2014年06月02日

SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km
初夏の九州熱戦 LEXUS RC Fは惜しくも表彰台に届かず4,5位

 

SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km

5月31日(土)6月1日(日)の両日、大分県のオートポリスでSUPER GT第3戦が行われた。30度近い暑さの中で、LEXUS RC Fは最後まで表彰台をかけてバトルを繰り広げたが惜しくも及ばず、伊藤大輔/アンドレア・カルダレッリ組のKeePer TOM'S RC F 37号車が4位、ジェームス・ロシター/平川亮組のPETRONAS TOM'S RC F 36号車が5位でフィニッシュした。

SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km

SUPER GT第3戦「SUPER GT in KYUSHU 300km」が5月31日(土)、6月1日(日)の両日、大分県のオートポリスで開催された。

シーズン全8戦で争われるSUPER GTは3戦目を迎えた。舞台となるオートポリスでのSUPER GTは、昨年まで秋に、最終戦の前のレースとして開催されてきたが、今季はシーズン前半戦、初夏の開催となった。

今季より新たにSUPER GTに投入されたLEXUS RC Fは、開幕戦岡山でデビューウィン。前戦富士では惜しくも勝利は逃したものの、2-3位を獲得し、ランキングでは2位から5位を占めて第3戦へと臨んだ。

今大会は、WECル・マン24時間レースのテストデーが重なるため、中嶋一貴が欠場、第2戦同様にPETRONAS TOM'S RC F 36号車は平川亮がジェームス・ロシターとのコンビでドライブする。

GT500クラスのウェイトハンデ(前戦までの獲得ポイント×2kg)については今季より規則が変更され、50kgを超える場合は最大燃料流量を絞り、搭載ウェイトは50kgを超えた分のみ搭載となる。LEXUS勢ではランキング2位、3位のKeePer TOM'S RC F 37号車(伊藤大輔/アンドレア・カルダレッリ)とENEOS SUSTINA RC F 6号車(大嶋和也/国本雄資)の2台がこれに該当。この新規定がどのように影響するのかにも注目が集まった。

◆予選◆

予選日の31日(土)は好天。サーキット近郊の大分県日田市の市街地はこの日、今年国内最高となる35.1度を記録する暑さとなり、山間部に位置するオートポリスも、気温28度、路面温度38度というコンディションで熱い予選アタックが繰り広げられた。

SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km

午後2時からノックアウト方式で行われた予選、GT500クラスのQ1は、セッション後半に入って各車コースイン。全車が本格的なアタックを開始した終盤、残り1分10秒ほどのところで、国本のドライブする6号車が第14コーナーでコースアウトしタイヤバリアにクラッシュ。赤旗中断となった。

セッションは残り3分で再開となり、全車一発アタック。めまぐるしくタイムが塗り替えられていく展開の中、関口雄飛のアタックするWedsSport ADVAN RC F 19号車がわずかにコースオフ。すぐにコースには復帰したが、この19号車に、同じくアタック中だった平川の36号車が引っかかる形となり、共に痛恨のQ1敗退。36号車は11番手、最適なバランスを見出しきれずタイムを伸ばせなかったDENSO KOBELCO SARD RC F 39号車が12番手、19号車が14番手。赤旗中団の原因を作った6号車はタイム抹消により最後尾グリッドが確定した。

一方で伊藤の37号車が3番手、平手晃平がドライブしたZENT CERUMO RC F 1号車が7番手につけ、2台のRC FがQ2進出を果たした。

SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km

このQ1では上位13台がこれまでのコースレコードを更新。新生SUPER GT車両の速さを改めて証明することとなった。

Q2も残り6分半を切って全車コースイン。30kgのウェイトハンデを積みながらも懸命な走りを見せた立川祐路の1号車が3番手タイムをマーク。カルダレッリの37号車はその後方5番手グリッドから決勝へ臨むこととなった。

