2017年10月04日

東京モーターショーに出展したトヨタ車の歴史(1964-1973)

 

1964第11回東京モーターショー

  • 会場風景
  • コロナ カットボデー

名称を「東京モーターショー」に改称。外国メーカーからの出品もあり、「見せるショー」から「ビジネス・ショー」へ変化した。

トヨタはショーの期間中にトヨペットネームを一般募集し、翌年発売した「パブリカ スポーツ(トヨタ スポーツ800)」に人気が集中した。

開催会場 晴海国際貿易センター
開催期間 9月26日~10月9日
来場者数 1,161,000人
出展会社数 274社
トヨタ出展車両 「クラウン エイト」「クラウン カスタム」「パブリカ デラックス」「コロナ デラックス」「パブリカ コンバーチブル」「パブリカ スポーツ」「コロナ カットボデー」「コロナ バン」「パブリカ ライトバン」など

1965第12回東京モーターショー

  • 会場風景
  • 会場風景

乗用車の完成車輸入が自由化された直後のショーであったため、各社商談コーナーを設けるなど会場でユーザーを確保する姿が目立った。

トヨタでは、本格的スポーツカー「トヨタ 2000GT」や、「ドリームカー」に人気が集中した。

開催会場 晴海国際貿易センター
開催期間 10月29日~11月11日
来場者数 1,465,800人
出展会社数 243社
トヨタ出展車両 「トヨタ 2000GT」「トヨタ スポーツ800」「クラウン M型エンジン」「ドリームカー(スピードシェープ)」「コロナ ファイブドア セダン」「幼稚園バス」など

1966第13回東京モーターショー

  • 会場風景
  • 会場風景

「マイカー元年」にあたる年であり、各社とも「売るためのショー」を強調した展示となった。

トヨタブースは、TOYOTAの「T」をかたどった照明灯を何枚も立たせ、落ち着いた展示となった。「カローラ」や「トヨタ 2000GT」など、ベストカーを揃え、「世界のトヨタ」をアピールした。

開催会場 晴海国際貿易センター
開催期間 10月26日~11月8日
来場者数 1,502,300人
出展会社数 254社
トヨタ出展車両 「カローラ 1100 デラックス」「トヨタ 2000GT ボンドカー」「トヨタ 2000GT」など

1967第14回東京モーターショー

  • 会場風景
  • クラウン カットボデー

ハイウェイ時代の高速耐久性を重視し、各社とも1500ccクラスに重点が絞られていた。また、交通安全コーナーも設けられ、交通安全への啓発をした。

開催会場 晴海国際貿易センター
開催期間 10月26日~11月8日
来場者数 1,402,500人
出展会社数 235社
トヨタ出展車両 「センチュリー」「クラウン S」「クラウン カットボデー」「ハイエース」「ミニエース」「カローラ クーペ」「クラウン ダブルピック」など
トヨタのテーマ 「すばらしい明日を」

1968第15回東京モーターショー

  • 会場風景
  • ハイエース ワゴン

資本自由化が近くなり業界再編成が進み、グループ化が本格化した年であった。

トヨタは「トヨタの世界」と題し、94台を出展。落ち着いたディスプレイで家庭的なムードを演出した。量産、多車種、優れた技術開発力、安全性への細心の配慮などをアピールした。

開催会場 晴海国際貿易センター
開催期間 10月26日~11月11日
来場者数 1,511,600人
出展会社数 246社
トヨタ出展車両 「トヨタ7」「コロナ マークⅡ」「コロナ マークⅡ カットボデー」「クラウン ハードトップSL」「ハイエース ワゴン」など
トヨタのテーマ 「トヨタの世界」

1969第16回東京モーターショー

  • 会場風景
  • 会場風景

会場全体に1970年代に向かう日本自動車業界のパワーが感じられるショーであった。

この回から各社とも未来カーを大幅に出展した。

トヨタは市販されていた車両をフルライン展示するほか、未来へのあくなき研究開発の姿勢と、その成果を発表したアドバンスコーナーを設けた。

開催会場 晴海国際貿易センター
開催期間 10月24日~11月6日
来場者数 1,523,500人
出展会社数 256社
トヨタ出展車両 「EX-Ⅰ(2シーター、ファストバッククーペ)」「EX-Ⅱ タイプA(ショッピング・通勤用)」「EX-Ⅱ タイプB(構内手荷物運搬用)」「EX-Ⅱ タイプC(レジャー用)」「EX-Ⅲ(2シーター、グランツーリスモ)」など

