2014年04月23日
トヨタ博物館 第25回 クラシックカー・フェスティバルを開催
トヨタ自動車(株)の文化施設であるトヨタ博物館(愛知県長久手市)では、自動車文化の醸成を目的とし、地域に根ざしたイベントとして「クラシックカー・フェスティバル」を5月25日(日)に開催する。
第25回になる本年は、恒例の一般参加のクラシックカー約100台による公道パレードをはじめ、本年開館25周年を機に発表した当館のスローガン「モノ語る博物館へ」を受け、「挑戦した車たち」をテーマに、自動車開発の歴史の中で新たな技術に挑戦し、後の車開発に影響を与えた「トヨペットSA型乗用車」をはじめとした当館所蔵車両6台を展示し、学芸スタッフによる解説と走行披露を行う。
併せて、イギリスで生産されたアメリカ初の小型車「ナッシュメトロポリタン」との記念撮影や、コースターの原型である「トヨタライトバス」等の同乗体験など、多彩なイベントも予定している。
開催概要は、以下のとおり。
(1) 日 時 | : | 5月25日(日) 9:00~16:00(入場無料) |
雨天決行(但し、天候等 諸事情によりプログラムが変更となる場合があります) |
(2) 会 場 | : | 愛・地球博記念公園(モリコロパーク) 大芝生広場ほか |
(3) 参加車両 | : | 一般参加車両 約100台、 当館所蔵車両 11台、 トヨタ車体(株)所蔵車両 1台 |
(4) 内 容 | : |
①クラシックカーパレード
②トヨタ博物館 所蔵車両の展示&走行披露(詳細は別紙参照)
③東日本大震災被災地支援ブース(9:30~16:00)
④その他
◇ | 公道パレード(9:15~11:00) |
▽パレード車両 | 当館所蔵のトヨペット クラウンRS21型(1960・日本)が先導車として走行し、1984年以前の日米欧の一般参加車両 約100台が続いて走行。パレード後、大芝生広場にて15:30まで展示。 | |
▽コース | 愛・地球博記念公園 北駐車場~トヨタ博物館前~杁ケ池交差点~はなみずき広場~長久手市役所~長久手温泉ござらっせ~愛・地球博記念公園 大芝生広場(長久手市内約14キロのコース) | |
|
◇ | オーナーインタビュー5名(12:30~13:00) |
②トヨタ博物館 所蔵車両の展示&走行披露(詳細は別紙参照)
◇ | 走行披露と学芸スタッフによる解説(11:50~12:20、13:50~14:20) |
デソートエアフローシリーズSE(1934・アメリカ)、チシタリア202クーペ(1947・イタリア)、タッカー’48(1948・アメリカ)
トヨペットSA型乗用車(1951・日本)、シボレーコルベア(1960・アメリカ)、スバル1000スーパーデラックス(1967・日本)
トヨペットSA型乗用車(1951・日本)、シボレーコルベア(1960・アメリカ)、スバル1000スーパーデラックス(1967・日本)
◇ | 記念撮影コーナー(9:30~16:00) |
ナッシュメトロポリタン(1954・アメリカ)、マーキュリークーガーXR7(1973・アメリカ)
◇ | 同乗試乗会(12:30~13:00、13:30~14:00、14:30~15:00) |
トヨタライトバス(1963・日本、トヨタ車体㈱所蔵)、フォードサンダーバード(1962・アメリカ)、ベントレーコンチネンタル(1995・イギリス)
③東日本大震災被災地支援ブース(9:30~16:00)
◇ | ココロハコブプロジェクトの一環として、本年も東日本大震災被災地支援募金を行い、日本赤十字社に義援金として寄付。募金された方先着2000名にピンバッジ進呈。 |
④その他
◇ | 交通安全ゾーン |
親子で楽しめる、交通安全イベントやペダルカーなどを実施。 |
◇ | リニモ新緑ウォーキング(スタート時間:9:30~11:30) | |
* | はなみずき通駅から長久手温泉ござらっせを経由し愛・地球博記念公園にゴール。 ゴールした方先着2,000名様にピンバッジ進呈 |
◇ | マーケットゾーン |
トヨタ博物館名物「トヨタ博物館カレー」、「ミニカー」などの博物館グッズを販売する「ミュージアムショップ」や、長久手市内の飲食店などが出店。 |
◇ | 当日、イベント会場で配布されるパンフレットと入館券(当日のみ)を当館・本館受付にてご提示いただくと先着1,000名様に粗品をプレゼント。 |
(5) 交通案内 | : |
◇ | 当日は混雑が予想されるため、できるだけリニモ等の公共交通機関をご利用の上、お越しください。 |
▽ | リニモ利用者への特典 | |
リニモ「愛・地球博記念公園駅」改札口で配布(8:30~16:00)する「乗車証明書」を、愛・地球博記念公園大芝生広場のインフォメーションか、トヨタ博物館本館受付にご提示いただくとトヨタ博物館当日無料入館券をプレゼント。 | ||
▽ | 長久手市内無料巡回バス | |
長久手市内3箇所のバス停を9:00~17:00の間、15分間隔で運行。 | ||
* | バス停 … 愛・地球博記念公園駅、長久手温泉ござらっせ、トヨタ博物館 | |
※ | お車でお越しの方へ「パークアンドライド」 | |
トヨタ博物館の南側に「臨時駐車場(400台・無料)」をご用意。 芸大通駅からリニモに乗り換え、愛・地球博記念公園駅まで3分。 |
(6) 後援・協賛等 | : |
