環境回復のモニタリングや耐乾燥性の樹種選定等を行った。また、砂漠化の根元的な元凶である過放牧の対策として牧草地管理の検討や経済的自立を図るための薬草栽培にも着手した。NPO地球緑化センターは、日本から多くの植林ボランティアを現地に派遣し、日中の人的交流を行った。
 2004年4月から始まる第2期では、第1期の成果を踏まえ、約1000ヘクタールの植栽を行うとともに、「回復した緑を砂漠へ戻さない仕組みづくり」に重点を置き、現地が自立的に緑化管理できる総合的緑化プロジェクトを目指す。特に、牧草地管理と果樹栽培に注力していく。一方、緑化のための人材育成やボランティアの交流・情報発信のため、現地に活動拠点を設け推進していく。
 第2期の調印概要ならびに共同事業内容は以下のとおり。

<第2期調印概要>
 プロジェクト名称  日中「21世紀中国首都圏環境緑化モデル拠点」2期共同事業
 実施団体  中国科学院中日科技与経済交流協会、河北省林業局、
 特定非営利活動法人 地球緑化センター、トヨタ自動車株式会社
 実施期間  2004年4月~2007年3月
 場所  河北省豊寧満族自治県
 資金  1億5千万円(年間5千万円)
<日中「21世紀中国首都圏環境緑化モデル拠点」共同事業内容>
項目 第1期 第2期(計画)
 期間  2001年4月~2004年3月  2004年4月~2007年3月
 植栽規模  1500ヘクタール  1000ヘクタール
 資金  1億5千万円  1億5千万円



 環境回復モニタリング
(第1期・第2期共通)
砂漠状態からの環境・植生の変化を把握するために、気象条件、飛砂量、地下水位、土壌条件などの周辺環境や植被率を継続的に計測。第1期では、飛砂量の減少・地温上昇の抑制を確認。
 耐乾燥性の樹種選抜
(第1期・第2期共通)
半乾燥地域でも生育できる乾燥に強い樹種の選抜、保水剤の利用、生態環境の回復に効果的な植生方法を検討し、その結果を植林地で実践。
 牧草地管理の検討
(第1期・第2期共通)
砂漠化の原因の一つである過放牧対策のために、適切な牧草地の管理方法を検討し、地域住民と共にその方法を実践。
 薬草・果樹栽培など
 による経済自立化
(主に第2期)
砂漠からの回復後の経済自立、持続的発展に向けた仕組みつくり支援。薬草・果樹の収量増及び品質の向上を目指し、栽培方法を確立。その後、栽培マニュアルを作成して、地域住民へ普及。 
植林地である河北省豊寧満族自治県は、近年、北京を襲う砂嵐の発生源のひとつであり、北京・天津の水源地。
2001年4月 植林作業中
2001年4月
植林作業中
2003年7月 植林後2年3ヵ月経過
2003年7月
植林後2年3ヵ月経過

以上

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  • 2001年4月植林作業中
    2001年4月植林作業中
  • 2003年7月植林後2年3ヵ月経過
    2003年7月植林後2年3ヵ月経過