2002年07月15日

トヨタ、「環境報告書2002」を発行

-グローバルな連結環境データを初めて開示―

 

 トヨタ自動車(株)(以下トヨタ)は、このほど、'01年度の環境への取り組み実績をまとめた「環境報告書2002」を発行した。
 5号目となる本報告書では、トヨタ単体の活動実績に加え、グローバルな環境への取り組みを推進することを狙いとした、「連結環境マネジメント」(対象:国内外の連結子会社、主要生産会社・海外代理店の計600社)について章を新設し、その進捗について情報を開示。具体的なデータでは、「グローバル環境データ」として、生産分野でのCO2排出量、廃棄物、水使用量を集計し、掲載している。また、環境分野におけるステークホルダーとの対話の促進など、社会との連携についての記載も充実させている。
 このほか、'05年度目標を定めた第3次「トヨタ環境取組プラン」の立ち上げ、ハイブリッド車の市場導入拡大や燃料電池ハイブリッド車の開発の進展、生産工程でのCO2削減目標の前倒し達成、自動車リサイクル研究所の本格稼動、環境負荷物質の低減等の主な成果についても情報公開している。主な内容・ポイントは以下のとおり。
1. 環境マネジメント
第3次「トヨタ環境取組プラン」('01~'05年度)の始動、初年度目標の達成
環境コストは1,339億円(売上高の1.6%)。新たに"顧客効果""エコ・エフィシェンシー"を算出。'01年度の新型車・モデルチェンジ車の燃費向上による顧客効果は37億円
2. 開発・設計
2010年燃費基準(ガソリン乗用車)を4重量区分で達成。達成車の生産台数比率は51%
「低排出ガス車認定制度」適合車の導入を拡大。生産台数比率は87%
ハイブリッド乗用車の拡大(全世界での累計販売台数が10万台超)、燃料電池ハイブリッド車の実用化に向けた開発を加速、'02年末を目処に日米で限定販売開始を公表
3. 調達・生産
仕入先のISO14001外部認証取得の増加(73社増加し78%が取得完了)。事務用消耗品・OA機器のグリーン購入100%を達成
生産ラインの集約・省エネ型新ラインの導入、非稼動時の電力消費低減等により、生産工程でのCO2総排出量は163万t-CO2。前年比4%減、'90年実績を16%下回るレベルまで低減
PRTR対象物質の排出量は前年度比24%減
4. リサイクル
「自動車リサイクル研究所」が稼動開始。市場技術調査、部品の解体性研究等を実施
全国部品共販店でe-コマース(電子商取引)を活用したリサイクル部品の取り扱いを開始
5. 連結環境マネジメント
CO2排出量、廃棄物、水使用量について、国内外4地域別の連結データを初めて公表
海外生産会社の環境マネジメント充実に向けた「海外地域別生産環境会議」が発足。第1回として、アジア・豪州・中近東・南アフリカ地域の会議を実施
6. 社会との連携
「持続可能な発展」をテーマに、第1回「トヨタステークホルダー・ダイアログ」を開催
報告書の内容はインターネットに全文を掲載。希望者には無償で配布。英語版は8月下旬発行予定。
〔ホームページ〕 http://www.toyota.co.jp/envrep02
〔 申 込 方 法 〕 住所、氏名、職業(勤務先名)、希望部数を明記し、葉書またはファックスにて申し込み。
ホームページからも発行後3ヶ月間は依頼が可能。
〒112-8701東京都文京区後楽1-4-18 トヨタ自動車(株) 環境部「環境報告書2002」係 
Fax 03-3817-9035

以上