GT300クラスでは、OGT Panasonic PRIUS 31号車の新田守男がQ1を7番手で突破。Q2でも嵯峨宏紀が健闘を見せ、6番手グリッドを獲得した。

◆決勝◆

1日(日)も好天に恵まれ、午後2時の時点で気温28度、路面温度43度という暑さの中で決勝レース(65周)のスタートが切られた。

SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km

予選でコースオフを喫し最後尾グリッドとなった6号車は、スタート直前に燃料系の不具合が発生し、修復は間に合ったもののピットスタートとなった。

序盤、上位勢はグリッドの順位をキープ。後方では11番手グリッドの36号車を駆るロシターが目覚ましい追い上げを見せ、6周目には6位に浮上。

3位を走る平手の1号車、4位の12号車GT-R、5位につけるカルダレッリの37号車のバトルに36号車が追いつき、4台による3位争いが展開された。

猛追を受けながらも何とか3位をキープしていた平手の1号車だったが、16周目過ぎあたりからタイヤの摩耗が激しくなり、一気にペースダウン。ペースの落ちた1号車を、17周目に37号車、36号車が揃ってパス。翌周には36号車のロシターが37号車をかわし4位へとポジションアップを果たした。

1号車の平手は、なんとかドライバー一人の最低周回義務となる22周を消化し、ピットインしたが、10位以下へ順位を落としてしまった。

SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km

レース中盤に入ると他の車両も次々にピットイン。36号車をロシターから受け継いだ平川は、37号車の前でコースに復帰したが、34周目の最終コーナーでコースアウト。すぐにコースに戻ったものの、37号車伊藤の先行を許してしまった。

その後は上位勢の差が広がり、順位は拮抗状態となっていたが、47周目にGT300クラスの車両が1コーナーでクラッシュ。ガードレールを乗り越えるほどの大クラッシュとなり、その処理のためにセーフティカーが導入された。

セーフティカー導入により上位勢のマージンは小さくなり、残り9周のスプリントレースとして再スタート。4位の37号車伊藤、5位の36号車平川が、前を行く12号車のGT-Rを激しく追い、3位表彰台を賭けた手に汗握るバトルがチェッカーまで繰り広げられた。

テール・トゥ・ノーズ状態までライバルを追い詰めた2台のLEXUS RC Fだったが、惜しくも逆転は叶わず、37号車が4位、36号車が5位でフィニッシュ。

19号車が8位。スタート前のトラブルでピットスタートを強いられながらも着実な走りで順位を上げた6号車が9位でチェッカーを受け、ポイントを獲得した。

今大会の結果、ドライバーズランキングでは37号車の伊藤/カルダレッリが2位、6号車の大嶋/国本が3位をキープしている。

SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km

GT300クラスでは、6番手グリッドを獲得したプリウス31号車が、フォーメーションラップのスタート時にシフトトラブルに見舞われ発進が出来ず、最後尾へと後退してレースを開始。前半新田が少しずつ順位を上げ、18位まで順位を上げたところで嵯峨へとドライバー交代しコースに戻ったが、再度シフトのトラブルが発生し、レースを終えることとなった。

KeePer TOM'S RC F 37号車 ドライバー 伊藤大輔:
(ウェイトハンデによる燃料流量制限など)ハンデがあったにもかかわらず、予選・決勝と良いクルマに仕上げてくれたおかげで、良いレースを戦えた。とはいえ、ライバルをパスする為に、細かなところをもっと詰めていく必要性は感じた。結果的には残念な部分もあるが、こういう厳しい展開の中で、きっちり上位でポイントを獲得していくことが大事だと思う。ライバルが、3戦連続表彰台という結果を残しているので、自分たちも安定した力を発揮して戦っていきたい。
KeePer TOM'S RC F 37号車 ドライバー アンドレア・カルダレッリ:
決勝レースは、まず自分たちの前にいた12号車をターゲットにした。12号車をオーバーテイクした後は1号車とのバトルになったが、向こうはタイヤにダメージを負っていたようだ。彼らとのバトルが長引いたこと、またGT300クラスの処理などもあり、かなりタイムをロスしてしまった。シーズンはまだ3戦を終えたばかりだ。戦い方もクルマも、チームと共に更に詰めていき、タイトルを狙いたい。