・ | 後 援 | : | 愛知県、長久手市、愛知県教育委員会、長久手市教育委員会、長久手市観光交流推進会議 |
・ | 協 賛 | : | 公益財団法人愛知県都市整備協会、愛知高速交通株式会社、長久手温泉ござらっせ・あぐりん村 |
・ | 協 力 | : | 公益財団法人豊田市文化振興財団 豊田市ジュニアマーチングバンド、長久手市商工会、トヨタ車体株式会社 |
※ | 詳細はトヨタ博物館ホームページ参照 http://www.toyota.co.jp/Museum/ |
(取材のご案内)
ご取材いただける場合は、お手数ですが事前に下記までご連絡ください。
(お車でお越しの方は駐車券を送付させていただきますので、5/22(木)までにご連絡ください。
事前にご連絡がない場合は有料駐車場をご利用いただくことになりますので予めご了承ください。)
なお、当日ご取材いただける方は愛・地球博記念公園 大芝生広場 「インフォメーション」にお越しください。
(お車でお越しの方は駐車券を送付させていただきますので、5/22(木)までにご連絡ください。
事前にご連絡がない場合は有料駐車場をご利用いただくことになりますので予めご了承ください。)
なお、当日ご取材いただける方は愛・地球博記念公園 大芝生広場 「インフォメーション」にお越しください。
▼ | トヨタ博物館企画・広報グループ 担当 : 大部・米田 |
TEL:0561-63-5151 当日のみ090-1411-4060 |
2013年「トヨタ博物館 第24回クラシックカー・フェスティバル」の様子
以上
<別紙資料>
パレード先導車
走行披露車両・・・・・「挑戦した車たち」
記念撮影車両
同乗試乗会車両
車両名(年式・国名) | 特 徴 |
トヨペット クラウン RS21型 (1960・日本) |
1955年(昭和30年)に発売された初代クラウンは、1959年のマイナーチェンジによって、外観がよりシャープなデザインとなった。リアスタイルは当時流行したテールフィンのスタイルが取り入れられ、室内では計器盤が変更され、エンジン出力も当初の48馬力から58馬力に向上した。デラックス版では高級感あるグリルとサイドモールが採用されている。 |
走行披露車両・・・・・「挑戦した車たち」
デソートエアフロー シリーズSE (1934・アメリカ) |
1934年にいち早く流線型を取り入れたデザインや、革新的な車両パッケージと現代のモノコックに近いボディ構造など画期的であったが、進歩的過ぎたためか商業的には失敗に終わった。 |
チシタリア202クーペ (1947・イタリア) |
戦後、ボディとフェンダーを一体化したフラッシュサイドデザインをいち早く取り入れ、1951年にはニューヨーク近代美術館によって、現代の造形を代表する優秀デザイン8車種の一つに選ばれた。 |
タッカー’48 (1948・アメリカ) |
戦後アメリカでBig3に挑戦、運転席周りのパッドを厚くしたり、ステアリング連動のコーナリング・ヘッドランプの採用など安全性について当時としては進んだ設計がされている。 |
トヨペットSA型乗用車 (1951・日本) |
戦後再び乗用車を開発できるという喜びから生まれた意欲作で、流体力学を応用したスタイルやバックボーンフレーム構造、4輪独立懸架など斬新なメカニズムを取り入れた。 |
シボレーコルベア (1960・アメリカ) |
アメリカでVWなど小型輸入車に対抗して造られたコンパクトカー。空冷水平対向エンジン、リアエンジン・後輪駆動、モノコック構造など革新的であったが訴訟問題で販売は急落、その後の安全規制制定のきっかけとなった。 |
スバル1000 スーパーデラックス (1967・日本) |
水平対向エンジン、前輪駆動など時代を先取りした技術を採用。特にフロントドライブシャフトの等速ジョイントは、後のFF車の開発・普及に大きく貢献した。 |
記念撮影車両
ナッシュメトロポリタン (1954・アメリカ) |
英国オースチン車のコンポーネントを使って英国で生産された、アメリカ初の小型車。廉価なシティコミューターとして愛用された。 |
マーキュリー クーガーXR7 (1973・アメリカ) |
マスタングの上級バージョンとして登場。展示車は2代目クーガーの最後のモデルで、大相撲名古屋場所の優勝力士を乗せて名古屋市内を祝賀パレードした。 |
同乗試乗会車両
トヨタライトバス(RK170B) (1963・日本) トヨタ車体(株)所蔵 |
現コースターの前身で1963年に登場。東京オリンピックでは選手や観客の輸送に活躍し、丸型のテールランプは、2000GTに流用された。この車は2013年にトヨタ車体で若手技術者の育成を兼ね、開発部門の力を結集し、50年ぶりに復元された。 |
フォードサンダーバード (1962・アメリカ) |
1961~63年まで販売された3代目サンダーバード。4シーター・オープンであるがトノカバーを付けると2シーターモデル的な仕様にできる。 油圧作動のトップ(屋根)はスイッチ一つで上げ下げが可能。 |
ベントレーコンチネンタル (1995・イギリス) |
1966年ロールスロイスの双子車として登場。世界の王侯貴族や富豪がバカンスをリゾートで過ごすときの移動用として造られた高級パーソナルカー。 |
<雨天の場合は一部車両が展示されない場合があります> |