2014年10月10日
トヨタ自動車、新型ボート「PONAM-31」を発売
トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、新型ボート「PONAM*1-31」を開発し、直営のトヨタマリン営業所と全国のトヨタマリン販売店49社を通じて、10月10日より発売した。
- PONAM-31<オプション装着艇>
- 撮影用小物は装備に含みません
TOYOTA新型ボートPONAM-31
PONAM-31は、徹底的に走りを追求するとともに、クルージングやフィッシング等のスポーツアクティビティを楽しめ、キャビンの居住性にもこだわった新しいクラスの「スポーツ ユーティリティ クルーザー」として開発した。主な特長は、①卓越した走行性能、②10年経っても色褪せない美しいスタイリング、③機能性を高めた内外装と高い操船性、の3点である。
PONAM-31のエンジンは、「ランドクルーザープラド」(海外向け)の3.0L直列4気筒直噴ディーゼルエンジンを船舶用にチューニングすることで、高出力を実現しつつ、低エミッション、低燃費、低振動、低騒音を達成している。また、PONAMシリーズで好評の高強度アルミ合金を船体に採用することで、快適な乗り心地と高い耐久性を確保した。このほか、「トヨタドライブアシスト*2」や「トヨタバーチャルアンカーシステム*3」(いずれもオプション設定)など、自動車技術を応用した制御システムにより、高い操船性を確保している。このような高性能、高機能を備えながらも、2,970万円(消費税抜き)という競争力のある価格を実現した。
トヨタは、今後も「海」のフィールドでも魅力あるモビリティ商品を開発し、お客様に豊かなライフスタイルや楽しみを提供することを目指して、マリン事業に取り組んでいく。
- *1 PONAM
- マオリ(ニュージーランド先住民族)語のニュージーランドの南島を意味するWaipounamuからの造語
- *2 トヨタドライブアシスト
- 難しい離着岸操作が、安全で簡単に行なえる操船支援システム
- *3 トヨタバーチャルアンカーシステム
- 自動制御で船体の位置や方向を保持する操船支援システム
販売目標隻数
年間15隻
メーカー希望小売価格
- 29,700,000円(消費税抜き)
- オプション・法定安全備品・進水諸経費・輸送費など除く
主な特長
- 1.卓越した走行性能
-
- エンジンは、ターボチャージャー・インタークーラー・インジェクター等を最適化する事により、高出力を確保しながら低エミッション、低燃費、低振動、低騒音を達成
- アルミハルには、高い強度を誇る「アルミ合金A5083」を採用。FRPと比較して、高剛性で粘り強く、破断しにくい構造であるため、波からの衝撃や振動、ノイズを大きく低減
- 2.10年経っても色褪せない美しいスタイリング
-
- カーデザインで採用している複雑な3D曲面の造形処理のノウハウを取り入れ、立体的なフォルムと曲線美を追求。流麗な面とダイナミックな線を両立し、遠目でもPONAMシリーズと分かる圧倒的なボリューム感のあるオリジナルデザインを採用
- 後ろに大きく張り出し、機能性を高めた日差しや雨をよけるためのイーブス(庇)とクルマのスポイラーのような後部デッキのレールが斬新なリアビューを演出
- 3.機能性を高めた内外装と高い操船性
-
- フライブリッジ*は良好な視認性と開放感を、前後のデッキは広々としたスペースを確保
- キャビンは、カジュアルなデザインを基調としつつも落ち着きのある開放感に満ちた室内空間とし、中央に一直線の通路を配した使い勝手のよいレイアウトを実現。多彩なアレンジができるソファーやカウンターなど随所でくつろぎやすさと使いやすさを追求
- 「トヨタドライブアシスト」「トヨタバーチャルアンカーシステム」などの操船支援システムをオプション設定。熟練の操縦者でも難しいボートの離着岸や、船体の位置・方向保持を簡単にできる操船性を実現
- *フライブリッジ
- キャビンの上部にある操縦スペース
主要諸元
全長/全幅 [m] |
10.57/3.20 | |
|---|---|---|
重量 [kg] |
5,600 | |
総トン数 [トン] |
6.6 | |
| エンジン | 名称 | M1KD-VH |
排気量 [cc] |
2,982 ×2 |
|
出力 [kW(PS)] |
191(260) ×2 |
|
| ハル | アルミ合金製 | |
燃料タンク [L] |
620 | |
清水タンク [L] |
110 | |
定員 [名] |
12 | |
フライブリッジ [名] |
5 | |
| 航行区域 | 沿海 | |
以上