1970第17回東京モーターショー

  • 会場風景
  • カリーナ

資本自由化を前に外国車の展示が目立った。また、安全・公害展示もなされた。

トヨタは、新発表した「セリカ」、「カリーナ」を中心に、長距離都市間交通用の「EX-7」や、都市内交通用の「TOYOTAコミューター」「エレクトロニクスカー」など、トヨタの先進性を表現した。

開催会場 晴海国際貿易センター
開催期間 10月30日~11月12日
来場者数 1,452,900人
出展会社数 274社
トヨタ出展車両 「コミューター(3輪EV)」「EX-7(高速ツーリングスポーツカー)」「カリ-ナ(高性能セダン)」「セリカ(スペシャリティーカー)」「エレクトロカットカー カットボデー」「安全ダミー」など

1971第18回東京モーターショー

  • RV-1
  • 会場風景

未来カーとともに新交通システムとしてCVSが登場。

自動車資本が自由化され、国際色豊かなショーとなった。

トヨタは、「安全・公害」、「RV-1」、「MACシステム」の3つの特別出品コーナーで今後の方向性を示した。

開催会場 晴海国際貿易センター
開催期間 10月29日~11月11日
来場者数 1,351,500人
出展会社数 267社
トヨタ出展車両 「SV-1(高性能スポーツクーペ、セリカLB)」「RV-1(レクレーショナルビークル、スポーティワゴン)」など

1972第19回東京モーターショー

  • 会場風景
  • RV-2

乗用車主体のショーに、外国メーカーの自主的参加で一段と国際色を深める一方、業界共同で「安全・公害」策コーナーを特設し注目を集めた。

トヨタは、自動車が直面していた公害・安全・都市交通の諸問題に対する研究成果を展示するとともに、モータリゼーションの今後を示唆するRV車を出展した。

開催会場 晴海国際貿易センター
開催期間 10月23日~11月5日
来場者数 1,261,400人
出展会社数 218社
トヨタ出展車両 「RV-2(ファーストカーとしても使用できるRV)」「ESV-2(実験安全車)」「タウンスパイダー(都市型EVコミュータ)」「モーターホームMH20(小型バス)」「マルチパーパスMP20(小型バス)」「キャンピング トレーラ マリネッタ」など
トヨタのテーマ 「愛される車づくり。トヨタは明日にいどみます」

1973第20回東京モーターショー

  • 会場風景
  • F101

各社とも公害・安全に対する企業姿勢をPR。

国際的な総合自動車ショー色が強いものとなった。

トヨタでは、非対称ガルウィングのラゲージドアを持つワゴンタイプのセダン「F101」が、そのドアの開き方に来場者が興味を示した。また、米国運輸省が定めた仕様の安全実験車「ESV」と、通産省工業技術院大型プロジェクトの一環で開発された小型電気自動車「EV2」など行政と連携した車両が展示された。

テーマ 「くるまのあゆみ」
開催会場 晴海国際貿易センター
開催期間 10月30日~11月12日
来場者数 1,223,000人
出展会社数 215社
トヨタ出展車両 「ESV(実験安全車[米])」「F101(ワゴンタイプのセダン)」「EV2(小型EV)」「ランドクルーザー スペシャル」「トヨタ AB型フェートン」など
トヨタのテーマ 「誰からも愛される車づくり」

ダウンロード(画像)

  • 1964年
    1964年
  • 1964年
    1964年
  • 1964年
    1964年
  • 1965年
    1965年
  • 1965年
    1965年
  • 1965年
    1965年
  • 1966年
    1966年
  • 1966年
    1966年
  • 1966年
    1966年
  • 1967年
    1967年
  • 1967年
    1967年
  • 1967年
    1967年
  • 1968年
    1968年
  • 1968年
    1968年
  • 1968年
    1968年
  • 1969年
    1969年
  • 1969年
    1969年
  • 1969年
    1969年
  • 1970年
    1970年
  • 1970年
    1970年
  • 1970年
    1970年
  • 1971年
    1971年
  • 1971年
    1971年
  • 1971年
    1971年
  • 1972年
    1972年
  • 1972年
    1972年
  • 1972年
    1972年
  • 1973年
    1973年
  • 1973年
    1973年
  • 1973年
    1973年