2017年10月20日
トヨタ自動車、「2017 トヨタ博物館 クラシックカー・フェスティバル in 神宮外苑」を開催
「過去を振り返り未来を想う-動力源の遷り変わり-」
トヨタ自動車(株)の文化施設であるトヨタ博物館(愛知県長久手市)では、自動車文化の醸成・継承とクルマファンの交流を目的に、「2017 トヨタ博物館 クラシックカー・フェスティバル in 神宮外苑」を11月25日(土)に、東京・明治神宮外苑(東京都新宿区)で開催する。
本イベントは、明治神宮外苑聖徳記念絵画館の前をメイン会場とし、一般参加のクラシックカー約100台による銀座中央通りを通過するパレードや展示をはじめ、トヨタ博物館が収蔵するクラシックカーの展示や走行披露など多彩なプログラムを展開する。
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- 2016年会場
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- 2016年走行披露
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- 2016年ミュージアムショップ
100年に一度の自動車の変革期と言われる中、今年の企画展示のテーマは「過去を振り返り未来を想う-動力源の遷り変わり-」。19世紀後半に登場した世界最初と言われるガソリン自動車(レプリカ)をはじめ、同時代の蒸気や電気を動力源とするクラシックカー、世界初の量産ハイブリッド乗用車初代プリウス、世界初の量産燃料電池車MIRAIなど動力源の異なる7台を展示。燃料の遷り変わりとともに進化した自動車の動力源の変遷を映像と実車走行で紹介する。
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- 企画展示車両 ベンツ パテント モトールヴァーゲン[レプリカ]
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- 企画展示車両 ベイカー エレクトリック
また11月5日(日)には関連イベントとしてメガウェブ(東京都江東区)にてトークイベントを開催する。ゲストにはデザインディレクターの桐山登士樹氏とクリエイティブ コミュニケーターでデザイナーの根津孝太氏をお迎えする。デザインを核にビジネスの創出をプロデュースされている桐山氏と、電動バイクなどワクワクするデザインを生み出し続けられている根津氏 両氏の幅広い見識から、動力源の遷り変わりに伴い多様化するこれからのモビリティ、ライフスタイルなどを語っていただく。なお、メガウェブでは11月19日(日)までヒストリーガレージ特別展示『自動車・動力源の変遷』を開催している。
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- メガウェブ特別企画展
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- メガウェブ特別企画展 車両
- 日時
- 11月25日(土)10:00~15:30(入場無料)
(雨天決行 : 但し、諸事情によりプログラムが変更となる場合あり)
- 会場
- 明治神宮外苑 聖徳記念絵画館前(東京都新宿区霞ヶ丘町1-1)
- 内容
- オープニングセレモニー
クラシックカーパレード&展示
Classic Car Circuit(CCC)・・・クラシックカーが会場内を走行
Classic Car Studio(CCS)・・・オーナーインタビューや会場の様子を実況 等
- 日時
- 11月5日(日)14:00~15:00(開場13:30)
- 会場
- メガウェブ トヨタ シティショウケース1階 メガステージ(東京都江東区青海)
- テーマ
- 「過去を振り返り未来を想う-動力源の遷り変わりとともに-」
- ゲスト
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- 桐山登士樹(きりやまとしき)氏
- デザインディレクター
- 根津孝太(ねづこうた)氏
- クリエイティブ コミュニケーター/デザイナー
- モデレーター
- 布垣直昭 トヨタ博物館館長
- その他
- 観覧無料。先着100席。申込不要。
詳細は別紙参照
以上
別紙
プログラム | 時間 | 内容 | |
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クラシックカーパレード (一般参加車両約100台) |
10:20~12:00頃 | 都内約11キロをパレード : 絵画館~神宮外苑いちょう並木~銀座中央通り。 | |