■第3戦 リザルト

GT500クラス
順位 No. 車名 ドライバー名 所要時間/差 周回 グリッド WH
23 MOTUL AUTECH GT-R 松田 次生/ロニー・クインタレッリ 1:58'46.067 65 14
46 S Road MOLA GT-R 本山 哲/柳田 真孝 5.788 65
12 カルソニックIMPUL GT-R 安田 裕信/J.P.デ・オリベイラ 23.285 65 62
37 KeePer TOM'S RC F 伊藤 大輔/アンドレア・カルダレッリ 23.649 65 52
36 PETRONAS TOM'S RC F ジェームス・ロシター/平川 亮 24.036 65 11
100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT 小暮 卓史/武藤 英紀 44.576 65
18 ウイダー モデューロ NSX
CONCEPT-GT
山本 尚貴/ジャン・カール・ベルネ 1Lap 64 10 14
19 WedsSport ADVAN RC F 脇阪 寿一/関口 雄飛 1Lap 64 14
ENEOS SUSTINA RC F 大嶋 和也/国本 雄資 1Lap 64 15 52
10 32 Epson NSX CONCEPT-GT 中嶋 大祐/ベルトラン・バゲット 1Lap 64 13  
11 39 DENSO KOBELCO SARD RC F 石浦 宏明/オリバー・ジャービス 1Lap 64 12 26
12 ZENT CERUMO RC F 立川 祐路/平手 晃平 1Lap 64 30

※WH:ウェイトハンデ(kg)

GT300クラス
順位 No. 車名 ドライバー名 所要時間/差 周回 グリッド WH
55 ARTA CR-Z GT 高木 真一/小林 崇志 2:00'20.424 60 10
61 SUBARU BRZ R&D SPORT 佐々木 孝太/井口 卓人 2.257 60  
11 GAINER DIXCEL SLS 平中 克幸/ビヨン・ビルドハイム 1Lap 59 52
B-MAX NDDP GT-R 星野 一樹/ルーカス・オルドネス 1Lap 59 28
MUGEN CR-Z GT 中山 友貴/野尻 智紀 1Lap 59 26
86 クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3 細川 慎弥/山西 康司 1Lap 59
60 TWS LM corsa BMW Z4 飯田 章/吉本 大樹 1Lap 59  
50 WAKO'S Exe Aston Martin 加納 政樹/安岡 秀徒 1Lap 59 18  
67 STP タイサン GAIA POWER GT-R 横溝 直輝/密山 祥吾 1Lap 59 16
10 65 LEON SLS 黒澤 治樹/黒澤 翼 1Lap 59 14 18
  31 OGT Panasonic PRIUS 新田 守男/嵯峨 宏紀 27Laps 33 10

※WH:ウェイトハンデ(kg)

ドライバーズポイント(GT500)
順位 No. ドライバー名 ポイント
12 安田 裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 42
37 伊藤 大輔/アンドレア・カルダレッリ 34
大嶋 和也/国本 雄資 28
立川 祐路/平手 晃平 15
39 石浦 宏明/オリバー・ジャービス 13
10 36 ジェームス・ロシター
11 36 平川 亮
13 19 脇阪 寿一/関口 雄飛
チームポイント(GT500)
順位 No. チーム名 ポイント
12 TEAM IMPUL 51
37 LEXUS TEAM KeePer TOM'S 43
LEXUS TEAM LeMans ENEOS 36
LEXUS TEAM ZENT CERUMO 21
39 LEXUS TEAM SARD 21
10 36 LEXUS TEAM PETRONAS TOM'S 14
11 19 LEXUS TEAM WedsSport BANDOH 13

以上

ダウンロード

  • SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km
    SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km
  • SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km
    SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km
  • SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km
    SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km
  • SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km
    SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km
  • SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km
    SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km
  • SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km
    SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km
  • SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km
    SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km
  • SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km
    SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km
  • SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km
    SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km
  • SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km
    SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km
  • SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km
    SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km
  • SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km
    SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km
  • SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km
    SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km
  • SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km
    SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km
  • SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km
    SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km
  • SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km
    SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km
  • SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km
    SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km
  • SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km
    SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km
  • SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km
    SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km
  • SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km
    SUPER GT 第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300km