2004年02月13日

<ご参考>

トヨタとGMの合弁会社・NUMMIが20周年

 

 トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)とGM(General Motors Corporation)は、両社が合弁でカリフォルニア州フリモント市に設立したNUMMI(New United Motor Manufacturing, Inc.)の20周年を祝う記念式典を2月12日(日本時間13日)に実施した。

 サンフランシスコ市内にて、記者会見の後、行われたシンポジウムでは、マイケル・アマコスト元駐日米国大使が進行役を務め、GMのリック・ワゴナー会長、トヨタの張富士夫社長らが出席し、日米の協調とNUMMIにおける両社のパートナーシップの重要性を確認しあった。

 シンポジウムの席上で、トヨタの張社長は、「トヨタとGMのパートナーシップは、自動車産業全体にとっても大きな意味を持つものである。両社は地球環境への配慮と消費者ニーズを両立させるという責務を共有し、環境技術分野でも協力をしている」と語った。GMのワゴナー会長は、「NUMMIは立ち上がり当初より、カリフォルニア州に雇用と経済成長をもたらした。同時にグローバルな自動車会社同士が共に働き、お互いに学びあうことができることを実証した」と述べるなど、両社の協調関係の重要性を強調した。

 NUMMIは、トヨタとGMが各50%出資し、1984年に設立。カリフォルニア州で唯一の自動車生産工場として、2003年にはトヨタブランドとしてカローラ、タコマ、ヴォルツを、GMブランドとしてポンティアック・バイブを39.5万台生産した。

【NUMMIの概要】
所在地 カリフォルニア州フリモント市
社名 New United Motor Manufacturing, Inc. (NUMMI)
設立 1984年2月
生産開始 1984年12月
資本金 3.1億USドル
出資比率 トヨタ50%、GM50%
敷地面積 約85万m2
建物面積 約40万m2
総投資額 約25億ドル
生産能力 年間40万台 (2003年生産実績:39.5万台)
従業員数 約5,700人

以上