2002年08月05日

トヨタ、製品原価変動解析システム「T.C.C.M.」を開発
基本技術を株式会社CSKに供与し、同社が販売予定

 

 トヨタ自動車株式会社(社長 張 富士夫、以下トヨタ)は、製品の製造時における原価変動を解析・予測し、効率的な原価管理および改善の手助けをするシステム、Toyota Cost Control Method(以下T.C.C.M.)を開発し、基本技術を株式会社CSK(以下CSK)に供与した。

 今回開発したシステムは、製品のラインオフ時等に設定した、予定原価の前提となるリソーセス投入量と、実際のリソーセス投入量との差を、金額化し算出するものである。算出される差額データは、「素材費」「労務費」「エネルギー費」の詳細などの30項目以上にわたる。また、差額の発生要因は、リソーセスの投入バランスや生産活動の効率性など様々な角度から解析され、表示される。

 T.C.C.M.を活用することにより、製造現場の責任者は、製品単位のデータに加え、工場単位、工程単位、部品単位での原価管理が可能となる。算出されたデータを元に、それぞれの製造工程で、合理的にリソーセスが投入され、合理的な生産活動が行われているかを毎月分析・確認できる。また、その後の変動予測を行い、長期的に基準値を上回る項目については、改善を行うことで、リソーセスのロスを軽減、コストのムダを省くことができる。

 T.C.C.M.は、トヨタの元町工場に2001年5月に導入され、すでに労務費・設備費を中心に、従来を上回るムダ低減に貢献している。トヨタでは今後、国内の全工場に随時導入する予定である。

 またトヨタは、T.C.C.M.を国内外の製造業に幅広く提供していきたいと考え、CSKにT.C.C.M.の基本技術を供与した。CSKは現在パッケージソフトウェア製品を開発中、準備が出来次第、国内の製造業に向けて販売を開始する予定である。トヨタは、本技術を幅広く提供していくことにより、国内外の製造業においてのコストのムダ削減、原価管理の更なる効率化、エネルギーや材料等を有効に活用することで、より環境に配慮した生産活動を行う手助けを行っていきたいと考えている。

※予定原価: 新製品等の、基準とする原価であり、原価の維持・改善活動の管理用として有効な指標
〈ご参考〉株式会社CSKの会社概要
 会社名  株式会社CSK
 所在地  東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル
 代表者  青園 雅紘
 資本金   690億2,900万円
 業務内容  ・ コンサルティング 
 ・ システム・インテグレーション
 ・ システム運用
 ・ BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング:業務運用)
 従業員数   4,678名(2002年4月1日現在)
以上

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