トヨタ、ガイアを一部改良

　今回の改良では、４ＷＤ車に、高性能2.0リットル 直噴エンジンＢＥＡＭＳ^＊1Ｄ-４^＊2(１ＡＺ－ＦＳＥ [ＶＶＴ-ｉ^＊3付])を搭載し、動力性能(最高出力:112kW[152PS]/6,000rpm、最大トルク:200N･m[20.4kg・m]/4,000rpm)を向上させつつ、国土交通省の低排出ガス車認定制度における「平成12年 基準排出ガス25％低減レベル」を達成したほか、従来比で15％以上の燃費の向上を実現し、「平成22年燃費基準」も先行してクリアしている。
　また、内装では、５:５分割可倒式スライドセカンドシート(センターアームレスト付)を採用することで、サードシートへの乗降性を向上させたほか、運転席シートバックに買い物袋などを掛けるのに便利なフックの採用、ステアリングホイールの意匠変更、機能性・操作性を向上させた新仕様のオーディオ("Ｌパッケージ""Ｇパッケージ"に標準)を採用するなど、機能性・質感を向上している。
　さらに、リヤサイドドア、リヤクォーター、バックドアをＵＶカット機能付プライバシーガラス、ウィンドウシールドガラスをトップシェード付グリーンＵＶカットガラスに変更したほか、レインクリアリング機能付電動格納式カラードドアミラーをヒーター機能付（寒冷地仕様とセットオプション）とするなど、快適性・使用性を向上させている。 

　同時に、特別仕様車"Ｓ-Ｅｄｉｔｉｏｎ"､"Ｓ-Ｅｄｉｔｉｏｎ･ナビスペシャル"を設定し発売した。 
　今回の特別仕様車は、標準グレードをベースに、エアロパーツやプロジェクターフォグランプなど "エアロパッケージ"の装備に加え、外観では、専用外板色ブルーメタリックを含む３色を設定したほか、専用エンブレム、ディスチャージヘッドランプなどを特別装備。また、内装では、グレー系の専用 シート＆ドアトリム表皮、専用メタル調パネル（センターコンソールパネル、スイッチベース）、専用オプティトロンメーター、本革巻き４本スポークステアリングホイールなどを採用し、高級感・スポーティ感を一層高めている。そのほか、ワイヤレスドアロック対応のキーを２本設定し、利便性の向上を図るなど、より魅力的な仕様としている。
　さらに、特別仕様車"Ｓ-Ｅｄｉｔｉｏｎ･ナビスペシャル"には、上記の装備に加え、専用ＤＶＤボイスナビゲーション付ワイドマルチＡＶステーション（音声ガイダンス機能付バックガイド モニター[カラータイプ]付）を特別装備している。

　あわせて、ウェルキャブ（メーカー完成特装車）についてもベース車両同様の改良を施したほか、助手席リフトアップシート車は、助手席シートを改良し、シートリクライニングを電動タイプとするなど機能性を向上するとともに、車外への下降時座面高を下げ、乗降性を高めている。