クラシックカー展示 | 11:00頃~15:30 | パレードを終えた一般参加車両・トヨタ博物館車両を展示。 | |
クラシックカー人気投票 | 11:30~14:45 | 一般参加車両の中から投票。
投票用紙はインフォメーションにて配布。
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Classic Car Circuit(CCC) | 12:30~15:00 | トヨタ博物館収蔵車両(下記参照)、オーナー車両などが会場内を走行。 | |
Classic Car Studio(CCS) | 12:30~15:00 | 会場内での走行披露やオーナーインタビューなど、会場の様子を実況。 | |
記念乗車撮影 | フォード モデルT ツーリング (1914・米) |
10:00~15:00 | 多くの人がクルマの利便性を享受でき、社会をも変えた。合理化のため外板色が黒一色になったのは1914年から。 |
ナッシュ メトロポリタン (1954・米) |
イギリスオースチンの部品を流用しイギリスで製造、アメリカで販売されたアメリカ初のサブコンパクトカー。 | ||
ロータス エラン S4 (1972・英) MEGA WEB 出展 |
ボディをグラスファイバー製にし、重量を軽く仕上げることで高性能を実現。1,600ccながら最高速度は185kmを誇る。 | ||
その他出展 | 10:00~15:00 |
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車両名(年式・国名) | 特徴 |
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ベンツ パテント モトールヴァーゲン[レプリカ] (1886・独)【ガソリン】 |
1886年にカール・ベンツが作った3輪車で、世界初のガソリン自動車と言われる。水冷単気筒、1,000ccのエンジンは時速15kmの走行が可能であった。 |
ロコモビル スチーム カー* (1899・米)【蒸気】 |
1900年代初頭アメリカでは約半数のクルマが蒸気自動車だった。ロコモビル スチーム カーは1901年から日本でも売られ、当時世界最大の生産台数を誇った。 |
ベイカー エレクトリック (1902・米)【電気】 |
ガソリン車の普及が始まっても、アメリカではしばらくの間電気自動車が造られた。静かで排気ガスが出なく、ギアチェンジ不用で運転が楽だったことから女性に人気があった。1馬力のモーターを使用し時速40kmの走行が可能。 |
トヨタ BM型 トラック(薪トラック改造車)* (1950・日)【薪】 |
戦中・戦後のガソリン不足に対応し「薪ガス発生装置」を搭載。木材を蒸し焼き状態にし可燃ガス(一酸化炭素など)を作り、清浄、冷却してエンジン内に送りこむ。ガソリンに比べると馬力は低下。 |
トヨタ スポーツ800・ガスタービン ハイブリッド[プロトタイプ]* (1977・日)【灯油等】 |
トヨタのハイブリッド車両開発は、1969年に始まったガスタービン・エンジンの研究に遡る。1977年、第22回東京モーターショーに、トヨタ スポーツ800・ガスタービン ハイブリッドのコンポーネントを出展。 |
トヨタ プリウス (1999・日)【ガソリン+電気】 MEGA WEB 出展 |
ハイブリッドシステムを採用した世界初の量産車。ガソリンエンジンと電気モーターの駆動力を走行状態に応じて最適に組み合わせ、画期的な燃費の向上と大幅なCO2排出量削減を実現。 |
トヨタ MIRAI (2015・日)【水素】 MEGA WEB 出展 |
水素と空気中の酸素を化学反応させ発電して走るFCHV(燃料電池車)。CO2を排出しない究極のエコ性能と走りの楽しさを両立させた次世代車として2014年発売。 |
- 桐山登士樹氏
- 1988年、株式会社TRUNK設立。2005年以降ミラノデザインウィークでLEXUS、Canon、AISINなどのブランディングをプロデュース。2015年ミラノ国際博覧会日本館広報・業催事プロデューサー、2016年台湾文化博覧会日本ブースプロデューサー。現在、富山県美術館副館長他を務める。
- 根津孝太氏
- 2005年、有限会社znug design設立。トヨタ自動車コンセプトカー『Camatte』『Setsuna』、ダイハツ工業『COPEN』、タミヤミニ四駆『Astralster』、超小型モビリティ『rimOnO』などの開発を手がける。国内外で数々の作品を発表、賞を受賞。2014~2016年度、グッドデザイン賞審査委員を務める。